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2023.03.05

「気にする」とはどういうこと?「気になる」との違いや英語表現を紹介

「気にする」とは、「ある人や事柄が心にとまること」「意識したり心配したりすること」を表す言葉です。「気にしないでね」と相手を慮るときにも用いられます。本記事では、「気にする」と「気になる」の違いや英語表現、言い換え表現などについて解説しましょう。

「気にする」とはどういうこと?

日頃何気なく使う「気にする」「気にしない」という言葉。改めて意味や使い方を考える人は少ないかもしれませんね。本記事では、そんな「気にする」という言葉について考えてみましょう。

例えば、そもそも「気」の意味とはどういう意味でしょうか。また、「気にする」の英語表現や「気にする」と「気になる」の違いは知っていますか? 本記事では、日常生活では見逃しがちなこれらの疑問について紹介します。

「気にする」の意味

そもそも気にするの「気」は、「意識やこころの動き」を表しています。つまり、「気にする」とは、「ある人や事柄が心にとまること」「意識したり心配したりすること」を表す言葉です。

「気」を使う言葉には「気に病む」や「気の毒」、「気が詰まる」などがありますね。「気に病む」とは、「心配すること」。「気の毒」とは、「心が痛むさま」。「気が詰まる」は、「憂鬱に感じること」。いずれの言葉も、自身の感情が動いている様子を表しています。

頬を触りながら鏡をみる女性
(c)Shutterstock.com

「気にする」と「気になる」の違いを解説

続いては、「気にする」と「気になる」の違いについて解説しましょう。「気に」まではどちらも同じです。違うのは「する」か「なる」かということになります。「する」というのは、主に動作を表す言葉です。一方「なる」には作用する、でき上がるなどという意味があるようです。

例えば、「気にする」は「目が合った彼女のことをつい気にしてしまう」などと使われることがあります。この場合、意識が彼女の方に自ずと向いているため、気に「する」ということになるのです。

一方、「気になる」はどうでしょうか。例えば、「飼っている猫の様子がいつもと違うので気になる」などと使われることがあります。「なる」は、ある事柄が心の状態に作用していることを指すため、無意識にでもそわそわした状態になってしまう場合に当てはまると言えるでしょう。

まとめると、主体的に意識が向くときは「気にする」、外的な要因によって意識を向けざるを得ない状態のときは「気になる」というのが違いと言えるのではないでしょうか。

「気にする」を英語でどう表現する?

ややこしい違いでしたが、「気になる」と「気にする」の違いは何となく理解できたでしょうか。続いては、「気にする」の英語表現について紹介します。

1:「Don’t worry what people say」(他人が言っていることなんて気にしないで)

「Don’t worry」だけで「心配しないで」というようなニュアンスになることはご存じだと人も多いのではないでしょうか。

「Don’t worry what people say」で「他人が言っていることなんて気にしないで」というニュアンスになるようです。

2:「I don’t care what people say」(私は周りのうわさなんて気にしない)

「Don’t worry what people say」は、相手に対して気にすることないよ、心配しないでと声掛けをする際に使われます。一方で、「I don’t care what people say」は主語が「I」であることからも分かるように、「私が」気にしないことを伝えるための表現です。

ソファで笑い合う女性
(c)Shutterstock.com

3:「Do you mind If I open the window?」(窓を開けるのは気になりますか?)

「Do you mind ○○」という表現もしばしば使われます。「mind」の持つ「気にする」というニュアンスには、「不快感があるかどうか」が含まれるのだとか。そのため、「Do you mind If I open the window?」を直訳すると、「窓を開けると不快に感じますか(気になりますか)?」というようなニュアンスになるようです。

「気にする」の使い方を例文で紹介

「気にする」に関連する英語表現を紹介しましたが、日本語ではどのように使われることが多いのかについても見ていきましょう。

1:「私は彼女を傷つけるような言葉を言ってしまった。しかし彼女は気にするそぶりを見せずにその後も私に接してくれている」

「気にする」とセットで使われることが多い言葉のひとつに「そぶり」があります。「そぶり」とは、「表情や態度のこと」です。私の言葉を受けて、傷ついた様子や怒った様子を見せない、つまり気にしていないように見せていることを「気にするそぶりを見せない」と表現するのです。

2:「失敗をいつまでも気にする性格を直したい」

皆さんは、気持ちの切り替えをうまくできるタイプですか? 失敗したことや怒られたことを振り返ってくよくよしてしまうことってありますよね。「いつまでも気にする」と使うときは、ネガティブなニュアンスが込められていることが多いようです。

3:「最近ずっと気になっていたワンピースを購入した」

興味や関心を持ち続けている事柄について、「気にする」「気になる」を使うことができます。この場合「気にしていたワンピース」と言い換えることもできそうですね。

「気にする」の言い換え表現とは?

最後に、「気にする」の言い換え表現について見ていきましょう。「気にする」は様々なシーンで使われるため、文脈によって言い換え表現や類語表現も無数に存在します。本記事では、その一部について紹介しましょう。

1:気にかける

「気にかける」とは、「ある事柄や人に関心を払うこと」という意味です。「部下を気に欠ける」や「気にかけていただいてありがとうございます」など、ビジネスでも使われることの多い表現なのではないでしょうか。

2:気遣う

「気遣う」は、「相手に対してあれこれと心配する」という意味です。相手に関心を寄せて心配するという点で、「気にする」と類似の表現と言えるのではないでしょうか。

お茶をする女性たち
(c)Shutterstock.com

3:心配する

いちばんベターな言い換え表現が「心配する」かもしれませんね。「相手の体調を気にする」は「相手の体調を心配する」と言い換えることができます。

最後に

本記事では、「気にする」という言葉にフォーカスを当てて見ていきました。「気にする」と「気になる」の微妙な違いや、「気にする」の類語表現などは参考になりましたか?

「気にする」は、文脈によってニュアンスが少しずつ異なってきます。本記事で紹介した類語表現以外にも、「懸念」や「懸案」といった熟語で言い換えられる場合も。このように枝葉を伸ばすようにして、言葉のアンテナを張ることで豊富な語彙を養うことができるのではないでしょうか。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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