▼この記事の要点
- 穏やかな人はつねに感情が一定で、トラブルにも動じない冷静さをもっている。周囲の人を許し、受け入れようとする包容力や器の大きさも魅力的
- 自分の機嫌で周囲の人への態度を変えたり、振り回すような態度をとったりすることもないので、穏やかな人は異性にも好かれやすい。理想の彼女の条件として挙げている人もいる
- 穏やかさを身につけるためには、ひとつ上の視点に立ち、大局観を大切にものごとと向きあうのが〇。アンガーマネジメントを身につけるのも効果的
「穏やか」とは?

◆落ち着いている様子を表現する言葉
「穏やか」とは一般的に、
・気持ちが落ち着いているさま
・物静かなさま
・静かでのどかなさま
…を表す言葉です。
「穏やかな人」といえば、あまり感情的にならずに、気持ちが安定して落ち着いているような人を指すでしょう。いつなんどきも穏やかな人に対しては、〝優しい人〟や、〝器が大きい人〟という印象を抱くことも多いのでは。
反対に…ちょっとしたことでイライラしたり、すぐにカッとなるような余裕のない人に対しては、穏やかとは真逆の〝器が小さい人〟だと感じることが多そうです。
穏やかな人の特徴とは

※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数121名(未回答含む)。
女性100人へのアンケート結果をもとに、穏やかな男女の「あるあるポイント」をまとめました。
感情が安定している
「こちらがイラついても、イラつかない」(30代・東京都)
「何があっても気分が安定して人当たりが柔らかい人」(30代・宮城県)
「どんなときも優しくて、話を最後まで聞いてくれる人。浮き沈みが激しくない人」(30代・熊本県)
「いつも笑ってイライラしていることがない」(30代・福岡県)
「感情が安定している人」(30代・北海道)
「感情の起伏があまりなく誰にでも優しい」(30代・福岡県)
「感情の起伏がない」(20代・埼玉県)
「感情の起伏がゆるやかで、自分の感情をきちんとコントロールできている人」(30代・石川県)
「感情の起伏が激しくない人」(20代・愛知県)
「感情の起伏が少ない人」(30代・東京都)
「感情の浮き沈みがなく、自分の感情をコントロールしている方」(30代・岡山県)
「気分がいつでも安定している」(30代・三重県)
「気分が安定している」(30代・東京都)
「起伏が激しくなくて、基本的に物事を否定せず、聞き役がしっかりできる人」(30代・福岡県)
「気分の差がない」(30代・沖縄県)
「気分の浮き沈みがあまりない人です」(30代・広島県)
「感情のコントロールがうまい人」(30代・福島県)
「感情的にならない」(30代・長野県)
「一定の感情の起伏で、怒らない」(30代・東京都)
〝穏やかな人〟の特徴としてもっとも多く寄せられた回答が、「感情の起伏が一定で、気持ちが安定している」というものでした。
穏やかな人は感情がとても安定しています。いくら普段はニコニコしていても、スイッチが入るとヒステリックになって当たり散らすような人は、けっして穏やかとはいえないでしょう。感情をゆさぶられることがあったとしても、穏やかな人は身近な人にぶつけたりしません。
男性は、感情的な人を嫌いになりがちだという声もあります。その反面、穏やかな人は相手を嫌な気持ちにさせにくいので、好かれやすいといえそうですね。
イライラを表にださない
「イライラを表に出さない。感情の起伏があまりない」(20代・千葉県)
「すぐイライラしない。口調がいつもやさしい。笑顔多め」(30代・埼玉県)
「機嫌を悪くしない」(20代・山梨県)
感情が一定であることは、穏やかな人の最たる特徴のひとつ。なかでも、イライラを出さないことは特に重要です。
嫌なことがあったとしてもいったんぐっとこらえて、表面上だけでも穏やかに、大人の対応ができると〇。恋愛でも、仕事でも、そのほかの人間関係でも、不要なトラブルを起こさないために大切なことでしょう。
穏やかな人になりたいと感じたら、まずはアンガーマネジメントを身につけると効率的。カッとなるできごとがあったときにはまず6秒間ぐっとこらえて、怒りの感情を一時的にでも抑えることが大事です。
自分の機嫌を自分でとれる
「自分の機嫌をとれる人。うまく息抜きができる人」(30代・愛媛県)
「つねに機嫌がよい」(30代・埼玉県)
怒りの感情だけでなく、寂しさや悲しみなど、ネガティブな感情に振り回されないことも大事です。穏やかな人は、自分の機嫌によって周囲への態度を変えたり、人との向き合い方を変えたりしません。
「今日は機嫌がいいから、いつも無視する人にも挨拶をしよう」「イライラしてるときは、誰であろうと話しかけないでほしい」…なんて、気分のムラで態度が変わるような人は、穏やかさとはほど遠い印象に。
そもそも怒らない
「声を荒げない」(30代・埼玉県)
「怒らない」(20代・東京都)
「怒らない」(30代・北海道)
「怒らない」(20代・埼玉県)
「怒らない」(30代・大阪府)
「怒らない」(30代・広島県)
「怒らない、イライラしない」(30代・千葉県)
「怒らない人」(30代・東京都)
「怒らない人」(30代・徳島県)
「怒らない人」(30代・広島県)
「怒らない人」(30代・東京都)
「怒りはせず、ですが指摘するところはしっかり指摘する。言い方が丁寧」(20代・福島県)
「声を荒げない。物腰が柔らかい。語尾が強くない」(20代・東京都)
「声を荒らげて怒らない」(30代・広島県)
「あまり怒ることがなく、雰囲気の優しい人」(30代・神奈川県)
「ドジしても怒らない」(30代・北海道)
「カーっと怒らない」(30代・石川県)
「激怒しない」(20代・神奈川県)
感情のコントロールやアンガーマネジメントが得意なだけでなく、〝そもそも怒りの感情をおぼえにくい〟タイプの人も、穏やかだと思われやすいでしょう。ほかの人ならば激怒してもおかしくないようなことを、笑って受け流したり、冷静に対処できたりする人は、もはや〝穏やか〟を超えて〝器が大きい〟といえそうです。
もちろん、たとえどんなことがあっても怒らないほうがいい…ということではありません。穏やかであることは美徳のひとつといえますが、心に無理をさせすぎるのは×。特に仕事中は、感情労働がいきすぎて、バーンアウトしてしまうおそれがあります。
穏やかだと思われるような人たちもきっと、無理して感情を押し殺しているのではなく、大局で物事を見たり、穏やかな自分を好きでいられたりするからこそ、周囲にもその穏やかな魅力が伝わっているのではないでしょうか。
他者への興味が薄い
「他人に期待していない人」(30代・兵庫県)
「渋滞や信号待ちでイライラしない。 他人にあまり興味がない。 相手に合わせられる」(30代・神奈川県)
感情が一定であるということは、他者の感情や周囲の環境に影響を受けることが少ないということでもあります。そのぶん、自分以外の人に対する興味が薄い…と、とらえられる部分も。
これは穏やかな人が冷たい性格をしているわけではなく、自分軸で生きているということなのかもしれません。他人軸で生きていると、心を乱される場面は増えるもの。自分の気持ちや信念に軸をおいて行動を選択できれば、おのずと穏やかな人になれそうです。
いつでも笑顔
「優しくてまったく怒らない。いつもニコニコしてる」(30代・兵庫県)
「いつもにこにこ優しい」(30代・愛知県)
「いつも笑顔で機嫌がいい」(20代・福島県)
「笑顔が絶えない」(30代・福岡県)
「笑顔を見るとホッとする」(30代・愛知県)
「にこにこしている」(30代・山口県)
笑顔は、〝あなたを好意的に受け入れようとしている〟サイン。いつもにこやかな笑顔を浮かべている人に対して、話しかけやすさや、優しさを感じることは多いでしょう。
とはいえ…生きていればいろいろありますから、「いつも笑顔でいるなんて無理!」という人も少なくありません。そんなときはまず、「口角を上げる」ことを意識できれば、あなた自身も、あなたの周囲にも穏やかな空気が漂い始めます。にっこりしている人に、険悪な言葉を投げつける人はそうそういないはずです。
心地いい話し方
「声のトーンが優しい」(30代・茨城県)
「言動が静かで落ち着いている」(30代・茨城県)
「話すときに声が大きくない人」(30代・千葉県)
「話す速度がゆっくり」(30代・東京都)
「喋り方が落ち着いている」(20代・東京都)
「言葉使いが優しい感じ。笑顔が多めで怒るのが得意ではない人」(30代・岡山県)
「ほどよい適度な口数(一方的に喋りすぎない)。マイナスなことを言わない」(30代・岡山県)
穏やかな人の優しい話し口調や、落ちついた声のトーンを聞いていると、「話していて安心する」と思うことが多いようです。
大きな声で相手をまくしたてたり、冷たい声でキツイ言葉ばかりを投げかけたり…そんな、話していて辛くなるようなコミュニケーションを、穏やかな人はとらないでしょう。穏やかな人のコミュニケーションのとり方は、相手に〝もっと話したい、相談したい、話を聞いてほしい〟と思わせます。
落ち着いている
「せっかちじゃない人」(20代・福岡県)
「落ち着いていて心が広い」(20代・青森県)
「落ち着いている」(30代・沖縄県)
「落ち着いている人」(20代・宮城県)
「物静かな人」(30代・三重県)
「おとなしい」(20代・千葉県)
穏やかな人は、せっかちで慌ただしい気質とは無縁です。ある意味、マイペースな一面があるのかもしれません。
周囲の人が慌てるような状況でも、「大丈夫、なんとかなるよ」と落ちついて行動したり、安心させてくれるような言動があったりすると、穏やかな印象に繋がりやすくなります。
ほんわかとした雰囲気
「波風を立てず、おおらか」(30代・神奈川県)
「顔つきがきつくない」(30代・東京都)
「物腰が柔らか」(30代・福岡県)
「物腰が柔らかい」(30代・東京都)
「物腰が柔らかい。相手への思いやりがある。言葉使いがやさしい」(30代・北海道)
いわゆる〝癒し系〟のような、物腰が柔らかくほんわかした雰囲気も、穏やかな人の特徴のひとつです。一緒にいて思わず和んでしまう、おっとりとした立ち居振る舞いは異性からも人気のポイント。
男性100人に聞いた「理想の彼女の条件」でも、穏やかで、一緒にいて居心地がいいことが挙げられています。
器が大きく、気持ちに余裕がある
「何があっても動じずマイペースでいる人」(30代・三重県)
「突然のトラブルに落ち着いて対処できる。何でも許すのではなく、トーンを抑えて、相手を傷つけないように上手く意見を伝えられる人」(30代・千葉県)
「動じない感じ」(30代・東京都)
「心が落ち着いてる人」(30代・福岡県)
「器が大きい、寛容」(30代・栃木県)
穏やかな人には包容力があります。
失敗したときや何か辛いことがあったとき、相手の愚痴や悩みを「うんうん、大丈夫だよ」と優しく聞いてくれるなど、包み込むような優しさが特徴です。
仮に問題が本人にあったとしても、感情的に責めたてるのではなく、冷静に優しく注意してくれることも多々。会社や学校など、組織の中にこのような人がひとりいてくれると助かりそう。
穏やかな人とのエピソードをご紹介

続いて、穏やかな人にまつわる体験談など実際のエピソードをご紹介。穏やかな人となりを目の当たりにした人の、リアルな声をみていきましょう。
どんなときでも怒らない
「まじで怒ったところを見たことがない」(30代・北海道)
「怒ったりイライラしたりしている相手に対して、ゆっくりと話を聞きながら気持ちを落ち着けていく同僚がいて、素敵だと思った」(30代・北海道)
「怒っているだろうときや悲しいときでも、声の大きさやトーンは変えずに話してくれたとき」(30代・埼玉県)
「怒ってるところを見たことがない」(20代・福岡県)
「怒らずに平常心でいる人です」(30代・広島県)
「めったに怒らなくて、話しているときはいつも笑顔で話してくれる」(30代・埼玉県)
「怒らない」(30代・北海道)
「怒らない」(20代・千葉県)
不可抗力とはいえ、愛車に嘔吐されてしまったり、悲しみや怒りを抱えていたりするときは、多少なりそれが態度に出てしまう人は多いでしょう。しかし穏やかな人はそんなことをせず、こちらが驚いてしまうくらいの包容力や、冷静さをもって対処してくれます。
いつも微笑んでいる
「いつもニコニコしている人」(30代・熊本県)
「いつも笑っていて嫌なことはすぐに忘れる人」(30代・福岡県)
「いつも微笑んでいて、感情が一定で優しい口調」(30代・東京都)
「ニコニコしてて、話し方も優しいし、誰にでも優しいところが穏やかそうだと思った」(20代・東京都)
「みんなで騒いでいるときにニコニコ笑っている」(20代・千葉県)
「イライラするような場面でニコニコしていたところ」(20代・福岡県)
「仕事が忙しくても笑顔で過ごしている」(30代・福岡県)
「嫌なことがあってもニコニコしている」(30代・東京都)
「いつも微笑んでいて、感情的になったり、声を荒げることや荒い言葉使いを見たことがない」(30代・宮城県)
「いつもニコニコしており、怒ったりイライラすることがない人」(30代・石川県)
「いつも機嫌よく対応している」(20代・福島県)
穏やかな人はいつもニコニコとした笑顔を浮かべ、優しく、まるで女神のように優しい態度で相手と向き合うようです。感情的な態度をとったり、カッとなりやすい性質だったり…怒りっぽい人とは真逆の対応といえるでしょう。
感情の起伏が一定
「いつ会っても気分の浮き沈みがなく、嫌なことがあっても感情的にならない」(30代・長野県)
「トーンが変わらない」(30代・東京都)
「むかつくことがあっても態度を変えない」(20代・東京都)
「メンタルが安定している」(30代・東京都)
「怒りを表に出さない人、いつも落ち着いている人」(20代・埼玉県)
悲しいことがあれば浮かない表情を浮かべたり、イライラしていたら余裕がなくなったりすることは、生きていれば誰にでもありえます。しかし穏やかな人の場合は、その日の機嫌によって態度が変わるようなことはなく、いつ会ってもテンションや機嫌が一定のようです。
トラブルに動じない
「何かあったときにパニックにならず、怒鳴ることなく話を聞く。よくないところはそっと注意をしてくれる」(30代・千葉県)
「周りがイライラしていても、落ち着いて対応できる人」(20代・愛知県)
「トラブルが起きても落ち着いて対処する」(30代・石川県)
「どんなときでも人の話を冷静に聞ける」(30代・広島県)
「ピンチなときでも怒らない、冷静」(30代・広島県)
「結構酷いこと言われても穏やかに訂正する」(30代・福岡県)
ピンチのときや、想定外の事態が起きたときの咄嗟の対応にこそ、その人の本質が現れているのかもしれませんね。穏やかな人を本当に怒らせてしまうようなことがあったら、それはそうとう大変な事態だといえそそうです。
周りに流されない
「相手の機嫌に左右されない」(30代・岡山県)
「周りがせかせか時間に追われていても、『急いでも意味ないから』と落ち着いて行動していた」(30代・愛知県)
「他人に期待していないので、仕事などがうまくいってなくても、ありのままの状態を受け入れられる」(30代・兵庫県)
「感じの悪い相手と話しても特にイラついた様子もないので、理由を聞いたら『プライベートで関わることはないから何か言われても自分に関係ない』と言っていた」(30代・神奈川県)
穏やかな人は、〝割りきり〟が得意な傾向にあります。引きずっても仕方がないことをいつまでも気にしたり、自分に無関係なことで気を揉んだりしないからこそ、つねに穏やかでいられるのかもしれません。
人に譲ることができる
「苦を感じず人のために動ける人に会ったことがあるが、魅力的すぎて全員が勘違いして惚れてしまうだろうと思った」(30代・福岡県)
「人に場所を譲る」(20代・大阪府)
穏やかな人は高い包容力をあわせもっていることも多いです。器が大きく心に余裕があるので、他者のために何かを譲ったり、自分を犠牲にしてでも力になろうとしたりします。そのため、異性から高い人気を得ることも。
話しかけやすい雰囲気
「聞き上手でこちらの話をしたくなるような人」(30代・東京都)
穏やかな人は、聞き上手な人であることが多いです。
相手の話に相槌を打ちながら、笑顔で聞くのが得意。仮に相手の意見に疑問を抱いても、いきなり話を遮ったり否定したりせず、まずは聞くことに集中した上で自分の意見を述べられます。
「興味がないなぁ」「でもさ…」などの相手が萎えてしまうような言葉を使うことなく、共感しながら相手が話しやすいように質問してくれるので、話していて心地いいと思われやすいでしょう。
器が大きい
「『無駄なことなんてひとつもない。全てのことに意味がある』という人」(30代・神奈川県)
「今の彼氏。普段は全く怒らないけど私のためになることはちゃんと厳しく言葉にしてくれる。とても優しくて7年付き合っていても毎日褒めたり愛情表現をたくさんしてくれる。いつもニコニコしててかわいい」(30代・兵庫県)
自分ひとりだったら落ちこんでしまいそうなミスや、辛いできごとがあったとき…穏やかな人からもらったひとことが、気持ちを元気づけてくれることも。自分にはなかった視点や、器が大きいからこその考え方に、救われる人もいるようです。
穏やかな人になるためのQ&A

穏やかな人の特徴である、「感情が安定している」「包容力があり器が大きい」ことを身につけるには、どうしたらいいのでしょうか? 後天的にできることはあるのでしょうか?
ここでは、〝穏やかな人〟になるためのポイントや心構えについて、Q&A形式で解説していきます。
A.怒りっぽい人はただ心が狭いのではなく、視野が広く他者の行いが目につきやすかったり、自身が人に気を使うからこそ、そうできない人の行動が気になったりしている場合もあります。もう一段階上の視点に立って物事を見られるように、大局観をもちましょう
大局観とは、
物事の全体的な状況や成り行きに対する見方・判断(小学館刊行・デジタル大辞泉より一部引用)
のこと。自分が怒りっぽいという自覚がある時点で、あなたはすでに、穏やかな人になるための一歩を踏み出しているようにも思います。
まずはその場で感情をあらわにすることのメリットより、〝自分が怒ったり、イライラを態度に出したりすることのデメリット〟にも目を向けましょう。「今のこの状況で、自分がイライラしてもいいことはない」と冷静に割りきったり、「怒りを伝えるべき場面は、本当に今なのかどうか」と自身に問いかけたりしてみるのです。
怒りの感情をおぼえること自体は、何も悪いことではありません。表向き穏やかに見える人だって、心のなかでは煮えくり返る怒りを必死に抑えつつ、自身を取り繕っている可能性だってありますから。アンガーマネジメントができると、もっと人とのコミュニケーションが円滑になるかも。
大切なのは、〝むやみやたらに感情的な態度をとるのではなく、大人の対応をすべき場面もあると心得ておく〟冷静さです。人はみな完璧な存在ではありません。それは相手だけでなく、自分も同じこと。穏やかな人だって、全員が聖人君子というわけではありませんから、まずは大局観を身につけることから始めると〇でしょう。
Q.好きな人の好みは〝穏やかな人〟だそうです。てっとりばやく、相手に穏やかだと思われるための方法を教えてください!
A.穏やかな人だと思われるために、欠かすことができない大事なポイントは笑顔です。明るく優しい笑顔を浮かべて、相手が話しかけたいと思うような雰囲気を醸すのが〇。それ以外のポイントについても、いくつか解説していきましょう
◆視点を変えてイライラを少なくする
例えば、「仕事ができない同僚や後輩にイライラしてしまう…」「穏やかでいたいと思っても、イライラはしないように」と気をつけたところで、いきなり自分を変えることは難しいですよね。
そんなときは「自分の変進力が低いのかも?」と視点を変えて疑ってみるのがおすすめ。
「この人は能力が低い」という観点で人を見るのではなく、「この人は○○が得意で、■■が不得意だから、私が■■をやろう」というように、相手の得意を見つけて仕事を進めたり、寄り添ったりすることで、苛立ちがおさえられることも。
イライラしてしまう場合には、こうして視点を変えてみると、怒りの感情を手放すことができるかもしれません。
◆動作を丁寧に、ものを大切に
例えば…
・相手に何かを差し出すときは「両手」で、または「片手を添えて」
・お茶を飲むときは指を揃えて
・ものの指し示しは指を揃えて手のひらを見せるように
…など、ひとつひとつの動作を丁寧に、ものを大切に扱うことで、周りからの見え方が大きく変わります。
しなやかに女性らしく、マナーのある振る舞いを心がけるだけで、自然と心も穏やかになっていくはずです。
◆穏やかな人と付き合う
穏やかな性格になりたいのなら、穏やかな人といる時間を長くもつのが手っ取り早いかもしれません。
そういった人と積極的に付き合うことで、自然とあなたにも穏やかな思考や感情が伝染し、あなた自身も次第に穏やかになっていくことでしょう。
穏やかな人=人として成熟している?
穏やかな人はいつも笑顔で、包容力があり、感情がつねに一定に保たれている…ということがわかりました。ただの優しくおっとりとした人というわけではなく、人として成熟した大人、という印象を受けますね。
つまり…穏やかさとは、これまでの人生経験や自身の努力によって、大人の対応ができる器の大きさだと解釈できるでしょう。周囲の人を勇気づけ、安心させ、自身もまた生きやすくなるための処世術を知っている、ということかもしれません。
穏やかな人がひとりいてくれるだけで、場の雰囲気が和んだり、自身も心が穏やかになったりするものです。穏やかな人のサポートをしたり、そんな人になれるように努力をしたりしているうちに、もっと魅力的な自分になれたら素敵ですよね♡
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ミナ・サントリーニ
ライター・大手占いアプリ所属の恋愛鑑定師。東京都出身。
数々の恋愛経験と世界各国を旅した経験を活かし、10年以上、男女問わずあらゆる恋のお悩み相談を受けている。
好きなラーメンは家系固麺油マシ。推しはニャンちゅう。



