児島 気奈さんってどんな人?
東京の劇場を拠点にお笑いライブ・イベントを制作する「K-PRO」という会社がある。一般的にお笑いライブの多くは芸能事務所が主催し、そこの所属芸人が出演するケースが多いが、K-PRO主催のライブでは、事務所の垣根を超え多くの芸人が出演。昨年は1,000本以上のライブを行った。
「毎回あれだけお客さんが入るライブは他にはないんじゃないか」(バイきんぐ・小峠氏)、「K-PROはライブ界だったら一番じゃないか」(アルコ&ピース・酒井氏)と、多くの芸人からも信頼を集める。
そんなK-PROを立ち上げ、主催するお笑いライブの全てを取り仕切るのが、今回ご紹介する児島気奈さん(37)。
−−K-PRO代表になった理由は?
幼い頃から内気な性格だったという児島さんのお笑い愛の原点は、社会現象にまでなった『タモリのボキャブラ天国』。
当時小学生だった児島さんは、それからお笑いに目覚め、朝から晩まで全チャンネルを録画し自身で編集をするほどお笑いにのめり込んでいた。
孤独な中学時代を経て高校に入ると、全国のお笑いファンと文通をするように。その文通相手に誘われ、初めてお笑いライブを手伝い芸人への尊敬の念を深めていく。そして22歳の若さでK-PROを立ち上げた。
児島 気奈さんの「7つのルール」
さて、そんな児島さんが「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1.ケータリングは豪華にする
児島さんが主催するライブのケータリングは豪華なことが多い。本番前で緊張している芸人がリラックスできるような空間づくりを心がけている。
■2.暗い服を着る
自分は裏方であるという意識から、華やかな服ではなく暗い服を着るのが児島さんのスタイル。恋愛にも興味がなく「お笑いと結婚している」と思っているそう。
■3.食事は1日1品
ライブ中は、食事は「1日1品」が基本。〝お笑い欲〟があまりに強く食事<お笑いになるので、1日何も食べなくても平気なのだとか。
■4.右耳でラジオ 左耳で漫才を聴いて作業する
片時もお笑いから離れたくないという児島さん。ライブ終了後の事務仕事中でも、漫才とラジオを同時進行で聴き分けながら作業をしている。
■5.最前列には必ずお客さんを座らせる
ライブ会場の最前列には、必ずお客さんを座らせるのがこだわり。芸人がお客さんとの距離感を感じてしまわないようにするための配慮。
■6.スベった芸人には声をかける
ライブ中にスベった芸人には、必ず声をかけるのがポリシー。会場の状況を踏まえ芸人の気持ちを整えるのが自分の役目だと考えている。
■7.すべての芸人を応援する
昨年から、フリーの芸人をK-PROに所属させ自ら育成・営業を行っている児島さん。受け入れた多くは、事務所をクビになり途方にくれていた芸人たち。自分に笑顔をくれた芸人に恩返しをするため、「お笑いをやりたい」と思っているすべての芸人を全力で応援すると決めている。
次回の「7ルール」の放送は、12月10日(火)よる11時30分~。主人公は、納豆不毛の地で生まれた「大阪納豆」をつくる吉田恵美子さん。
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