本当の「金持ち」とは？
「金持ち」と聞くと、皆さんはどんな人を想像しますか？ 欲しいものならなんでも手に入れられる人や、お金に物を言わせて好き放題暮らす人、何億円も寄付をする人など、それぞれが想像する「金持ち」像があると思います。そもそも「金持ち」とは、何をもっていうのでしょうか。
まずは、「金持ち」と「成金」の違いについて、考えてみましょう。
「金持ち」と「成金」の違い
「金持ち」と「成金」の違いは、お金対する考え方によって見分けることができます。大金を動かしたり、管理したりするのは簡単なことではありません。例えば、お金の使い方にもそれぞれ傾向があります。
「金持ち」は自己投資や、生活の質を上げるためにお金を使いますが、「成金」は「金持ち」に見られたい見栄のために、必要のない豪華な物を買うのです。
先を見据えた使い方ができるのが本物の「金持ち」といえるでしょう。
「金持ち」の人の特徴とは？
続いて、「金持ち」の人が共通して持っている特徴について紹介します。
1：好奇心旺盛
「金持ち」の人は、常に新しい刺激を求め、様々なことに興味を抱く好奇心旺盛な人が多いです。そして、疑問に思ったことや得た経験をビジネスに活かして成功するというケースが多く見受けられます。
ビジネス以外にも、クリエイティブな仕事や、研究などをする上で、日々の様々な光景や事象に疑問を持つこと、興味を抱くことは非常に重要なのです。
2：行動力がある
自ら行動を起こさなければ何も変わりません。「金持ち」になる人は、思い立ったらすぐに行動を移せる人が多いです。他の人がやっていることはもちろんのこと、まだ誰も挑戦したことのないようなことも、臆せずに挑戦する胆力も持っています。
3：自分の軸を持っている
揺らがない自分の軸を持っているということも、大きな特徴のひとつです。「これを成し遂げたい」、「これが自分のやり方だ」というブレない考えを持っているため、中途半端な結果になることがありません。
4：時間や物の使い方が上手い
ついSNSやテレビを見てだらだらしてしまっていませんか？ 息抜きの時間も確かに大切ですが、「金持ち」の人は切り替え上手でもあります。時間を決めてパッと娯楽から頭を切り替えることができるため、無駄なく行動することができるのです。
買い物も、必要なものや使い勝手の良いものを厳選して買う傾向があります。良いものを見極める力があるということですね。
「金持ち」になるためにすべきこととは？
多くの人が、お金に余裕のある生活を送りたいと思っていることでしょう。では「金持ち」になるためには、具体的にどのような行動をすれば良いのでしょうか？
1：勉強をする
「金持ち」の人が好奇心旺盛であることは先ほど紹介しました。「どうして？」と思ったことや興味を持ったことをとことん追求してみましょう。勉強をして知識を蓄え、活かすことが「金持ち」に近づくための一歩です。知識が無ければ、正しいことや間違っていることの判断もできませんし、損をしてしまう可能性もあります。
2：規則正しい生活を心がける
夜遅くまで起きていたり、栄養の偏った生活をしていたりすると、自律神経が整いません。自律神経が整わないと、物事のやる気が起きなかったり、物事に興味を抱かなくなるのです。活力は「金持ち」になる上で必須条件といえます。
加えて、生活習慣を整えることでポジティブになれたり、健康的な肉体を手に入れることができるので良いこと尽くしです。
3：諦めない癖をつける
「大器晩成」という言葉を知っていますか？ 「大器晩成」は、「たいきばんせい」と読む四字熟語です。「大きなことを成し遂げるには時間がかかるものだ」という意味を持っています。
古くから、どんな偉人であれ簡単に成功したわけではなく、大変な努力と時間を使っていたのだということが分かる言葉ですよね。「金持ち」も一朝一夕になれるわけでなく、日々の積み重ねが大切です。
4：「時間は有限」という意識を持つ
“Time is money”とはよく使われる表現ですよね。「金持ち」の特徴として、時間の使い方が上手いと先に述べましたが、「時間は有限」という意識を持つようにしましょう。
最近では、スマホで動画配信サイトやゲームアプリ、SNSの利用時間を制限する機能のあるスマホやアプリがあります。「やめたいのにやめられない」という方はぜひ活用してみてください。
気を付けたい注意点を紹介
いつまで経っても「金持ち」になれない行動を紹介します。もし、あなたに当てはまる行動があるとしたら、今後気を付けていきましょう。
1：「面倒くさい」「疲れた」「無理」という言葉を使わない
同時に多くのタスクをこなしていると、「疲れたし後でいいか」、「これは面倒くさいから明日やろう」という気持ちになってしまいますよね。しかし、そこでもうひと踏ん張り頑張ってみませんか？
やるべきことを後回しにしていると、どんどんやらなくてはならないことが溜まってしまいます。そうすると、一つ一つの仕事が雑になったり、余裕がなくなりがち。
余裕がなくなることで、周りが見えなくなり「金持ち」になるどころか、損をしてしまうことにも繋がります。
2：自分の能力で実現可能かどうかを見定める
すぐに行動に移せることは「金持ち」になる上でとても重要です。しかし、自分のキャパシティを超える仕事を引き受けて、結果的にその仕事を完遂できなかったとしたら、信用を失ってしまいますよね。
まずは、そのプランが自分が行えることなのかを慎重に判断しましょう。その後、プランを実行することを決めたら、どういう手順で行っていくのか、綿密に計画を立てたほうがいいでしょう。「美味しい話だ」と何も考えずに手を伸ばしてしまうと、思わぬところで躓いてしまう可能性があります。
3：目標を立てる
ただ「お金持ちになりたい！」と思うだけでは、目標が曖昧なので何から手をつけていいかもわからないでしょう。例えば、達成したい目標金額から考えてみるのはいかがでしょうか。目標金額があれば、それを達成するために何をしたら良いのかについて、具体的に考えられます。自ずとやるべきことが見えてくるのではないでしょうか。
最後に
「金持ち」の人は羨望の眼差しを向けられることが多いものですが、その背景には様々な努力が隠されています。「金持ち」になりたいと思う方は、当記事を一つの参考にしていただき、行動してみてはいかがでしょうか？
TOP画像／(c)Shutterstock.com
