【100人に聞いた】人前で緊張しない? 緊張する?
※アンケート20~39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
20~30代の女性100人に人前で緊張しますか? と質問したところ、はい… 77.5% いいえ… 22.5%との結果に。
今回のアンケートでは、全体の8割近くの人が「はい」と回答。「幼い頃から緊張しやすい性格である」「何回経験しても人前に出ることに慣れない」などの意見が多く寄せられていました。
【人前で緊張しない方法を知る前に】そもそも人前で緊張する理由とは?
人前で緊張してしまう人は、なぜ人前で緊張をしてしまうのか、その理由を明確にする必要がありますよね。ここでは、人前で緊張してしまう理由を7つピックアップ。自分に当てはまるものがないか、確認してみてくださいね。
【1】話すことが苦手
緊張のせいで上手く話せなかったり、逆に自己主張が強くなってしまったりといった、人とのコミュニケーションを苦手とする人もいるのでは。
SNSの流行もあり、LINEやチャット内で会話することも増えたので、直接顔を見て会話することが苦手になってしまったという人も少なくないはず。
「うまく話せない」(30代・東京都)
「変なことを言ってしまわないか不安だから」(30代・茨城県)
「人前で話すのが苦手だから」(30代・北海道)
「何を話して良いのか分からない。相手にどう思われているのか、気にしすぎてしまう」(20代・愛媛県)
「会話自体が苦手」(30代・長野県)
【2】あがり症
人前に出ると手足が震えたり、頭の中が真っ白になってしまったりなど、人よりも極端に緊張してしまう症状を世間では「あがり症」と呼んでいるそう。緊張の度が増すと、日常生活にも支障をきたすので注意が必要。
あがり症の人は人前で発表をする以外にも、電話対応や店員さんに注文をする際の会話など多くのシチュエーションで緊張が高まってしまうとも言われています。
「単にあがり症」(30代・長野県)
「緊張しいだから」(30代・広島県)
「あがり症なので」(30代・岡山県)
「頭の中が真っ白になって、何を言えば良いか分からなくなってしまうから」(30代・神奈川県)
「あがり症でかたまる」(20代・埼玉県)
【3】人見知り
人見知りの人は、親しい人とは気兼ねなく会話できるのに、初対面やあまり面識がない人には自分から会話ができません。
特に大勢人がいる中でのコミュニケーションが苦手なので、相槌メインの会話になっていることも多いのです。
「人見知りだし、話すのがうまくないから」(30代・愛知県)
「人見知りなので」(20代・大阪府)
「大勢が苦手」(30代・静岡県)
「人とのコミュニケーションをとるのが苦手だから」(30代・兵庫県)
「人前に出るのが苦手だから」(30代・愛知県)
【4】注目されたくない
人から注目されることを快感だと感じる人もいれば、すごく緊張してしまい、集中できなくなってしまう人もいるようです。
控えめな縁の下の力持ちタイプの人は、人前で話したり何か披露するのは苦手だと感じている可能性も。
「人に注目されるのが苦手」(30代・北海道)
「皆の目が一斉に集まると普段と違う光景にハッとしてしまう」(30代・大阪府)
「顔を見られるのが恥ずかしい」(30代・愛知県)
「昔から、人に見られていると思うとなぜか緊張する」(30代・兵庫県)
「視線が気になるので」(30代・神奈川県)
「みんなが自分に注目していると思うと、どうしてもドキドキしてしまうから」(30代・東京都)
【5】人からよく見られたい
常に他者からの評価に敏感なタイプは、「自分の良い部分を見て欲しい」というプライドの高さが人前で緊張してしまう原因になっているのかもしれません。
他人は本人が思うよりも、周りのことを気にしていないもの。自意識過剰に考えすぎてしまう必要はありません。
「自分の言動で、相手を不快にさせないか心配だから」(30代・京都府)
「良い自分を見せたいと思ってしまうから」(30代・茨城県)
「人にどんな風に見られるのか、他人の評価が気になって不安になるから」(30代・岐阜県)
「嫌われたくないから」(30代・千葉県)
「見られて何を思われているのかと思うと緊張する」(30代・滋賀県)
【6】失敗が怖い
人前で話すときに「絶対に失敗はできない」「相手を不快にさせないように気をつけなくちゃ」と成功暗示をかけすぎていると、完璧にこなすことへのプレッシャーが高まってしまいます。
特に完璧主義の人はそのような思考が強いので、失敗すること=悪いことという認識が強くなり、緊張が加速してしまいます。
「ミスを恐れる」(30代・東京都)
「失敗が嫌だから」(20代・兵庫県)
「上手くできなかったらどうしようと考えてしまうから」(20代・広島県)
「慣れてないからミスしそう」(20代・大阪府)
【7】自信がない
過去の失敗がトラウマになっていたり、話す内容への理解が薄いと上手に話せる自信がないので、ネガティブ思考になりがち。
準備不足ということも原因のひとつで、そのせいで自信がなくなっている可能性も考えられます。
「うまく喋れる自信がないから」(20代・兵庫県)
「注目されている気がするから。自分に自信がないから」(20代・広島県)
「人前で話す経験が少ないため。自信がない」(30代・岐阜県)
人前で緊張しない方法とは?
どんなときでも緊張せず冷静さを保てる人には憧れますよね。「人前で緊張しにくくなるコツ」を掴めば、誰でも苦手意識を払拭できるはず。アンケート結果で意見が多かった5つのポイントを紹介していきます。
【1】人前に出ることに慣れる
人前で緊張しないためには、緊張感に慣れることが大切。なるべく多く人前に出る経験を積んで、その感覚を体に覚えさてゆきましょう。
いきなり100人の前でスピーチするよりも、10人の前でのスピーチの方が緊張感は少ないですよね。一気に高い目標を立てずに、少しずつハードルを上げていくような感じで、人前に出る回数を増やしていくのがGOOD!
「慣れだと思う」(30代・兵庫県)
「経験」(20代・千葉県)
「場慣れ」(20代・北海道)
「人前に出る回数を増やす」(30代・沖縄県)
「大勢の前で喋る機会を増やす」(30代・兵庫県)
【2】周りを意識しない
自分が人前に立ったときに、目の前に多くの人がいると急に緊張感が高まってしまいますよね。
そんなときは、目の前にいる一人の人と1対1で会話をしているような感覚で話を始めるのがベスト。
「視力が悪いので、メガネをはずして見えにくくする」(30代・静岡県)
「相手の目を見ない。鼻のあたりを見る」(20代・岐阜県)
「相手を必要以上に意識しないこと」(20代・島根県)
「相手と目を合わせないこと」(30代・東京都)
「人を見ないようにする」(30代・大阪府)
【3】考えすぎない
心配症や考えすぎてしまう性格の人は、人前で緊張してしまいがち。
たとえば、ほんの些細なことでも考えすぎて強いストレスを感じてしまったり、上手くいくはずだったことも過剰に心配しすぎて失敗してしまったりなど、損することも多いのです。肩の力を抜いてリラックスすることが、成功させる秘訣でもあります。
「あまり意識しすぎないようにする」(30代・茨城県)
「何も考えないようにする」(30代・神奈川県)
「人に期待を持たないこと。深く物事を考えないようにする」(30代・東京都)
「相手も緊張してるから同じ状況であると思うこと」(30代・東京都)
「結局、そんなに注目されてないと思うこと」(30代・東京都)
「気楽に考える」(30代・神奈川県)
【4】前向きにとらえる
「人前で上手く話せなかったらどうしよう」と失敗するイメージを膨らませると、人前に出ることが億劫になってしまいます。
緊張は刺激となり、自分を成長させるスパイスとポジティブに考えてみると、人前で話す際のモチベーションも変わってくるのではないでしょうか。
「人生一度きりだから、緊張してやらかしても気にしないというスタンスでいく」(20代・神奈川県)
「失敗して当たり前の精神でいく」(30代・愛知県)
「自分が思っている以上には、相手は何にも思っていないと考えること」(30代・京都府)
「失敗しても別にいいと思っているし、やりきることが大事だと思ってる」(20代・茨城県)
【5】精神的に安定させる
芸能人やスポーツ選手のように人前に出る機会が多い方で「メンタル面を安定させることが大切」と公言している方もいます。
成功しているビジョンを頭に描いたり、「私ならできる」と言い聞かせ自身を安心させるなど、自分でもできそうなことは試してみると◎。
「呼吸を落ち着かせること」(30代・鳥取県)
「イメージトレーニングしておく」(30代・東京都)
「強い気持ちをもつ」(20代・熊本県)
「嫌われることを恐れない」(30代・東京都)
「人の視線が気にならないくらい自信を持つ」(30代・北海道)
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最後に
人間なら誰しも「緊張」を経験したことがあるはずです。
「緊張すると普段のパフォーマンスを発揮できない」と嘆く人もいる傍ら、「心地良い緊張感が、自分に刺激を与えてくれるので集中できる」と前向きに捉える人もいるよう。なので、一概に「緊張=悪いもの」という認識を持たないことが賢明。
もし極度のあがり症の方がいるとするならば、日々訓練をすることで緊張という感情が少しずつ抑えられるようになることを覚えておきましょう。自分の「緊張」という感情を上手くコントロールできるように、経験を積んで自信に変えていけたらいいですね。
あなたが、自身の魅力を100%発揮できますよう、心から応援しています。
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