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2021.02.25

シミや白髪はなぜできる? 最強のアンチエイジング術とは…【国立がん研究センター医師コラム】

年齢によるシミや白髪。どういう仕組みでできているか知っていますか? 予防を期待できるアンチエイジングもお届けします。国立がん研究センター研究所でがん幹細胞研究分野分野長をつとめる増富先生の健康コラム。

国立がん研究センター研究所 がん幹細胞研究分野分野長 増富健吉

アンチエイジングでシミや白髪は予防できるか?

(c)Shutterstock.com

日本人は髪の毛の黒い人が多く、昔から、「白髪」は「老化のしるしの代表」として嫌われています。いまでは、男女を問わず、白髪をそめて黒い髪にする人は多いですね。今日は、シミや白髪と老化の関係をお話ししましょう。

日本人は白髪(しらが)を「白色」で表現しますが、英語では白髪のことをどう表現すると思いますか? 「hair graying:髪の毛がグレイ色になる」と表現します。日本人は白に見える色でも、欧米人にはグレイにみえるんでしょうね。日本人は髪の毛は黒色ですが、欧米人は茶色とかブロンドの人が多いですよね。

では、そもそも、黒であれ、茶色であれ、髪の毛の色ってどうやってついてるかを説明するところから始めましょう。

髪の色は何でできている?

(c)Shutterstock.com

髪の毛の色は、メラニンという色素でついているんです。「メラニン色素」というと、女性の敵の「シミ」の原因でもある、あの「メラニン色素」です。人間の色素沈着の原因はこのメラニン色素の沈着が原因でおこるんですが、「シミ」以外でも人間の体の黒っぽい場所の色は、メラニン色素が原因です。

例えば、ホクロ、瞳、乳首、皮膚、などなど。そして、髪の毛の黒色もメラニン色素の色です。

メラニン色素はどうやってできる?

(c)Shutterstock.com

では次に、このメラニン色素って一体どうやってどこからできてくるのか解説しましょう。メラニン色素を作り出す細胞が、皮膚の奥や、髪の毛では毛根部に存在しているのです。この細胞のことを「メラノサイト」といいます。恐竜の名前みたいですが、細胞の名前です。

加齢に伴い、メラノサイトの再生がどんどん遅くなると、皮膚の場合だと、表面に出てきたメラニン色素がなかなか、新しい細胞で置き換わらなくなり「シミ」として残るのです。そして、髪の毛の場合だと、元気のないメラノサイトではメラニン色素が作られず黒色が維持できなくなるのです(厳密には、もう少し詳しい話をする必要があるのですが、わかりやすくかみ砕いて話すとまあこういう感じです)。

理解できましたか? 科学的には、シミも白髪も、やはり「老化現象」のしるしなんです。

では、アンチエイジングで老化を予防すればシミも白髪も予防できるのか? おそらく、答えはイエスだと思います。ではアンチエイジングとひと言にいっても何をすれば良いのでしょう?

シミも白髪も予防したい… 最強のアンチエイジング術とは?

(c)Shutterstock.com

科学的な根拠を持って言えることは、例えば、メラノサイトを作る親玉細胞(これを「幹細胞」とか「ステムセル」といいます)をいつまでも「元気で維持」してやることが大切だという事まではわかっていますが、どうすれば、元気に維持できるのかに関しては、目下、世界中の研究者達が熾烈な研究競争を繰り広げております。朗報が届くまでには、もう少々お待ちください。

個人的には、年相応のシミとかシワとか白髪も気にしなくて良いような気がします。人は皆、老化で眼もわるくなるので、周囲の人も、「見えない方がいい」ものは見えなくなってくれます。ピチピチのシワ無しの白い肌に真っ黒の髪の毛で、老眼鏡かけて本を読んでるのも違和感ありますけどね。

イイお薬ができるまでに最善を尽くすとすれば、

1. 運動(特に筋トレ)
2. 栄養(特にタンパク質)
3. 十分な睡眠

これはやはり最強のアンチエイジング術だと思います。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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国立がん研究センター研究所 がん幹細胞研究分野分野長 増富健吉

1995年 金沢大学医学部卒業、2000年 医学博士。
2001年-2007年 ハーバード大学医学部Dana-Farber癌研究所。2007年より現職。
専門は、分子腫瘍学、RNA生物学および内科学。がん細胞の増殖と、コロナウイルスを含むRNAウイルスの増殖に共通の仕組みがあることを突き止めており、双方に効く治療薬の開発が可能かもしれないと考えている。
専門分野:分子腫瘍学、RNAウイルス学、RNAの生化学、内科学。
趣味:筋トレ


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