韓国・HYBE社屋を見学！ 様々なムーブメントを生み出す会社の社内ってどんな様子？

働きやすい環境を考えて作られた魅力的な各フロアを解説！

ソウル・龍山に社屋を構えるHYBE社屋。社屋周辺のカフェなどでは、ファンが推しの誕生日などを祝って開く「センイルカフェ」などが開かれていることもあり、社屋社屋を含めこのエリアはファンの聖地に。

「HYBE」という社名に込められた「つながり」「拡張」「関係性」という意味をオフィス空間にも反映したいと考え、構造と機能を中心とした建築的アプローチで設計されていて、シンプルでありながら機能に忠実な空間設計。執務スペースの照明は、業務中にデスクに影ができないよう間接照明を導入し、目の疲労を軽減するため演色評価数90以上の製品を使用するなど細部にこだわりが。

17F〜19Fが福利厚生スペースに

高層階を福利厚生スペースとしている企業は多くない中、HYBEは社内診療所、ヘルスケアセンター、仮眠室、マッサージルームなどを完備。特に、ヘルスケアセンターやライブラリースペースは、オフィスフロアで最も眺望の良い場所に配置しているんだそう。働く人すべてが気持ちをリフレッシュしやすい空間作りがされていることがわかります。

この他のフロアにはファンなら幾度となく見たことがある、アーティストのみなさんの練習室や作業室。もちろん社員の方々が実務を行う各部署、会議室などが。

社員の健康をサポートする食堂には多彩なメニューが！

18Fの社員食堂ではしっかり食べられる定食から、ローカロリーなメニューまで平日のランチタイムには4つの異なるコーナーを設置。漢江ビューが気持ちいい広々とした食堂は、時間予約ができるそうで、スマートに食事が楽しめます。スナックが買える自動販売機もありました。ちょうどランチタイムにうかがったのですが、しっかりと食事を摂り、働く時間と休息の時間の切り替えがしっかりされているのが印象的でした。

今回、社員食堂で食事をさせていただいたのですが、スンドゥブチゲがとてもおいしく、サラダなどの小鉢は好きなものをピックできたり、細やかな部分に配慮が。

19Fのカフェには、韓国で超人気のFRITZ COFFEEが入店

最上階フロアはカフェとなっています。食後はコーヒーを飲むのが定番の韓国の方々。社内で人気店のコーヒーが買える素晴らしさ！ たっぷりと光が入る店内は居心地抜群です。カップはオフィスフロアなど全フロアで使用可能で、きちんと回収ボックスが設置されているそう。使い捨てのカップを使わないシステムがしっかりと構築されていました。

ちなみにソウル・汝矣島（ヨイド）の花火大会の時期は、社内で申し込み受け付けが行われ、家族や知人を招待して観覧する機会が設けられているんだそう！ 当然大人気で、かなり高い競争率になるとのこと。通常のビューも最高なのに、ここから見る花火は圧巻だろうなとワクワクしました。

アーティストのコンテンツなどにも登場するForum！

部署ごとのワークショップや社内イベントに活用される多目的スペース。広々としたスペースは高い天井が特徴で、カーテンで空間を区切ったり、スクリーンを下ろしてイベントを開催したりすることができます。テレビ番組の撮影や、週末にはアーティストの撮影などにも使われているスペース。先日BOYNEXTDOORのYouTubeコンテンツでここにメンバーの皆さんが担がれて入ってきた様子を見た！と記憶が蘇りました。

さらに、19Fには「Comb」と名付けられた屋上庭園が。アーティストのチャレンジ動画などで観たことがある人も多いのではないでしょうか。ちなみに「Comb」という名前は、植えられた白樺の木がクシ（コーム）のように見えることから名付けられたんだそう。

世界中を熱狂させるさまざまなクリエイティブが生み出され、トレンドを発信していくHYBE社屋にはアーティストのみならず、そこで働く人たちへの想いが詰まった環境でした。