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LIFESTYLE

2023.02.06

「啓蟄」とはいつのこと? 読み方や由来、2023年における日にち、季節感を解説

「啓蟄」とは二十四節気のひとつで、春の季語でもあります。今回は啓蟄とはいつか、読み方やその由来、2023年における日にち、七十二節気での啓蟄の初侯・次侯・末侯などを解説します。あわせて季節を感じる花や食べ物も解説するため、ぜひ参考にしてください。

「啓蟄」の基礎知識

2023年3月のカレンダー
(c)Shutterstock.com

「啓蟄」とは、季節の移り変わりを知るために1年を24つに分割した「二十四節気」のひとつです。啓蟄の時期におおよその目安はあるものの、毎年同じ日にその季節になるわけではありません。

それでは、啓蟄の意味や由来・語源と読み方、2023年の啓蟄の日にちはいつにあたるのかをチェックしていきましょう。さらには、七十二節気での啓蟄の初侯・次侯・末侯、啓蟄と雛人形との関わりなどもあわせて解説します。

啓蟄とは二十四節気のひとつで春の季語

啓蟄とは二十四節気のひとつであり、春の季語でもあります。二十四節気は、太陽の動きにあわせて日付が変動するもので、これによって季節の変化を理解可能です。1年を24つに分割するため、約15日間でひとつの季節として分けられています。

啓蟄とは、そのうちの3番目の季節です。啓蟄の前は「雨水」、啓蟄の後は「春分」と、冬から春に向かって次第に暖かくなってくるころを指します。

啓蟄の由来・語源と読み方

「啓蟄」の読み方は<けいちつ>です。「啓蟄」という文字にはあまり見覚えがなく、意味をイメージしにくいという方も多いかもしれません。

「啓蟄」の「啓」という漢字には、「開く」や「開放する」といった意味があります。また、「蟄」は「虫が土のなかなどに隠れている様子」を指す漢字です。これらをあわせることで、「土に隠れていた虫たちが出てくること」を表現しています。

つまり、「寒い時期に冬ごもりをしていた虫たちが、次第に暖かくなってきたことによって活動を開始するころ」のことです。春の到来を感じて生き物たちが目覚めることを指す印象的な言葉であることなどから、春の季語としてよく選ばれています。

なお、ここでは「虫」といっているものの、この言葉が指しているのは昆虫のことだけではありません。ヘビやカエル、トカゲなども、この場合の「虫」に含まれています。

2023年の啓蟄の日にちは?

啓蟄の日にちには毎年多少のずれがあるものの、例年は3月5日〜3月19日ごろであるといわれています。2023年の啓蟄は、3月6日~3月20日です。

なお、啓蟄の日にちとして指す際は、このように啓蟄から次の季節に入るまでのすべての日を表す場合だけではありません。これ以外にも、啓蟄に入る日、つまり2023年であれば3月6日を指して使う場合もあります。

ここ5年間の啓蟄に入る日は、2018年と2019年は3月6、2020年~2022年は3月5日でした。

七十二侯での啓蟄の初侯・次侯・末侯

季節の移り変わりを表現した言葉は、二十四節気だけではありません。1年を24つに分割した二十四節気を、さらに3つに分けた「七十二侯」もあります。

啓蟄の初侯・次侯・末侯は、以下のとおりです。

・初侯……「蟄虫啓戸<すごもりむしとをひらく>」。例年3月5日〜3月9日ごろ。冬眠をしていた虫などの生き物たちが、戸を開いて春の日差しの下に現れるころを指す。

・次侯……「桃始笑<ももはじめてさく>」。例年3月10日〜3月14日ごろ。桃のつぼみがほころび、花が咲き始めるころを指す。

・末侯……「菜虫化蝶<なむしちょうとなる>」。例年3月15日〜3月19日ごろ。菜を食べる青虫が羽化して、美しい紋白蝶へと生まれ変わるころを指す。

雛人形は啓蟄までに片付ける?

啓蟄と雛人形には、少しだけ関係があります。雛人形をしまうのは、啓蟄までにやっておいたほうがいいという話があるのです。また、雛人形をずっと飾っていて、しまうのが遅れた場合、婚期が遅くなってしまうという言い伝えもあります。

なお、雛人形を飾りはじめるのは、啓蟄の前の二十四節気である雨水には出しておくと良いといわれています。

啓蟄のころはどのような時期?

満開の桃畑
(c)Shutterstock.com

1年のうちの季節を感じられる二十四節気。それでは、啓蟄のころはどのような時期なのかもチェックしていきましょう。

啓蟄におこなう特別な行事はないです。日差しが次第に暖かくなるなど、春の訪れを感じる時期であり、このころに寒い冬のあいだ樹木を守っていた「菰巻き<こもまき>」を外して燃やします。

最後に、啓蟄の季節を感じる花や食べ物についても確認していきます。

季節を感じる花

啓蟄の季節を感じる花などの植物は、「桃の花」「スミレ」「ネコヤナギ」「カタバミ」などです。とくに桃の花は、「桃始笑<ももはじめてさく>」として啓蟄の次侯にもなっています。桃は邪気を払う植物だといわれていて、ひな祭りの飾り付けなどでも定着している花です。

また、アブラナ科アブラナ属の総称である菜の花も、この時期に咲きます。菜の花はおひたしや和え物などでよく食べられています。

季節を感じる食べ物

啓蟄の季節を感じる食べ物は、「ハマグリ」「サヨリ」「ゼンマイ」「ワラビ」「新玉ねぎ」などです。このうち、ハマグリの旬は2月~4月で、お吸い物などにして雛まつりに食べると良縁を招くという言い伝えがあります。ゼンマイやワラビは、葉が広がる前の先が丸まった状態のものを食べます。

また、「十六団子<じゅうろくだんご>」も、啓蟄の季節のものです。十六団子に関連することに、田の神様が春に山から里へ下りてきて、秋に山に戻るという言い伝えがあります。これらの神様の移動日にあたる3月16日と11月16日に、16個の団子を供えるのです。

啓蟄を楽しもう!

春を感じさせる景色
(c)Shutterstock.com

啓蟄とは、冬ごもりをしていた虫たちが、次第に暖かくなってきたことで活動を開始するころのことです。啓には開くという意味があり、蟄には虫が土のなかなどに隠れている様子があるため、これらをあわせることで土に隠れていた虫たちが出てくることを表現しています。

2023年の啓蟄は、3月6日~3月20日です。啓蟄におこなう特別な行事はないものの、春の訪れを感じる季節であり、桃の花なども咲き始めます。

どのような時期なのかや季節を感じる花や食べ物などを理解して、啓蟄の時期を楽しむと良いでしょう。

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