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2022.04.15

「自惚れ」とは? 意味や類語、「自惚れている」男女の心理・特徴を紹介

「自惚れ(うぬぼれ)」は、「実際以上に自分が優れていると思い込み、得意になること」。自分の才能やスキル、容姿などに過剰な自信を持っている状態を指します。そこで今回は、「自惚れ」の意味や類語、「自惚れている」男女の心理・特徴などを紹介します。

「自惚れ」の意味や読み方とは?

(c)Shutterstock.com

「自惚れ(うぬぼれ)」は、自分自身に惚れると書くことから「実際以上に自分が優れていると思い込み、得意になること」を指します。このように調子に乗っている人のことを「自惚れ屋」と言って揶揄することもありますね。

自分自身のことを認めてあげることは大切ですが、「自惚れている」状態の場合、実際の能力以上に自分を過大評価してしまっているので、周囲から反感を買うことも…。一般的に、ややネガティブな意味合いで使われることが多いでしょう。

「自惚れている」男女の心理や特徴とは?

あなたの身の回りにも「この人、自惚れているな」と感じる人はいませんか? このようなタイプには、性格や行動に共通点があるのです。「自惚れている」男女に振り回されないためにも、特徴をチェックしてみましょう。

(c)Shutterstock.com

1:過剰に自信がある

過剰に自信を持っていることが「自惚れている」人の1番の特徴。実績がともなっていないのに自信だけは人一倍あり、やたらと自慢話をしてくることもしばしば。人より自分の方が優れていると思っているので、上から目線でアドバイスしてくることも多いでしょう。リアクションが大げさで、目立ちたがり屋な一面もあります。

2:自分のことが大好き

「自惚れている」人は、男女問わず自分のことが大好き。容姿やファッションセンスにも自信があるので、盛れた写真や日々のコーディネートをSNSにアップします。また、コメント欄で、「○○君に可愛いって褒められちゃった!」などのモテアピールをしてくることも。リア充ぶりを自慢し過ぎて、女友達からひんしゅくを買うこともあるようです。

3:しょっちゅう鏡を見る

しょっちゅう鏡を見ることは「自惚れている」男女の定番あるある。いつもヘアセットを気にしていたり、鏡や窓ガラスに自分の姿が映るたびにファッションチェックをはじめます。大抵の人は、メイク崩れや身嗜みを気にして鏡を見ます。しかしそれとは違い、うっとりと自分の容姿を眺めているのが「自惚れている」男女の特徴です。

類語や言い換え表現とは?

「自惚れ」は、わかりやすい表現ではありますが、かしこまった場面ではやや使いにくいもの。自分自身が思い上がっていたことを反省する時には「慢心」や「過信」に言い換えて使ってみるといいでしょう。ここでは、詳しい意味や例文を紹介します。

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1:慢心

「慢心(まんしん)」とは、「おごり高ぶること」。わかりやすくいえば、自分のことを自慢する気持ちが強いことです。特に若くして成功した人の場合、自分はデキる人間だと思い込み、人の話を聞かなかったり、他人に対して偉そうな態度をとってしまうこともあるでしょう。このように、人より自分の方が優れていると思い上がってしまうことを「慢心」と言います。

・彼は若くしてビジネスに成功して慢心した。
・先生は生徒を注意して慢心を戒めた。

2:過信

「過信(かしん)」とは、「価値や力量などを実際よりも高くみて、信頼しすぎること」。多くは、自分の才能や相手の力量を信じ過ぎたために失敗をしてしまう時に使用します。実際よりも優れていると思い込んでいる点が「自惚れ」と類似していますね。

・彼女は自分の実力を過信してしまった。
・自己の才能を過信してしまい、思わぬ結果を招いた。

3:ナルシスト

「自惚れ屋」は、「ナルシスト」と言い換えることもできますよ。「ナルシスト」とは、「自己愛の強い人のこと」で、自分の才能や外見に酔いしれているさまが特徴です。しょっちゅう鏡で自分の顔を眺めていたり、自分で自分のことを褒めたり自慢したりする姿は「ナルシスト」な人によく見られる傾向といえます。自分自身に惚れている点が「自惚れ屋」とそっくりですね。

・自分自身をイケメンだと思い込んでいる彼はナルシストだ。
・鏡を見ていたら、君って本当にナルシストだねとあきれられた。

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4:おごり

「おごり」とは、「いい気になること。思いあがること」。得意になっていばったり、わがままに振舞うことを「おごり高ぶる」と表現します。一般的に、自分のスキルや才能に自信過剰になり、油断している時に陥りやすい傾向がありますね。自分が正しいと思い込んでおり、周囲のアドバイスや目上の人の意見に耳を貸さないこともあるので注意が必要です。

・彼の話す言葉の端々におごりが見える。
・おごり高ぶっていた先輩は、ついに部長から説教された。

英語表現とは?

英語で「自惚れ」を表現したい場合には「conceit」を使ってみましょう。「conceit」は、「自惚れ、慢心、自負心」を指し、自分の能力や価値、才能を過大評価している時に用いられます。

・be full of conceit(自惚れが強い)
・She had a great conceit regarding her own beauty.(彼女は自分の美貌に大変自惚れていた)
・Don’t get conceited over such a trifling prize.(つまらない賞を取ったぐらいで天狗になっては駄目だよ)

また、日本でも馴染みのある「pride(プライド)」も使用できます。日本語の「プライド」は、「彼女は仕事に対するプライドがある」というように自負心が強いことに対して使われるのが一般的です。しかし、英語の「pride」には、自負心の他に、「思い上がり、自惚れ」という意味が含まれています。

・He glowed with pride.(彼は得意満面だった)
・She takes great pride in her only son.(彼女は一人息子が自慢だ)
・sink one’s pride(得意な気持ちを抑える)

最後に

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「自惚れ」とは、「実際以上に自分が優れていると思い込み、得意になること」。自分の容姿や才能に惚れ惚れとしていて、調子に乗っている状態を指します。自分を褒めてあげることは、自己肯定感をあげるためにも必要なことです。しかし、自己評価と周囲からの評価にギャップがあると、仕事や恋愛面で問題が生じる可能性も。自分に自信がついてきた時ほど、「自惚れていないか」チェックしていきましょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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