今回のテーマは「日本テレビアナウンス部」について!
部員は約60人の日本テレビアナウンス部。報道記者などとの兼務はあっても、異動はあまりありません。
アナウンサーは今年入社したまだ22歳の新卒社員(2000年生まれがついに来た! と話題になりました。笑)から、定年後もアナウンス部に残り自身の活動と共に言葉の悩みなどに的確に答えてくれる井田由美さんまで、年齢も幅広くなっています。もちろん、アナウンサーだけでなく他部署から来て私たちをマネジメントする管理職も在籍しています。
アナウンス部は意外にもコンパクト!?
アナウンス部は、フリーアドレス制となっていて、アナウンス部は約60人在籍しているとは思えないくらいコンパクトな空間になっています(そのためロッカーはパンパンになりがちです。笑)。
朝番組を担当していると、お昼には帰宅してしまうことが多く、夜番組担当の同僚の姿を半年ほどリアルな姿を見ないなんてこともありました。同じ番組に出演していても、担当曜日が違うと会う機会はぐっと減ります。
野球中継担当のアナウンサーは会社より球場にいる時間の方が長いなんてこともあるんです!
個性豊かなアナウンス部メンバー、お話好きが多数!
▲「24時間テレビ的ニュースショー」というコーナーを担当した先輩&後輩です。藤井貴彦アナ(1994年入社)、桝太一キャスター、岩本乃蒼アナ(2014年入社)、後呂有紗アナ(2017年入社)
アナウンサーはそれぞれが“個人商店”と言われることもありますし、限られた仕事を分け合う、“競合他社”でもあります。
アナウンサーとして仕事をしていく中で、得意分野を磨いたり、特技を身につけたり、より他の人と被らないような自分の生きる道を探していくことになります。
それでも、弊社のアナウンス部は良いチームです。
コロナ禍になって特に、先輩後輩と会えると嬉しくなって、ついつい「元気? 最近何してるの?」なんて会話が始まります。
基本的に話すのが好きな人たちなので、集まると年次関係なく、話が弾んで盛り上がります。
入社したての頃は、丁々発止のやりとりや、鋭いツッコミが、あちこちで繰り広げられているので、こんなにおもしろい人が集まっている中で一言も話せない… とドキドキしてしまうくらいでした。
24時間テレビでは、後輩の頼もしい成長に胸が熱くなりました!
そして何より、どれだけキャリアを重ねても仕事に関して様々な議論をしたり、若手が部内のテレビに出てくると、みんなで見て、アドバイスをしたりと尊敬できる人ばかりです。
私も、この年になるとフィードバックを貰うのを後回しにしてしまいがちなのですが、今でも様々な先輩がお叱りも、お褒めの言葉もくれるので、そのバトンを後輩に引き継いでいかないと、と思っています。
この仲の良さやチームワークが生まれるのは、みんなで仕事をする機会が多いからかな、と個人的には感じています。
▲24時間テレビで一緒にニュースを読んだ伊藤遼アナウンサー(2017年入社)
先日放送された24時間テレビも、企画によって担当は分かれますが、普段はなかなか会えない部員と会えるチャンスです。久々に一緒に仕事をした後輩が頼もしく成長していて胸が熱くなったり、先輩のスキルに改めて尊敬したり。
年末年始のスポーツ中継は、数十人のアナウンサーが関わる一大イベント
日本テレビでは12月末から1月上旬まで「高校サッカー」、お正月に「箱根駅伝」と、大きなスポーツ中継を2つ抱えています。
それぞれ数十人のアナウンサーが関わるのですが、女性アナウンサーも手分けをして選手の話を聞いたり、コース沿いの情報を集めたり、レース中のとっさの調べものをしたりと仕事があり、私も入社以来「箱根駅伝」中継に携わっています。
▲数年前の箱根駅伝中継後の一枚。画面には映りませんが、女性アナウンサーも毎回これだけ関わっています。
こうした大きなプロジェクトは決して一人ではできないので、みんなで足並みをそろえ、密な時間を共有することになります。そして乗り越えることで得られる一体感が、雰囲気の良さを作っている要因の一つかなと思います。
日本テレビアナウンサー 徳島えりか
1988年9月生まれ、東京都出身。O型。慶応義塾大学 法学部政治学科卒業後の2011年4月、日本テレビに入社。現在は、『シューイチ』『news every.』を担当。Instagram → @tokushima_erika