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2025.08.05

これで安心! 家族構成の書き方と続柄の基本ルール&実用例

「家族構成」とは、一般的に「一家族がどういう人たちによって成り立っているか」を表すものです。 本記事では、家族構成の意味や範囲、続柄の意味や注意点、家族構の書き方、面接での対処法、よくある疑問と回答を解説します。

この記事のサマリー

・「家族構成」は本人を含めて書くのが基本。ただし、提出先の指示があれば従いましょう。
・「続柄(つづきがら)」は公的な関係性の表記。「お父さん」「ご主人」はNGです。
・面接で家族構成を聞かれても、無理に答える必要はありません。

履歴書や申請書、学校の書類など、私たちが「家族構成」を書く機会は意外とあるものです。けれど、いざ書こうとすると「本人はどうすれば?」「続柄ってどこまで?」と迷うことも…。さらに面接や英語の自己紹介で話す場面もあり、社会人としての言葉選びが問われます。

この記事では、家族構成の書き方の基本から、場面別に丁寧に解説します。自信を持って「家族構成」を表現できるようになるための実用ガイドです。

家族構成とは? 意味・範囲を知ろう

履歴書や申請書などで求められる「家族構成」は、実は場面ごとに求められる内容が異なります。まずは、どこまでの親族を含むのか、本人を入れるべきかなどの基礎知識を整理しましょう。

家族構成の定義と「どこまで書くか?」の基本ルール

「家族構成」とは、一般的に「一家族がどういう人たちによって成り立っているか」を表すものです。ただし、どこまで記載するかは用途によって異なります。例えば履歴書では、本人を含む一世帯分を書くのが通例ですが、保険申請や税務書類では扶養関係が重視されます。

ただし、企業や提出先が明確な指示を出していない場合には、「基本的な世帯構成を書き、補足が必要なら備考欄で説明する」のが無難です。

父親におんぶされる子どもと横で笑う母親
(c)Shutterstock.com

「本人」を含めるか問題と、書くべき家族の優先順位

「家族構成には自分も含めるの?」という疑問は、よく聞かれます。結論からいうと、履歴書などでは「本人を含めて書く」のが一般的です。ただし、場合によっては本人を省き「家族の構成のみ」を求められることもあるため、書類ごとに確認が必要です。

例えば、学校の提出書類や保育園の申請書では、「子どもを中心とした家族構成」が求められ、「本人=子ども」が書き出しになるケースもあります。

家族の優先順位については、通常は血縁・配偶者を中心に、「配偶者 → 父母 → 兄弟姉妹 → 子ども」の順で記載するのが通例です。本人が既婚で子どもがいる場合は、「自身→配偶者→子ども」となります。

迷ったときは、提出先に確認するか、書式例を参考にしながら補足説明を入れましょう。

「続柄」って何? 言葉の意味・由来・正しい使い方

「続柄」という言葉は使い慣れないもの。だからこそ、誤用を避け、正確に理解しておくことが大切です。ここでは言葉の意味と注意点についてわかりやすく紹介します。

続柄の意味は?

「続柄(つづきがら)」とは、親子・夫婦・兄弟のつながりを指します。「父」「母」「兄」「妻」などが該当します。

辞書では次のように説明されていますよ。

つづき‐がら【続(き)柄】
親族としての関係。「戸籍筆頭者との―」→ぞくがら(続柄)
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

誤りやすい続柄の記載ミスに注意!

続柄の記入欄で意外と多いのが、「夫」ではなく「主人」、「父」ではなく「お父さん」など、普段使っている言葉を書いてしまうミスです。

「夫」、「妻」、「父」、「母」、「子」、「従兄弟」、「祖母」などのように書きましょう。なお、子どもの場合は男女の別及び出生の順序に従い、「長男」、「次女」などと書きます。

参考:『法律用語辞典 第5版』

ソファに座り女の子を抱っこして笑う家族
(c)Shutterstock.com

家族構成の書き方|記入見本でガイド

実際の書き方が不安な人も多いはず。ここでは用途別に「見本例」を紹介します。

履歴書、学校用など、用途別の例と見本

「家族構成の書き方」は、書類の目的によって求められる情報が異なります。履歴書では家族の職業や続柄を簡潔に記載するのが一般的ですが、場合によっては、家族の年齢や続柄に加えて、緊急連絡先や扶養関係の有無など、より具体的な情報が求められることもあります。

筆者自身、子どもの保育園入園時に「家族構成を詳しく」と言われ、父母の年齢や勤務先まで書き込む必要があり、戸惑った記憶があります。担当者に聞くと「生活環境の把握が目的」とのことでした。つまり、「どんな情報を、なぜ書くか」を意識することが、的確な家族構成記入の鍵になります。

以下は用途別の書き方例です。

【履歴書用(一般企業)】
本人(28歳)
父(会社員・58歳)
母(専業主婦・55歳)
弟(大学生・20歳)

【学校提出用】
本人:小学3年生
父:会社員(41歳)
母:パート勤務(39歳)
妹:幼稚園年少(4歳)

面接での「家族構成」質問へのスマートな答え方

面接や就活などで家族構成について聞かれる場面は、少なくありません。好印象を与える答え方と、聞かれて困るときの対処法をまとめました。

想定される質問例と、ポジティブに伝える答え方

面接で「ご家族の構成を教えてください」と問われると、戸惑ってしまう人もいるかもしれません。特にプライベートな情報をどこまで話すべきか悩んでしまいますよね。筆者も新卒時の面接で突然この質問を受け、「どう答えるのが正解?」と焦ったことがあります。

この質問は、応募者の価値観や生活環境を確認する意図があると考えられます。ただし、厚生労働省は、家族構成に関する質問は採用選考において不適切としています(2023年3月改訂・公正採用選考ガイドブックより)。

とはいえ、実際にはまだ一部でこの質問が行われているのが現状です。そのため、聞かれたときにはあくまで簡潔に、かつ前向きなニュアンスを添えて答えるのがポイントです。

例:「実家で両親と暮らしています。進学や就職の相談も親身に乗ってくれるので、安心して挑戦できています」

参考:厚生労働省

聞かれたくないときの上手なかわし方

一方で、「なぜ今この質問?」と感じたり、答えたくない事情がある人もいるはず。特に家庭の事情が複雑な場合や、個人情報への配慮を求めたい場合には、丁寧にかわす表現をあらかじめ準備しておくと安心です。

例えばこんな言い方があります。

例:
「生活には支障なく、仕事への影響もありませんので、どうぞご安心ください」

このような表現なら、相手に失礼な印象を与えず、適切な距離感でプライバシーを守ることができます。

また、相手が意図せず聞いてしまっている可能性もあるため、柔らかく返す姿勢が重要です。私の知人も転職面接で「親御さんはご健在ですか?」と問われた際、「はい、おかげさまで」とだけ答え、すぐ話題を変えたことで場が和んだと話していました。

面接は、あくまで自分の能力や意欲を伝える場です。話したくないことは、無理に話さない選択肢も持ち合わせておきましょう。

太陽を背景に砂浜で飛び跳ねる親子4人
(c)Shutterstock.com

「家族構成」に関するFAQ

ここでは、「家族構成」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。

Q1:履歴書の家族構成欄に「本人」は含めるべきですか?

A:基本的には「本人を含めて」書くのが一般的です。

ただし、企業や提出先によってルールが異なることがあるため、指定がない場合は「本人+家族」で記載し、補足が必要なときは備考欄に説明を加えると丁寧です。

Q2:家族構成を聞かれたくない場合、どうすればいいですか?

A:「必要があれば書類でお伝えいたします」や「家族についての詳細は差し控えさせていただければ幸いです」など、柔らかい表現で丁寧にお断りするのがいいでしょう。

相手の意図が曖昧なときは質問の意図を確認するのもひとつの方法です。

Q5:NGな書き方や避けたほうがいい表現はありますか?

A:あります。

例えば「お父さん」「ご主人」「ママ」などは不適切です。

最後に

公的書類の「家族構成」の書き方について、理解は深まったでしょうか? あまり求められる機会がないため、いざという時に記載範囲や続柄の書き方がわからなかったり、イレギュラーな場合に困ってしまうことがあるでしょう。公的な書類ですので、正しく記載できるように本記事を参考になさってくださいね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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