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2023.01.26

過大評価されるのは良くないこと? 過大評価の意味や類語なども紹介

「過大評価」とは、「事実よりも高く見積もったり評価したりすること」をさす言葉です。つまり、過大評価されることは良くないことなのでしょうか? 本記事では、過大評価と過小評価の意味や過大評価の類語表現、過大評価されやすい人の特徴について紹介します。

そもそも、過大評価とは?

人は誰しも、周りからの評価を少なからず気にしてしまいがちです。しかし、その評価が必ずしも正しいとは限りません。「自分が思っているよりも高く評価してもらえた!」という人や、「こんなに頑張っているのに、全く評価してもらえない」という人もいらっしゃるでしょう。

そんな評価を「過大評価」や「過小評価」と言います。本記事では、過大評価と過小評価の意味や過大評価の類語表現、過大評価されがちな人の特徴について紹介しましょう。

拍手をうける女性
(c)Shutterstock.com

「過大評価」の意味

「過大評価」とは、「事実よりも高く見積もったり評価したりすること」です。ありのままや等身大ではなく、それ以上に自分を評価してしまう、もしくはされてしまうことに対して用いられます。

例えば、「自分に自信を持つことは大切だが、過大評価しすぎると周りが見えなくなってしまうので要注意だ」「客観的に見ると、その作品に与えられている評価は過大評価だと思う」というように使うことができるでしょう。

自分自身を過大評価すると、周りが見えなくなってしまったり過激な言動をしてしまったりすることも。客観的に判断する必要がありますね。

過大評価と過小評価

過大評価の他に、過小評価という言葉もあります。「過小評価」とは、「物事を事実よりも低く見積もること、評価すること」という過大評価とは逆の意味を持つ言葉です。自分自身を過大評価しすぎるのも良くありませんが、過小評価しすぎるのも考えものです。

他者に対して自分のことを紹介する際に、謙遜の気持ちを込めて自分を過小評価することもあるかもしれません。しかし、行き過ぎた過小評価は、自分の自信のなさに繋がってしまいます。

一方で、他者から過小評価される場合はどうでしょうか。これは非常にもったいないことですよね。自分の長所や強みが正当に評価されず、なめられてしまったり軽んじられてしまったりするかもしれません。

自分自身でする「過大評価」「過小評価」と、他者からの「過大評価」「過小評価」では、それぞれ意味が異なってくると言えるでしょう。

過大評価の類語表現を紹介

過大評価や過小評価について、考えは深められましたか? 続いては、過大評価の類語表現について紹介します。

1:買いかぶる

過大評価と似た意味を持つ言葉に「買いかぶる」という言葉があります。「買いかぶる」とは、「人や物、事柄の事実以上に高く評価する」という意味です。「買いかぶり」という名詞が動詞化した表現ですね。

「この商品のクオリティーにそんな高評価をするなんて買いかぶりすぎだ」など、買いかぶりという言葉を使うときは「買いかぶりすぎ」という表現で使われることが多いです。

また、「買い被り」と漢字で表記される場合もあります。しかし、一般的には「買いかぶり」と表記されることのほうが多いようです。

「買いかぶる」は、ある対象に対する評価が間違っていることを指摘する際に用いられます。一般的に、事実よりも高い評価されている対象を非難するときに使う言葉なので、低い評価をされている対象に対しては使われません。

喫茶店の店員に文句をいう女性
(c)Shutterstock.com

2:過剰に評価する

「過剰」は「かじょう」と読み、「程度を超えていること」「必要な量を超えて多いこと」などの意味を持っています。したがって、「過大」「過小」のように、「過剰」そのものに「良い」「悪い」というニュアンスがあるのではありません。程度が甚だしいという状態を表現していると言えるでしょう。

例えば、「上司は、お気に入りの部下のことを過剰に評価している」という文章では、「お気に入り」という表現があるため「過大評価している」ことが分かります。

一方、「彼女は、スタッフのサービスが悪かったことで、この店の料理を過剰に評価している」という文章では「サービスが悪い」という部分から、料理を「過小評価している」と言えるでしょう。

3:贔屓目で見る

「贔屓目」とは「ひいきめ」と読みます。「えこひいき」や「贔屓」という言葉は日常生活でもよく使われますね。「贔屓」とは、「自分の気に入ったものや人を引き立てること」「お気に入りのものに対して特にちからをいれること」という意味です。つまり、「贔屓目」とは、「贔屓をした見方」のこと。

自分の気に入っているものや人に対しては、実際とは異なっていても好意的に見てしまいがちです。また、「贔屓目で見ても、うちのわんちゃんが一番かわいい」など自慢したいことを強調したい場合にも使われます。

過大評価されやすい人の特徴

ここまで、過大評価の意味や類語表現など、言葉的なところに着目して紹介しました。続いては、過大評価されやすい人の特徴について見ていきましょう。

自信過剰になって自分を過大評価しすぎるのは良くないことですが、他者から過大評価されるのは自己プロデュースがうまくできていたり、期待されたりしていることの表れと言えるのではないでしょうか。

特に、ビジネスシーンにおいては、自分にとっては過大評価だと感じていてもそのように見られることで、交渉の主導権を握れるなんて場合もあるはず。ぜひ意識してみてくださいね。

1:理路整然とした話し方をする

結論から主張して、理由や内容を分かりやすく話せる人は評価されやすいです。説得力があるぶん、自信があるように見られるでしょう。

発表する女性
(c)Shutterstock.com

2:目標を掲げ、実現できる

実行力がある人も評価されます。ただし、口だけ立派で結果が伴わなかったり、何も行動していない人は本当の意味で過大評価になってしまいますので気を付けましょう。

3:客観的に物事を見ることができる

客観的に物事を見られる人は、「この人は分析力があって、問題点にすぐ気付けそうだな」などと周りから思ってもらえるでしょう。多角的な視点からの意見を発言できたり、トラブルにも冷静に対処できたりすると高い評価に繋がるはず。

最後に

本記事では、過大評価と過小評価の意味や過大評価の類語表現、過大評価されやすい人の特徴について深掘りしていきました。他者からされる評価はあくまでも評価であり、ひとつの意見です。良い部分はさらに伸ばし、悪い部分は改善できるよう、参考程度にすることを意識していきたいですね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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