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2024.06.16

「リテラシー」とは? ITリテラシーなどの種類や身につける方法を解説

ビジネスシーンにおける「リテラシー」とは、「特定の分野に関する知識や、活用する能力」を指します。「情報リテラシー」や「メディアリテラシー」などの意味や、リテラシーを高める方法などを見ていきましょう。

近年、ビジネスシーンでよく耳にする「リテラシー」という言葉。社会人として身につけておきたい知識であることは承知しているものの、「身につけてどんなメリットがあるの?」「どうしたらリテラシーが高い人になれるの?」などと、思っている人も多いのではないでしょうか。

本記事では、基本的な「リテラシー」の意味や各分野の「リテラシー」の意味、リテラシーを高める方法などを解説します。新しい時代を生きるためのヒントとして参考にしてみてはいかがでしょうか?

「リテラシー」の意味

そもそも「リテラシー(literacy)」とは、どんな意味があるのか辞書で確認してみると、

1 読み書き能力。また、与えられた材料から必要な情報を引き出し、活用する能力。応用力。
2 特定の分野に関する知識や、活用する能力。「コンピューター―」「情報―」

『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

という2つの意味があります。本来は、「読み書き能力」を指す言葉でしたが、現代では2番目の意味を指すことがほとんどです。ビジネスシーンでは、「ある分野の情報を適切に理解し、活用すること」というニュアンスで用いられることが一般的ですね。

例えば、IT関連であれば、「デジタルリテラシー」「AIリテラシー」、健康の分野であれば、「ヘルスリテラシー」などが挙げられます。それぞれの分野の専門知識や対応能力を持ち合わせている人は、「リテラシーがある」。持ち合わせていない人は「リテラシーがない」と評価されることがありますね。

(c) Adobe Stock

「リテラシー」の種類

ビジネスシーンにおいて「リテラシー」は、「〇〇リテラシー」という形で耳にする機会が多いですよね。それぞれの分野で「情報リテラシー」や「ITリテラシー」などと呼ばれていますが、具体的にどんな内容を指すのか見ていきましょう。

1:ITリテラシー

「ITリテラシー」とは、ITに関する知識を身につけ、活用する能力のことです。「ITリテラシー」の中には、ネット上の情報の正確性を見極めるスキルや、必要な情報を検索することができる「ネットリテラシー」。

パソコンやタブレットなどのデジタル機器を適切に扱う知識や、システム開発やソフトウェアの活用能力などを指す「コンピューターリテラシー」などが含まれます。

ITリテラシーの向上や仕事に役立つ資格として、「ITパスポート試験」や「J検(情報検定)」、「マイクロオフィススペシャリスト(MOS)」などがあります。ITの分野でキャリアを築きたいという人は、これらの資格を身につけることでビジネスチャンスが得られる可能性も。

また、専門分野ではない人でも、基本的なコンピューターの仕組みやセキュリティに関する知識を持っておくことで、仕事の効率がアップするでしょう。

2:メディアリテラシー

「メディアリテラシー」には、大きく分けて2つの意味合いがあり、ひとつ目はテレビや雑誌、Webなどを活用する知識やスキルを持っていること。もう一つは、メディアから与えられる膨大な情報から、噓の情報と正確な情報を見分ける目を持つ能力を指します。

一人の視聴者として、テレビやネットニュースなどのデマを見抜く目を持つことで、誤った情報を信じたり、偏見を持つことを防ぐことができるでしょう。

また、マーケティング部や広報部として、社内の情報をSNSやHPなどで発信する際には、誤った情報を流して炎上することがないよう、「メディアリテラシー」を高めることが求められます。

参考:総務省|放送分野におけるメディアリテラシー
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/top/hoso/kyouzai.html

3:金融リテラシー

「金融リテラシー」は、経済的に自立し、より良い生活を送るために必要な、お金に関する知識や判断力のこと。金融と経済の基礎知識(金利やインフレ、デフレ、為替など)や金融商品(保険やNISAなどの資産形成商品)を選ぶスキルなどを身につけることで、家のローンを組む際や投資、貯蓄といった場面で適切な判断をすることができます。

偽メールやフィッシング詐欺などの手口が多様化したり、電子マネーなどの新たな決済手段が普及し、現金を触らずに買い物をすることができる現代。お金に関するトラブルに巻き込まれないためにも、若いうちから金融リテラシーを高める必要がありますね。

参考:政府広報オンライン|「金融リテラシー」って何? 最低限身に付けておきたいお金の知識と判断力
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201404/1.html

(c) Adobe Stock

「リテラシー」を高めるメリット

リテラシーを高めたいと思う一方で、新しい知識やスキルを身につけることは時間と労力もかかります。リテラシーを高めるメリットを知っておくことで、学ぶモチベーションを維持することができるでしょう。

1:詐欺やSNSでの炎上などのリスクを回避できる

先ほど説明した金融リテラシーやメディアリテラシーを高めることで、詐欺やSNSでの炎上などのリスクを回避することができます。世間では、うっかり安全性の低いWebサイトにアクセスしてしまったり、送り主不明のメールを開いて個人や会社の重要な情報が漏洩してしまう、などのトラブルが多発していますよね。

思わぬトラブルに巻き込まれないためにも、自分自身を守る方法の一つとしてリテラシーを学ぶことは誰にとっても有益です。

2:業務を効率化できる

一昔前までは、会議といえば社内に社員が集まって行われるもの、というイメージがありましたが、現在ではZoomなどのITツールを使ったビデオ会議が浸透してきていますよね。このように、メールやチャット、アプリなど新しい技術をうまく活用することで、時間や場所に縛られずに働いたり、業務時間の短縮化など効率的に仕事を進めることができるでしょう。

3:会社から求められる人材になる

現在の日本では、IT人材が不足しているため、エンジニアなどの専門知識を持つ業種が多くの企業で求められています。ITに関する資格などを取得しておくことで、給与や待遇面が良くなったり、転職活動が有利になる、フリーランスで仕事をして、独自のキャリアを築くことができるなど、さまざまな場面でメリットがあるでしょう。

リテラシーを高める方法

あらゆる分野でデジタル化が進み、リテラシーを身につける必要性が高まっていることを感じる機会も多いのではないでしょうか? 「どうしたらリテラシーを高められるの?」と疑問を感じている人へ、具体的な方法を3つピックアップしました。

(c) Adobe Stock

1:社員研修などのカリキュラムを受講する

もし、社内にITリテラシーを高めるためのカリキュラムなどがある場合は、勇気を持ってチャレンジしてみては? 内容はさまざまですが主にネットを利用する際のマナーや、注意点などに関する知識を学ぶための座学と、コンピューターのシステムや、アプリケーションの操作方法・手順などを身につける実技があります。

eラーニングやウェビナーなどのオンライン講座なども増えてきているため、時間や場所に縛られずに学ぶことができますね。

2:IT関連の資格を取得する

先述しましたが、ITに関する資格を取ることもリテラシーを高める方法として効果的です。中には、資格取得を希望する人への受験費用補助や、合格者への報奨金などの制度を設けている企業もあるため、興味がある場合は会社に問い合わせてみるといいでしょう。

情報リテラシーのノウハウを生かして、独立や起業を考えている人は、将来を見据えて資格を取得しておきたいですね。

3:ITツールを活用してみる

本や講座などで得た知識は、実際に使ってみることで理解が深まるもの。今までの仕事のやり方を見直して、手作業などアナログなやり方でやっていたことを、アプリやChatGPTに替えて業務をデジタル化することで、おのずとITに関するスキルが身につくはずです。

最後に

リテラシーには、「ITリテラシー」や「メディアリテラシー」など、各分野で求められる知識やスキルが存在します。スマホやパソコンなどを当たり前のように使っている私たちの生活の中では、どの分野の知識も身につけておいて損はないはずです。新しいスキルや技術をうまく取り入れて、理想のキャリアを築けるといいですね。

TOP画像/(c) Adobe Stock

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