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2022.11.27

資産家の定義って何? 類語表現や資産家になるための方法について解説

「資産家」とは「財産が多い人」という意味ですが、具体的な数字で定義されているわけではありません。資産家の類語には、高所得者、富裕層、資本家などがあります。本記事では、資産家になるための手段についても解説します。

そもそも資産家とは?

日本を含め、世界には数多くの資産家がいます。世界の長者番付のランキングを眺めれば、たった一人で国家予算に匹敵する資産を持つ人もいますね。その人たちの職業や特徴もさまざまです。それにしても「資産家」と聞くと、「お金をたくさん持っている人」という漠然としたイメージが浮かびますが、具体的にどれほどの資産を持つ人が資産家と見なされるのでしょうか?

この記事では、資産家の定義や類義語、資産家を目指す方法などについて説明していきます。

資産家の定義

「資産家」という言葉自体の意味は「財産の多い人、金満家」です。どれぐらいの資産価値を保有していれば資産家と見なされるのか、厳密に定義されているわけではありません。

さて、「資産家」に似た表現として「富裕層」という言葉があります。日本の富裕層については、野村総合研究所が調査を行い、その中で次のように分類しています。

・超富裕層(5億円以上)
・富裕層(1億円~5億円未満)
・準富裕層(5000万円~1億円未満)

対象期間:2020年10月~11月
対象者:有効回答1520名のうち、本人と配偶者の保有する金融資産が1億円以上の305名
調査方法:郵送により調査票を発送・回収

参考:
株式会社野村総合研究所:『富裕層アンケート調査』(2020年)

上記のアンケート調査では、預貯金・株式・債券・投資信託といった金融資産に関するデータであり、不動産や貴金属といった実物資産は含まれていません。とはいえ、実物資産も資産ですので、考慮してもいいでしょう。

上記のことを踏まえて、「資産家」を定義するとしたら、金融資産か実物資産かを問わず保有する資産の価値が1億円以上の人を指すといってもいいのかもしれません。

テーブルの上の札束を持つ手
(c)Shutterstock.com

資産家の類似表現

「資産家」に似た表現は、複数あります。確認しておきましょう。皆さんは、いくつ思いつきますか?

1:お金持ち

「金銭や財産を多く所持する人」という意味。資産家・富裕層・高所得者を包含するニュアンスの言葉です。

2:高所得者

「所得や収入が多い人」のことを高所得者と言います。なお、税制上では、年収850万円以上の人を高所得者としています。

3:富裕層

「裕福な人」という意味。この言葉自体も、具体的な数値によって定義されるわけではありません。

4:資本家

「資本を所有し、それを貸し付け、またはそれによって労働者を雇用する人」のこと。経営を直接担当している「機能資本家」と、単に利益の配分に受け取るだけの「無機能資本家」に分類することもできます。

資産家になるには?

資産家になる方法というと、一般的には金融リテラシーを習得し、金融商品を買ったり不動産投資を行ったりする方法が一般的でしょうか。ですが、この記事では少し違う方向で「資産家になる」ことを再考してみましょう。そもそも「資産とは何か」についても、問い直してみたいと思います。

そもそも資産とは?

資産とは、「人や団体が所有する土地・建物・金銭・株式などの財産」であるとされています。価値があるものは、資産と見なしていいのでしょう。そして、価値を持つものはお金だけに限定されません。

解釈にもよりますが、例えば食料も資産と言えるのではないでしょうか。なぜなら、人間が生きていくために食料は不可欠なものです。遺伝子工学で、人間も光合成によって栄養を得られるようになれば話は別ですが、基本的に価値が落ちるということは考えにくいもの。

ハイパーインフレーションによって、お札がただの紙切れになって誰も見向きもしなくなっても、食料がいらないという人はまずいません。つまり、価値が落ちないということです。

健康食材
(c)Shutterstock.com

生活を支えるものも、資産と言えます。安全だって資産です。ロンドンなどでは、家賃の安い物件を探すと治安が悪いとされる地域に多く、安全な場所に住むには家賃が高くなるとのこと。

賃金が上がり続けて、経済的観点から見れば好調に見えるヨーロッパの先進国には、テロが多発し、地域の社会・文化が根底から揺らいでいる国もあります。ある意味、お金以上に大事なものでしょう。いくらお金の資産が増えても、毎日恐怖を感じながら過ごすことが幸せなのかは分かりません。

お金以外の資産を増やすという手

2022年11月時点において、様々な面で日本が凋落傾向にあることは、もはや否定できなくなっています。賃金は上がる傾向は薄く、物価は上がり、社会保障費の増大などによりさまざまな増税策が検討されているようです。円安もどちらかと言えば、さらに進む傾向にあります。

資産の大半がお金だけだと、資産は今後ますます減少するでしょう。そこで、なるべくお金以外の資産の割合を増やしていくという手を考える必要がありそうです。

例えば、家具や電化製品を知人からもらう。または自分で野菜を作る。そもそも、お金が必要なのは生活に必要なものを得るためです。お金を介さない手段で必要なもの・ほしいものを手に入れるようにすれば、資産の大半がお金だけの場合よりも、資産を守れるのではないかと思われます。

そのためには、物々交換できる人のつながりが必要ですし、また野菜を育てたり、魚を取ったりするための知識などが必要になってくるかもしれません。それらの知識や人脈もまた、「資産」となるでしょう。

資産はお金だけではありません。安全や食料などもまた資産であり、それを増やしていく「資産家」というのも、一つのあり方ではないでしょうか。

素敵な豪邸
(c)Shutterstock.com

最後に

以上、資産家について見ていきました。似た言葉には、金持ちや資本家といったような表現がありますが、微妙にニュアンスが違います。また、今後資産を形成していくにしても、お金だけに資産を限定しないという道も検討する必要がありそう。なぜなら、資産がお金だけだと減少し続ける可能性が高くなっているからです。

この記事を一つのきっかけとして、資産家のあり方や資産そのものについて、ぜひ考えてみてください。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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