変進力が低い上司や同僚との付き合い方って?
前回、仕事ができる人になるには? というお話をしましたが、今回は変進力が低い上司や同僚との付き合い方についての話をします。
※変進力… 目まぐるしく変化する、これからの時代に適応して進化していく力のことを表した造語
前回記事▶︎仕事ができない人は〇〇できない! 賢い社会人になるためにすべき積み重ねとは?
まず大前提として、上司や同僚の変進力が低いと思ったときは「自分の変進力が低いのかも?」と疑ってみてください。なぜかというと、そもそも変進力が高い人は、上司や同僚のことを変進力が低いと思うことがあまりないからです。
変進力が高い人は、上司や同僚に対して「この人は能力が低い」という観点で人を見ません。「この人は〇〇が得意で、■■が不得意だから、私が■■をやろう」のように相手の得意なところを見つけて、仕事を進めたり、一緒に仕事して寄り添ったりします。そのうえ、相手に対してリスペクトがあり、不満を言うより行動や改善を考えるのです。
変進力が高い人は仕事ができる人でもあるので、前回記事で述べたように、自分で意思決定をしています。ですので、そもそも「上司や同僚とどう付き合うか?」で悩むこともありません。
ですので、変進力が低い上司や同僚との付き合い方に悩むことがあれば、まずはご自身の変進力を今一度診断してみてください。
ちなみに、「この人は能力が低い」と思っている場合に往々にしてあるのが、「好き嫌いで判断している」ということが挙げられます。能力が低いと嫌いは混合しがち。ですので、本当はどちらかを冷静に判断してくださいね。
それでも、変進力が低いと思った場合は、さりげなく上司や同僚に変進力診断をやってもらい、可視化することをおすすめします。診断にはタイプごとに変進力を高めるためのアドバイスも載っているので、それを参考にした付き合い方を意識すると良いと思いますよ。
次回は、これまで紹介したことの要点をまとめて、お話したいと思います。
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木原 誠太郎 先生(Seitaro Kihara)
1979年1月16日生まれ。1997年に法政大学経営学部に入学。2001年に株式会社電通リサーチに入社。2005年に株式会社Newhandsを設立。2009年に株式会社ミクシィに入社。2010年に株式会社電通に入社。2013年にディグラム・ラボ株式会社を設立。「ホンマでっか!?TV」「性格ミエル研究所」(フジテレビ系)、「スッキリ」「有吉ゼミ」(日本テレビ系)などテレビ出演多数。