【目次】
・アンチエイジングで役立つことを確認!
・『日常で意識したい5つのポイント』を一つずつ解説!
アンチエイジングで役立つことを確認!
■エイジングとアンチエイジング
「経年変化」といった意味合いのエイジング。美容では“アンチエイジング”という言葉を耳にしますが、抗加齢・抗老化を表します。
年齢とともに気になる肌の変化。コスメによるアンチエイジングケアのほかに、日常でどんなことに意識をすればよいのでしょうか?
【1】アンチエイジングって可能なの?
\教えてくれたのは…/
国立がん研究センター研究所 がん幹細胞研究分野分野長:増富健吉先生
[医学博士。分子腫瘍学・RNAウイルス学・RNAの生化学・内科学が専門分野]
科学的には、シミも白髪も「老化現象」のしるしです。では、アンチエイジングで老化を予防すれば、シミも白髪も予防できるのでしょうか?
おそらく、答えはイエスだと思います。「細胞をいつまでも元気に維持してやることが大切だ」ということまでは分かっているのです。ただ、どうすれば元気に維持できるのかに関しては、目下、世界中の研究者達が熾烈な研究競争を繰り広げております。朗報が届くまで、もう少々お待ちください。
では、いま“アンチエイジング”を日常に取り入れるとしたら、何をすれば良いのでしょうか?
【2】日常で意識したい基本的なこと
歳を重ねても若々しくいるために、医学的に合理的な方法とは? 引き続き増富先生にお聞きしました。
≪日常で意識したい5つのこと≫
1. 高タンパク&低カロリーの食事を心掛ける。
2. 運動をする。
3. 睡眠をしっかりとる。
4. 化粧品などでケアをする。
5. 日々のオシャレに留意する。
「耳にタコ」かも知れませんが、美しさや若さの源は同じなのです。
さらにもう一つ、現代人が気を付けるべき「ブルーライト」について解説します。
【医師監修】アンチエイジングが癌を呼ぶ? 歳を重ねても若々しくいる方法
【3】ブルーライトとアンチエイジング
『LEDを手にしたことで、コンピューターやスマホの画面に自由な色を表現できるようになりました。中でも青色LEDの放つ「ブルーライト」は、我々の体に多大な影響を及ぼしています。
「見る」という行為は「眼から入る光を弱い弱い電流(刺激)に置き換えてそのまま脳に伝えている」ということ。ブルーライトは光の中でもとりわけ、人間の眼から入り脳に伝わる刺激としては「強い刺激」になります。
ブルーライトが直接的に眼に悪さをするという論文もありますし、もっといえば、ブルーライトを皮膚に浴びることで、紫外線と同じように皮膚の老化を促進するという論文もあります。
「眠りが浅い」「眠れない」という人は、ブルーライトカット眼鏡を試してみるのもおすすめです』(増富先生)
【医師監修】ブルーライトは睡眠の質を下げる? 皮膚の老化も?
『日常で意識したい5つのポイント』を一つずつ解説!
【1】高たんぱく&低カロリーの食べ物
タンパク質は筋肉の源! 卵や豆類・鱈・鶏ささみなど、たんぱく質が豊富&低カロリーの食材は、油を控えることでダイエットレシピにも大活躍。コンビニでも手軽に購入できる食品をご紹介します。
▲サラダチキン
そのままでも、サラダや煮物に加えることもできるので、飽きずに取り入れられるサラダチキン。ムネ肉なのにしっとりしていてやわらかい。
【2】細胞のアンチエイジングにおすすめの運動
筋力の維持は若々しさの源!
\教えてくれたのは…/
杉山産婦人科 医師:杉山力一先生
[不安定な生理周期にも対応した適切なアドバイス~妊活に関する情報まで、「あなただけの/あなたのための/今欲しい情報」を発信中]
カラダ全体の筋肉を無理なく動かしながら新鮮な酸素を体内に取り込み、細胞のアンチエイジングにも役立つと言われている運動。それは「ヨガ」です。
ヨガは、しなやかなボディバランスに整えるダイエット効果や、自律神経・ホルモンバランスの安定化にも効果が期待できます。
新陳代謝を高めて妊娠しやすいカラダづくり! 方法は?【医師監修】
【3】質のいい睡眠をとる方法
睡眠中に出る“成長ホルモン”はそもそも若者のホルモン。心身ともに元気でいるためには、睡眠も大切です。疲れをとってすっきり目覚めるためのルールとは?
\教えてくれたのは…/
東京疲労・睡眠クリニック院長:かじもとおさみ先生
[『ホンマでっか!? TV』などテレビ出演も多数。著書『すべての疲労は脳が原因』好評発売中]
≪睡眠不足を防ぐルーティン≫
1. 太陽の光で目覚めること
自律神経が目覚めるだけでなく、セロトニンというホルモンが分泌されることで、14~16時間後に眠気を促すメラトニンが分泌。睡眠のサイクルが整います。
2. ベッドにスマホを持ち込まない
至近距離で強い光を浴びるだけでなく、脳が睡眠モードになりにくい。
3. 鶏のむね肉を1日100g食べる
自律神経の疲労を軽減して回復を促す“イミダペプチド”という成分を効率的に摂取できる。
4. パートナーとは別々のベッドで寝る
相手の体温が自分の体温を放出する妨げになったり、接触することで目が覚めたり、お互いの睡眠の質を下げやすい。
5. 夏は夜通しエアコンをつけて寝ること
暑さで汗をかくことは、自律神経を消耗させて質のよい睡眠を妨げる大敵!
【4】アンチエイジングに特化したコスメを使う
▲写真は、山田養蜂場のエイジングケアブランド【RJ】シリーズ
スキンケア・コスメ等はアンチエイジングアイテムを選びましょう。肌に直接塗るものはそれなりの効果が期待できます。
【5】気分が上がるおしゃれをする
自分に似合う髪型・気分が上がる服など、おしゃれを意識して美意識アップ!
ファッション誌・美容雑誌など、“視覚”からもおしゃれを取り込んで美しさと若さの源に。