【女性にアンケート】どんな時に悲しいと感じる?
「悲しい」と言っても多くの理由があり、人によってさまざまですよね。oggi編集部では20~30代の女性100人に「悲しい時に何を感じるか」という質問を実施。寄せられた自由記述結果から、みなさんがどんなときに悲しいと感じているのか? いくつかの傾向別にエピソードをまとめてみました。
※アンケート調査は20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
【1】嫌なことをされる
人生に悩みはつきもの。なかには悪意を持って関わってくる人もいるものです。
悪口を言われる、裏切られる、嘘をつかれるなど、精神的なダメージが積み重なると強いストレスにも繋がりやすいので要注意。
「嫌なことをされたり言われたりしたこと」(30代・兵庫県)
「親しい人に裏切られた時」(20代・沖縄県)
「好きな人から誤解を受けて責立てられ、無視される」(30代・埼玉県)
「子供に優しくない人に出会った時」(30代・北海道)
「他人の悪意に触れた時」(30代・宮城県)
【2】人間関係がうまくいかない
誰一人として同じ人間がいないので、自分と価値観が合わない人がいるのも当然のこと。ですが仕事や学校などで、どうしても関わらなきゃいけない場面も出てくるものです。
分かり合うために寄り添おうと思っても、なかなか理解し合えない人もいるのが悲しいところ…。
「自分が一人だけ、集団の輪に入っていないように感じた時」(30代・青森県)
「自分が勝手に相手に期待をして、その期待が返ってこなかったとき。逆に自分が相手に何も期待されていない時」(20代・千葉県)
「配偶者や、その家族のいざこざがこっちに回ってくること」(30代・千葉県)
「友人と喧嘩した時」(30代・栃木県)
「友達だと思ってた人が自分に相談してくれなかったことは悲しかったです」(30代・茨城県)
【3】思うようにいかない
自分では精一杯頑張っていても、結果として上手く結び付かないこともよくありますよね。
仕事、子育て、恋愛、勉強、いろいろなことに対して言えることでもあるので、誰もが経験したことがあるはずです。
「何もかもがうまくいかない時」(30代・長野県)
「頑張ってても報われないと感じる時」(30代・千葉県)
「頑張って作った料理の評判がよくなかった時」(30代・神奈川県)
「仕事で失敗した時」(30代・京都府)
「子育てで上手くいかない時」(30代・広島県)
【4】身近な人との別れ
大切な存在との別れは突然やってきますよね。家族・友人・恋人・ペットなど、一緒に楽しい時間を過ごせば過ごすほど、悲しみは深くなります。
頭ではいなくなってしまったと理解できても、受け入れられないのが本音ですよね。
「飼い猫が亡くなりました」(30代・京都府)
「人が亡くなってしまったりする時」(20代・奈良県)
「別れの時」(20代・埼玉県)
「親しい人との別れ」(30代・東京都)
【5】周りの人と自分を比べて
最近ではSNSの普及の影響で、周りの人と自分を比べて、対抗心や劣等感を感じてしまう人も増えていると思います。
頭では“人は人、自分は自分”と理解していても、なかなかひとりで深い劣等感を解決するのは大変かもしれませんね。
「自分が周りの人より劣っていると感じた時」(20代・埼玉県)
「同世代の成長を感じた時、自分だけがなにも変化が無く、進んでいないような気持ちになり悲しくなります。仕事・恋愛・金銭面など」(20代・兵庫県)
「友達のインスタに子供が生まれましたとか、子供連れて旅行に行ったとか、私が経験したことない育児を満面の笑みで投稿している写真を見た時」(30代・千葉県)
「同級生と比べて自分が誰にも必要とされていないと感じた時」(30代・神奈川県)
「他の家庭より経済的に余裕ががない」(20代・神奈川県)
【6】認めてもらえない
根が真面目で頑張り屋な人ほど「人から認めてもらいたい」と感じるようです。ですがその考えが、自分を追い詰めてしまう原因にも…。
人のためではなく、自分のために生きて結果を出すことを意識してみると少しは楽になれるかもしれません。
「自分のしている事を否定された時」(30代・岡山県)
「悩みを相談しても、お前が悪いと言われて理解してもらえない時」(30代・北海道)
「自分の存在を認めてもらえない時」(30代・埼玉県)
「相手に自分を理解してもらえない時」(30代・茨城県)
【7】ひとりでいる
誕生日や大型連休、季節のイベントなど、周囲が楽しそうに過ごしているときに自分だけひとりでいると、寂しさや羨ましさを感じてしまうもの。
普段の何気ない日常でもふと悲しさを感じるのは、心が疲れている可能性も考えられるでしょう。
「誰かと一緒に過ごした後」(20代・静岡県)
「イベントごとにひとりでいる時」(30代・神奈川県)
「1人で誕生日を過ごす時」(20代・神奈川県)
「ふとした時にひとりぼっちだと感じる時」(30代・群馬県)
「悲しい時」を感じやすい人の特徴
感情だけが先走り、悲しみが爆発してしまう。日々の生活の中で、誰でも感傷的になってしまうときはあるものです。そんなとき、どのように自分の感情をコントロールすればいいかご存知ですか? 急に涙を流して周囲を驚かせないためにも、正しい対処法を知っておきましょう。
【1】感受性が強い
感受性が強い人は、自分に関係のないことでも悲しくなったり、寂しくなったりします。つまり、周りにいる人が悲しい気分であれば、自分も一緒に悲しい気持ちになってしまうもの。
周りの人や環境に対して、とても敏感で影響を受けやすいのが特徴です。
【2】論理的に物事を考えるのが苦手
感傷的になりやすい人は頭で考えるよりも、「かわいそう」、「そんなの許せない」など、まず自分の感情を優先してしまいがち。
そのため人と会話をするときも、ついつい感情的になってムキになってしまうことがあるのでしょう。
【3】過去をよく振り返る
「あの頃に戻りたい」という戻りたくても戻れない虚しさや、「あの時、もっと頑張っていればよかった」という後悔で感傷的になってしまう人も多め。
もちろん、誰でも過去を思い出して悲しくなったり、寂しくなったりすることはありますが、感傷的な人は頻繁に過去の自分と今の自分を比較してしまう頻度が多い様子。
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「悲しい時」におすすめの対処法とは?
原因や特徴がわかったところで、その後どのように悲しい気持ちから復活していけば良いのかも調査しました。女性100人へのアンケート結果で多かった意見を参考に、みなさんの対処方法を紹介していきます。
【1】気分転換をする
予定のないひとりの時間はあれこれ考え事をしてしまうため、悲しい気持ちに陥りやすい傾向があります。
そんな時間を避けるためには、自分の好きなことや打ち込める趣味に没頭するのが◎!
「趣味に没頭するなど気持ちを切り替える」(30代・福岡県)
「気分転換をする」(20代・新潟県)
「忘れるまで別のことに熱中する」(20代・沖縄県)
「好きな音楽を聴いたり、映画を観たりする」(30代・大阪府)
「自分の好きな事をやったり心を落ち着かせる」(30代・岡山県)
「悲しいことを無理にでも忘れたふりをするために、楽しいこと、時間を忘れるように集中して行う」(30代・茨城県)
【2】信頼できる人と会話をする
人と会って話すことは大きなストレス発散になります。
自分の中に溜まっていた憂鬱な感情を吐き出すことで、スッキリするだけでなく気持ちの整理もできます。第三者に伝えるため、今の気持ちや状況を言語化することで解決策が浮かぶ可能性も。
気心の知れた友人になかなか会えない場合は、紙に書き出して心を整理するのもおすすめです。
「とにかく自分が信頼している人に話をする」(30代・新潟県)
「信頼できる友人や恋人、家族に感情を吐き出す。もしくはそのことに全く触れずにどこかに連れ出してもらう」(20代・千葉県)
「周りの人に愚痴を話し慰めてもらう」(20代・千葉県)
「親しい人、家族とコミュニケーションをとる」(20代・奈良県)
「誰かに話聞いてもらう」(30代・兵庫県)
【3】考えすぎない
解決するために考えることは良いことですが、深く考えすぎてマイナス思考になってしまうのはあまり良くない傾向。
まだ起きていないことなのに「○○になったらどうしよう」「××は上手くいかないかもしれない」などと、余計な不安要素を増やしてしまうことも。
「あまり考えすぎない、好きな事をする、好きなものを食べる」(20代・神奈川県)
「頑張らない。他人に期待しない。考えすぎない」(30代・愛知県)
「考えてもどうしようもないので諦める」(20代・埼玉県)
「とりあえず忘れる、他のことを考える、用事を作って忙しくして考えないようにする」(30代・兵庫県)
【4】ポジティブに考える
気持ちが沈んだままだと、私生活にも悪影響が生じてしまいます。悲しい時こそ考え方を変えて、自分を肯定してあげてください。
日々小さな目標を立てて、成功させることで自己肯定感をあげていくのも、ポジティブ思考になれるテクニックのひとつ。
「前向きにがんばるしかない」(30代・千葉県)
「笑う、口角を上げて笑顔をつくる、まぁいっかと思うようにする」(30代・岐阜県)
「ポジティブになる、1人にならない、好きなことしてリフレッシュする」30代・北海道)
「前向きに考える」(30代・広島県)
【5】感情に任せて泣く
大人になると泣くことが恥ずかしいと抵抗を持つ人も増えるようですが、涙を流すことでストレス発散やリラックスした気分になれることも。
昨今では、積極的に自ら進んで涙を流す「涙活」と呼ばれるアクションも流行っているとの噂。感動する映画や音楽で心を落ち着かせているようです。
「泣いたりしてストレスを発散する」(30代・神奈川県)
「泣けるだけ泣く。そうするとスッキリする」(30代・埼玉県)
「泣く。一度暗い映画や音楽などを聞きながら落ち込むところまで落ち込んで、日記などに今の気持ちを吐き出す」(20代・長野県)
「満足するまで泣く」(30代・茨城県)
【6】冷静に向き合う
大きな悲しみを乗り越えるためには、感情的になったりせずじっくり自分と向き合ってみましょう。
なぜそうなってしまったのか、自分には原因がないかなど、客観的な視点で冷静に解決策を見つけることが大切。
「感情的になりすぎず、自分に少しでも自信を取り戻せるようその時できることを少しずつでも努力すること」(20代・岐阜県)
「最善の解決策を考え対処する」(30代・埼玉県)
「気持ちを紙に書きだす」(20代・北海道)
「今自分ができること、小さな事でもいいので始めてみる」(20代・兵庫県)
【7】問題から距離をとる
起きている問題と向き合うことも解決策のひとつですが、問題から距離を置くことも対処方法としては適切。
悲しいことに無理をして向き合おうとすると、余計に心がつらくなってしまいます。時間に身を任せるのことも間違いではないのですよ。
「時間が解決してくれるのを待つしかないです」(30代・京都府)
「距離を置いたら気が付いたら終わってた」(20代・長野県)
「日本から出て、自分が生きやすい国で永住する。趣味に没頭する」(30代・東京都)
「自己管理できない人間から、離れる」(30代・東京都)
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最後に
悲しみを避けて生きていくのは難しいこと。大切なのは、その状況になった時に「どうやって自分の感情を上手くコントロールできるか」です。
ずっと落ち込んでいても問題が解決するわけではありません。多くの方法を試して、自分に合った対処方法を見つけてみましょう。
そして、悲しい気持ちになっている自分を「ダサい」「恥ずかしい」と思ったりせずに、そんな自分も受け入れてあげるのがGOOD。人はいろいろな感情を知り、経験を重ねることで成長していけるのですから。
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