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2023.07.30

「筋を通す」ってどういうこと? 意味や使い方、類語表現などを紹介

「筋を通す」とは、「首尾を一貫させる」や「道理にかなうようにすること」という意味を持つ言葉です。「首尾一貫させる」「初志貫徹する」などが類語にあたります。本記事では、「筋を通す」の意味や使い方、類語表現、筋を通す人の特徴について見ていきましょう。

「筋を通す」とは?

皆さんは、一度決めたことを最後までやり遂げた経験はありますか? とくに、他者との果たさなければならない約束を最後まで守るときなどに「筋を通して約束を守る」などと使います。

本記事では、「筋を通す」の意味や使い方、類語表現や筋を通す人の特徴などについて一緒に見ていきましょう。

「筋を通す」の意味

「筋を通す」とは、「首尾を一貫させる」や「道理にかなうようにすること」という意味があります。「筋」にはたくさんの意味があるのですが、「筋を通す」における「筋」は「物事の道理」という意味です。

したがって、筋を通すとは物事の道理を示すため行動とることをさします。注意しなければならないのは、筋を通すためには目に見えるかたちで結果を残さなければならないということです。

心のなかで思うだけだったり、頭のなかで考えたりしているだけでは、筋を通しているとは言えません。

参考:『デジタル大辞泉』(小学館)

窓際の席で笑顔で仕事をする女性
(c)Shutterstock.com

「筋を通す」の使い方を紹介

続いて、「筋を通す」という言葉の使い方について紹介しますね。普段の生活のなかで「筋を通す」という言葉を使う機会は多くないかもしれません。どんなときに使うのだろうという方のために、ここでは「筋を通す」の使い方を例文で紹介しますね。

1:「彼女は自分の信念に従って、つねに筋を通す実直な人物として評価されている」

他者を評価するときに「筋を通す」という言葉は使うことができます。「筋を通す人」という評価は、約束をきちんと果たしたり義理堅かったりする人というニュアンスになるので、ポジティブな意味です。

2:「店長は、顧客の要望に対して不誠実な対応を私に指示した。しかし私は筋を通して対応するべきだと反対した」

例えばビジネスシーンなどでは、お店側が不利益を被ってしまうようなトラブルが起きてしまうこともあります。そんなときに、お店側が利益を守るために不都合な情報などを顧客側に隠ぺいしたり改ざんしたりして問題になることも少なくありません。

しかし、そんなときこそ筋を通してお店側の誠意を見せるべきなのではないでしょうか…?

入口でチェックする女性
(c)Shutterstock.com

3:「未熟な自分の仕事ぶりに、上司から“筋を通せ”と叱責を受けた」

仕事も趣味も、なにかを新しく始めたときは等しく未熟です。道理にかなっていない行動や態度を取ってしまうこともあるかもしれません。そんなときには、なぜうまくいかなかったのか自分の行動を見直したり、今後はどのように改善していくかを考えたりするようにしたいですね。

「筋を通す」の類語表現とは?

「筋を通す」の使い方はマスターできましたか? 「筋を通す」と似た表現もあるので、場面や相手に応じて使い分けてみてください。

1:首尾一貫

「首尾一貫」とは、「行動や考え方、方針などが最初から最後まで変わらないで、筋が通っていること」という意味の四字熟語です。読み方は「しゅびいっかん」になります。「首尾一貫している主張」「首尾一貫して無罪を主張しています」などと使われますよ。

2:初志貫徹

「初志貫徹」は、「しょしかんてつ」と読みます。「最初に心に決めたことは最後まで貫き通すこと」という意味です。「初志」には「最初の気持ち」、「貫徹」には、「貫き通す」というニュアンスがあります。

「初志貫徹したことが、今回の成果に繋がりました」というように使うことが可能です。

3:責任を果たす

筋を通すことの例として、約束を守る、誠実に対応するなどが挙げられます。それは、責任感があるからこその行動。「責任を果たしたことで、相手からの信頼を得た」「責任を果たしてこそ一人前だ」などというように使います。

筋を通す人はどんな人?

最後に、筋を通す人について見ていきましょう。筋を通す人は、基本的に周りの人から信頼されます。それは、なぜなのでしょうか?

1:律儀

筋を通す人は、律儀な人が多いです。例えば、社交辞令を含みながら言った「いつかお茶でも行きましょう」という言葉も、実現するために動くような実直さを兼ね備えています。相手への誠意を大切にして接しているという見方もできるでしょう。

2:目標を持っている

人生の各ステージにおいて確固とした目標を持っている人は、日頃から達成するために努力をします。そのときに必要なのは、ブレない軸を持つこと。それは、筋を通すことにも繋がるのではないでしょうか。

打ち合わせをする女性たち
(c)Shutterstock.com

3:論理的

筋を通す人は、論理的な人が多い印象です。論理とは、考えや思考の筋道のこと。つまり、筋道を通すためには、論理的な思考が必要であり、必須とも言えるかもしれませんね。

最後に

「筋を通す」という言葉は、仁侠映画などのシーンで凄みを持ったキャラクターが言うセリフというイメージが強い人もいるかもしれませんね。日常会話で使われることは少ないかもしれませんが、ビジネスシーンなどではしばしば使われる言葉でもあります。

「筋を通す」とは、「首尾を一貫させる」や「道理にかなうようにすること」を表す言葉です。責任感や自分の軸があり、一度決めたことをやり遂げる人に対して使われます。

筋を通す人は、自分の意思をしっかり持って、それをもとに行動できるので周囲からの信頼も厚いです。皆さんの周りにもそんな人はいますか? お手本にしながら、筋を通す人をぜひ目指してみてくださいね。

TOP 画像/(c)Shutterstock.com

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