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2024.06.17

「エンゲージメント」とは? SNSにおける工夫や企業の取り組みの実例を解説

ビジネスにおける「エンゲージメント」とは、「会社と従業員の間の信頼関係」のこと。本記事では、「エンゲージメント」が求められる背景や、マーケティングにおける「エンゲージメント」について解説します。

皆さんは、働いている会社に対する思い入れはありますか? 転職や人口減少で、優秀な社員が流出してしまう企業も多い中で、会社と従業員の信頼関係を深めることは大切な要素になっています。本記事では、「エンゲージメント」の複数の意味やマーケティングにおける「エンゲージメント」、「エンゲージメント」が高い企業について解説します。

「エンゲージメント」の意味

「エンゲージメント」(engagement)は、「誓約」「約束」「契約」などの意味を持つ英単語です。まずは、辞書にどのように記載されているのかみていきましょう。

1 約束。契約。協約。
2 結婚の約束。婚約。
3 広告などの各種マーケティング活動において、顧客の興味や注意を引きつけ、企業と顧客の結びつきを強めること。→エンゲージメント率

『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

以上のように、「エンゲージメント」には複数の意味があります。直訳すると、「契約」「約束」という意味ですが、ビジネスにおいて「エンゲージメント」とは、主に会社と従業員の間の信頼関係のことを指します。従業員が会社に抱く思い入れや愛着のことは、「従業員エンゲージメント」といわれますね。また、顧客が、企業のブランドなどに対して愛着や信頼感を持つことを「顧客エンゲージメント」といいます。

会社と従業員の関係性、企業と顧客の関係性を構築するためには、エンゲージメントを高める取り組みが必要とされています。

(c) Adobe Stock

「エンゲージメント」が求められる背景

現代では、より良い待遇や環境を求めて転職をすることが当たり前になっています。特に優秀な人材ほど、引き抜きや独立をする傾向があります。このような価値観の変化に加えて、労働人口が減少し、たくさんの企業が人材の獲得や定着に苦労しているというのが現状です。

従業員には、自社で働くことへの誇りを持ってもらい、会社のミッションやビジョンに共感してもらうことで、従業員との信頼や結びつきを強める企業側のはらたきかけが必要となるのです。

優秀な人材の確保や企業の業績向上のためにも、双方の信頼関係を深める「エンゲージメント」が求められるようになっています。

マーケティング分野における「エンゲージメント」

マーケティングの分野で働いている人は、顧客との「エンゲージメント」を高めることが業務の一環として求められているのではないでしょうか? 企業ブランドや商品を紹介するSNSや広告メッセージに、消費者側が共感や好意を持つことで、ファンや顧客が変化し、商品の購買につながります。

SNSマーケティングにおける「エンゲージメント」

マーケティングでのSNS運用で、エンゲージメントを高めることがファン(フォロワー)を増やすために大切です。ユーザーとのコミュニケーションを意識した取り組みを行うことで、ブランドへの愛着や信頼感が高まるでしょう。

例えば、ユーザーが知りたがっているのはどんな情報なのかを調査し、SNSの投稿内容やコンテンツ作りに生かすことができれば、ブランドのファンが増加し、口コミで情報が拡散されるなど、売り上げの増加にもつながります。

SNSでの「エンゲージメント率」を高めるには?

では、SNSでのエンゲージメント率を高めるには、具体的にどうすればいいのでしょうか? ここでは、instagramやX(旧・Twitter)での事例を交えて紹介します。

(c) Adobe Stock

1:テーマを設定する

会社の強みやサービスの特徴など、一貫したテーマを決めてみましょう。例えば、Xでは投稿やフォローしたアカウントに関連するアカウントやツイートがおすすめとして表示される仕組みがあります。「レトロなインテリア」や「サステナブルなコスメ」などといったテーマを発信することで、それらに興味のあるユーザーに情報が届きやすくなるのです。

2:ペルソナの設定

マーケティングにおける「ペルソナ」とは、企業やブランドのファンになってくれるであろう仮想の人物像です。年齢や性別、住んでいる地域などの基礎情報のほか、1日の過ごし方や趣味、ライフスタイルなどを細かく設定した人物像を作り込みます。

このようなペルソナに近い人たちに、ファンになってもらうにはどのような内容の投稿や記事コンテンツを作ればいいのかが見えてくるでしょう。また、ペルソナがSNSを見る時間帯を調査することで、その時間に「予約投稿」すればより効率的に、より多くのユーザーに情報が届くことにつながるはずです。

3:ユーザーとのコミュニケーション

ユーザーと企業の結びつきを強めるためには、SNSを通じたこまめなコミュニケーションをとることが大切です。ブランドイメージから、企業側がユーザーの投稿にいいねやシェアができない場合には、他の方法でコミュニケーションをとる工夫が必要となります。

例えば、instagramでリールやライブ配信をして、ユーザーの反応を見たり、ファッションブランドであれば体系別のコーディネートの仕方やメイクの仕方の悩みに答えるなど、一歩踏み込んだ企画をすることで、より顧客との距離感が近づくでしょう。

(c) Adobe Stock

最後に

従業員として働く立場では、企業側が従業員との「エンゲージメント」を高めるためにどのような取り組みをしているかを把握しておくことも、働きやすさやキャリアアップにつながることになるでしょう。就職や転職の際の、チェックポイントとして「エンゲージメント」を覚えておきたいですね。

TOP画像/(c) Adobe Stock

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