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LIFESTYLE

2025.01.04

3月3日に雛祭りのお祝いをするのはどうして? 由来や雛人形の飾り方を解説

3月3日の雛祭りは女の子の成長を祝い、雛人形を飾ってお祝いをする日です。古くからの厄払いの行事や、平安時代の遊びなどが起源とされています。本記事では雛祭りの由来や雛人形の飾り方を説明するとともに、雛祭りの日にお祝いで食べる食事などを紹介します。

3月3日は雛祭り

雛人形

3月3日は雛祭りで、女の子の健やかな成長を願ってお祝いをします。雛祭りは「桃の節句」や「上巳(じょうし)の節句」とも呼ばれ、もともとは紙で作った人形(ひとがた)を川に流して厄を払う風習が由来のようです。

また、平安時代に貴族の間で流行した遊びが雛祭りの起源ともいわれています。

ここでは、雛祭りの意味や由来についてみていきましょう。

女の子の成長を祝う日

雛祭りは女の子の成長や幸せを祈り、お祝いをする日です。「桃の節句」「上巳の節句」として、五節句のひとつとされています。

五節句とは1月7日の人日(七草)、3月3日の上巳・5月5日の端午(たんご)・7月7日の七夕・9月9日の重陽(ちょうよう)のことです。「節」には季節の変わり目という意味があり、五節句は古くから厄を払う日として行事が行われています。

雛祭りの由来

雛祭りの由来は、古代中国で行われていた、水辺で身を清めて邪気を払うという「上巳節」が日本に伝わり、川に人形を流して厄を払う〝身代わり信仰〟と結びついたといわれています。現代でも一部地域でみられる「流し雛」の風習は、この名残なのだとか。

また、平安時代に行われていた貴族の「ひいな遊び」と組み合わされて、現代の雛祭りになったとする見方もあります。「ひいな」と「ひとがた」を合わせて雛人形が誕生し、流すのではなく家の中に飾るものとなったのが現代の雛祭りとされています。

雛祭りの楽しみ方

雛人形を飾る様子
(c)Shutterstock.com

雛祭りは女の子の成長を祈るとともに、お祝いをして楽しむ日です。代表的な楽しみ方として、雛人形を飾ります。また、邪気を払うとされる桃の花を飾るのが一般的です。雛人形と桃の花を飾ることで、お祝いの席が華やかになります。

雛人形には飾る時期や飾り方、片付け方に決まりがあるとされるため、事前に確認しておきたいもの。

ここでは雛祭りを楽しむための、雛人形の正しい飾り方を紹介します。

雛人形を飾る

雛人形を飾るときに迷うのが、どの場所に飾るかではないでしょうか。飾る場所には特に決まりがありません。床の間がある部屋の上座・南向きがよいとされますが、床の間のない家庭はリビングや居間など家族全員が集まる場所がよいでしょう。

雛人形の段飾りは、平安時代の貴族の婚礼儀式を表しています。最上段には新郎新婦にあたる男雛・女雛を飾り、下段には官女やお囃子、警護の武官などが並びます。段数は、コンパクトな1段から豪華な7段までさまざまで、縁起がよいとされる奇数段が基本です。

雛人形の飾り方

雛人形を飾り始める時期に決まりはありませんが、立春を過ぎたころに出すのがよいといわれています。

雛祭りに近づいてからでも問題はありませんが、前日に飾ることは「一夜飾り」と呼ばれて縁起がよくありません。遅くとも1週間くらい前までに飾るようにするとよいでしょう。

雛人形を飾るのは、大安・友引の日を選ぶのが望ましいとされていたり、二十四節気の「雨水」に飾りはじめると良縁に恵まれるという言い伝えもあります。

雛人形の飾り方については諸説ありますが、7段飾りの一例をみてみましょう。

・1段目:男雛と女雛
・2段目:三人官女
・3段目:五人囃子
・4段目:随身(ずいしん)の右大臣・左大臣
・5段:仕丁(しちょう)の三人
・6段目:雛道具の置き場
・7段目:中央に重箱、左右に御駕篭(おかご)と御所車(ごしょぐるま)を配置

また、3段飾り・5段飾りはおもに以下のような作りになっている傾向にあるようです。

・3段飾り:7段飾りの1段目(内裏雛)・2段目(三人官女)・7段目(雛道具)
・5段飾:7段飾りの1段目(内裏雛)・2段目(三人官女)・3段目(五人囃子)・4段目(随身)・7段目(雛道具)

雛人形の片付け方

「雛人形をいつまでも出しておくと、婚期が遅くなる」という言い伝えもあり、3月3日を過ぎたら雛人形は早めに片付けたほうがいいとされています。

婚期が遅くなるという点に根拠はありませんが、子供の厄や災いを引き受ける役目があるため、そんな雛人形をいつまでも身近に置いておくと幸せが遠のくと考えられたのかもしれません。いずれにせよ、お祝いが過ぎてもそのままにせず、早めに片付けるのが望ましいでしょう。

雛祭りをお祝いする食事

雛人形とちらし寿司
(c)Shutterstock.com

雛祭りは、雛人形を飾るとともに行事食でお祝いすることも楽しみのひとつといえます。雛祭りの行事食にはちらし寿司や白酒、菱餅などがあげられ、それぞれに意味や由来があります。

色とりどりの行事食を食卓に並べることで、華やかな雛祭りのお祝いができるでしょう。

ここでは、雛祭りをお祝いする代表的な食べ物について解説します。

代表的な食べ物

雛祭りの行事食として用意されるのは、おもに以下です。

・ちらし寿司
・菱餅(ひしもち)
・ひなあられ
・白酒(しろざけ)

ちらし寿司は、おめでたいとき一般に作られることの多い食べ物。エビ(長寿)など縁起の良い具材や華やかな色彩がお祝いにふさわしいことから、雛祭りの行事食として定番となっているようです。

菱餅とひなあられ

緑・白・ピンクの3色が重なる菱餅の意味は諸説があり、緑は厄除けや健康、白は子孫繁栄や長寿、ピンクは魔除けを表すというのもそのひとつです。女の子の、健やかな成長への願いが表現されているといえるでしょう。

ひなあられは色合いが菱餅と似ていて、それぞれの色の持つ意味は菱餅と同じとされています。

白酒は蒸した白米と米麹を混ぜて酒を加えたもので、白く濁った甘いお酒です。古代中国の上巳の節句で、厄災を払うために桃の花を酒にひたした「桃花酒(とうかしゅ)」を飲んでいたことが由来とされています。

桃は邪気を払って不老長寿を与える仙木とされており、桃の花を酒に浸すことで健康になると考えられていました。アルコールが含まれた飲み物であるため、子どもはアルコールのない米麹の甘酒を飲むことが多い傾向にあります。

雛祭りは雛人形を飾ってお祝いしよう

7段飾りの雛人形

3月3日の雛祭りは女の子の成長を願う日で、厄払いの流し雛や平安時代の遊びが由来とされています。当日は雛人形を飾ったり、行事食を食べたりしてお祝いをします。

雛人形は立春を過ぎたころから出すのが一般的で、遅くとも1週前には飾るようにしたいもの。3月3日はちらし寿司・菱餅など華やかな食事を用意して、雛人形や桃の花を眺めながらお祝いしましょう。

写真/(c)Shutterstock.com

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