安心の国内産!「赤鶏さつま」vs「雲仙しまばら鶏」のサラダチキンを徹底比較
24時間営業の成城石井は働く女子にとって、とても助かるお買い物スポット。輸入品から国内品まで確かなクオリティの商品が並び、お店の中を歩いているだけで料理のモチベーションがアップするような楽しいラインナップに魅了されます。
今回は、そんな成城石井でサラダチキンを買ってみました。
販売されていたのは、鹿児島産赤鶏さつま(350円)、長崎県産雲仙しまばら鶏(359円)を使用したサラダチキン。価格はほとんど差がありませんでしたが、どちらも国内産のブランド鶏を使用しているので、安心感が高いですね。
■栄養成分表示のカロリーや脂質をチェック!
パッケージの裏に書かれている100g当たりの計算値で比較します。
鹿児島産赤鶏さつまは219kcal、脂質は15.7g。むね肉を使用されているということもあって、とってもヘルシーな数字です。
長崎県産雲仙しまばら鶏も同じむね肉ですが112kcalと鹿児島産赤鶏さつまのおよそ半分です。そして、脂質は1.2g。パッケージに「脂質約70%OFF」と書かれているように、同じサラダチキンと比較しても、かなり少ないと言えます。
■カットしてみた切り口をチェック
包丁で両方のサラダチキンをカットしてみると…
鹿児島産赤鶏さつまは、熟成させているせいか、とても肉質が柔らかく、包丁で押したり引いたりしている際に崩れてしまいそうなほど。断面の表面には少し身の隙間も確認できるくらいの崩れやすさで、薄さはだいたい5mm幅がやっとといったところです。
長崎県産雲仙しまばら鶏は、キュっと身が引き締まっていて、包丁でのカットのしやすさは圧倒的にこちらのほうが切りやすかったです。断面もしっかり身が詰まっているのがわかります。今回は3mm程度の幅でカットしましたが、もっと薄めにスライスして使うこともできそう。
■指で割いてみた
自宅のキッチンであまり調理器具を汚したくないときは、指で割いても◎。
鹿児島産赤鶏さつまは、鶏の身そのものがとても柔らかいので、指で割くのが簡単。カットしたときに見えたように、鶏の身自体にもともと空洞のような隙間もあるので、ほろほろと崩すように割くことができます。
もうひとつの長崎県産雲仙しまばら鶏は、縦にスジが通っていて、割きにくいというわけではないのですが、やや固い印象。実際、同じ量の身を割くにあたって、私の場合は鹿児島産赤鶏さつまよりも1.5倍ほどの時間がかかってしまいました。
赤鶏さつまvs雲仙しまばら鶏を食べ比べてみた!
右のカットした方は断面に違いこそあるものの、左の割いた方はほとんどビジュアルにも差がない状態です。写真では色が少しわかりにくいですが、鹿児島産赤鶏さつまの方がやや黄色みがかっていて、長崎県産雲仙しまばら鶏はよりピンクっぽさが際立っていました。
そのまま食べてみると、熟成させてつくられている鹿児島産赤鶏さつまのジューシーな味わいにびっくり! カットした方も、指で割いた方も、そのままでもすごく美味しく食べられて、塩加減もとてもまろやか。
長崎県産雲仙しまばら鶏は、サッパリしたおいしさがありました。塩気がややとんがった感じがしましたが、お酒のおつまみにはこちらのほうが合いそう。鹿児島産赤鶏さつまより薄めにカットした方も歯ごたえも残っていて、噛み応えがある方が好きな人にはこちらがおすすめ。
■指で割いた方のサラダチキンを冷やし中華に乗せて食べてみた
鹿児島産赤鶏さつまと長崎県産雲仙しまばら鶏の2種類を冷やし中華の具に乗せて食べ比べてみました。すると、やわらかい鹿児島産赤鶏さつまは、ジューシーな肉汁が麺となじんでより奥深い味わいに。
長崎県産雲仙しまばら鶏は、キュウリほどではありませんが、食感がしっかりしていて美味しかったです。そのまま食べたときは、ややパサつきも気になっていたのですがスープと絡むとそのおいしさがアップするようでした。
火を通さなくてもそのままでおいしいサラダチキンは、忙しいときのお料理にとても役に立つ優秀な食材! 同じプレーンのサラダチキンでも、食感や味わいが異なることはちょっとした発見でした。サラダやスープ、そして今回の冷やし中華の具材にも、使う用途やご自身のお好みにあわせて選びたいときの参考にしてみてください。
※価格はすべて税抜き表示です
初出:しごとなでしこ
朝岡真梨
50か国・200都市を超える海外旅行経験をもとに観光スポットやグルメなどの紹介をしている。料理が得意で独自のレシピも執筆中。夫婦で温泉ソムリエの資格を取得し、国内のみならず世界中の温泉旅行を楽しんでいる。ブログ「遊んでばかりのスナフキン(https://asosuna.com/)」が人気。キャラクター研究家としても活動中。Instagram:@yans_publisher