「隣の少年たち」は眩しすぎる存在だった
2023年に韓国でデビューし、デビューから約半年て8つのアワードを受賞するなど瞬く間に人気グループとして愛されているBOYNEXTDOOR。2024年には日本デビューもし、日本でも高い人気を集めています。そんなBOYNEXTDOORが2024年12月の韓国・仁川公演を皮切りに、日本を含むアジア13都市で行う待望の初コンサートツアー「BOYNEXTDOOR TOUR ‘KNOCK ON Vol.1’」を開催中。日本ツアーはその一環として、東京、愛知、大阪、宮城、福岡、神奈川の全6都市で「BOYNEXTDOOR TOUR ‘KNOCK ON Vol.1’ IN JAPAN」が開催されました。ホールツアーということもあり、ライブチケットはプラチナとなる人気ぶり。会場は開演を待ち侘びるONEDOOR(ファンの愛称)でいっぱい!
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暗転した会場に響き渡るノック音。ONEDOORに会うためのVCRが流れ終わると、黒のジャケットをまとったメンバーが登場し「Earth, Wind & Fire(Japanese Ver.)」でスタート。「ONEDOOR、声出せるのか!」とJAEHYUNがあおると、割れんばかりの歓声が。これはもうスタートから爆上がりの予感しかありません。コールもバッチリで1曲目からますます熱を帯びていく会場。この段階ですでに筆者、グッときておりました。そして、3rd EP『19.99』から『Dangerous』を披露すると放たれる銀テープ。その景色の美しさに青春の眩しさを感じずにはいられないほど。
MCタイムに入るとメンバーそれぞれがご挨拶。歌っているときのカリスマ性と話しているときの等身大な姿のギャップもまた魅力。わちゃわちゃしている姿を見られるのもたまりません。

「lifeiscool」でのLEEHANの色気を漂わせるダンスや、「OUR」でのRIWOOのダンスや「20」での歌い出しに惚れ惚れ。SUNGHOの美しすぎる高音、JAEHYUNのしなやかなダンスと繊細な歌声、クールなラップ、TAESANのキレのあるダンスや聴き惚れるラップ、WOONHAKの圧倒的声量と安定した歌声、なんて才能あふれるグループなんだろうとこのライブ中に何度思ったことだろうか。それぞれがしっかりと個性を持ちながら、その個性が重なり合ったときに見せるものすごいエネルギー。ハンドマイクでの生パフォーマンスに定評があるBOYNEXTDOORの魅力を遺憾なく発揮しているステージに圧倒されます。

韓国の主要チャートでトップ10入りを果たし、大人気を博した楽曲の日本語バージョン「今日だけ I LOVE YOU(Japanese Ver.)」を披露すると、会場のボルテージはますます上昇。「ああ、本当にいい曲だな」と名前で聴けたことに感動を覚えます。そして、その後はBOYNEXTDOORのキャラクター、BBNEXDO(プネクド)のパペットを手にして登場。家を模したセットの窓からギュウギュウに並んでパペットを手にするBOYNEXTDOORの姿、これをかわいいと言わずなんというだろうという世界線の中、「ABCLOVE」を披露。RIWOOは窓にダーリンを座らせて見せたり、LEEHANは最後まで窓から顔をのぞかせたり、WOONHAKとウナギがそっくりすぎて本当にキュートすぎるなど、最高の時間でした。

「Amnesia」ではステージから客席へ降り、ONEDOORのより近くへ! TAESANのカリスマ溢れるふるまいや、SUNGHOのファンへの視線の送り方、LEEHANやJAEHYUNの見つめ方、WOONHAKのわんぱくっぷりなど「さすがBOYNEXTDOOR!」となる客降りでのステージでした。その後、MCへと続き日本オリジナル曲「GOOD DAY」を披露。2024年の夏、BOYNEXTDOORと過ごした思い出がよぎった人も多いのではないでしょうか。
余談ですが、終盤のVCRでのドアの開け方にそれぞれの個性が際立っていて、個人的にあのVCRがとても好きです。

VCR明け、「Crying」「But Sometimes (Japanese Ver.)」「Gonna Be A Rock」と怒涛のラインナップで魅せていきます。さすがにメンバーたちもかなり体力を消耗したようで、「10秒だけ!」と休憩をリクエストするひと幕も。メンバーからリクエストされたこともあり、ゆっくりカウントしてあげるONEDOORがとてもかわいくほっこりの時間に。「Nice Guy」でのTAESANの「チューしてください」発言に会場が割れるかと思うほどの悲鳴のような歓声が。

メンバーそれぞれが自分の言葉でONEDOORへの感謝の想いを伝えた最後のMCには、心からの「ありがとう」と「愛してる」が満ちていました。アンコールは「Serenade」、ONEDOORへの愛が詰まった「400 Years」、スマホライトの演出が美しかった「So let’s go see the star」を披露し終演。のはずが、やまないアンコールの声にメンバーたちが再登場! 大盛り上がりのダブルアンコールで幕を閉じました。

これまで様々な国で多数のイベントに出演し、どのイベントでも圧倒的なパフォーマンス力で会場を掌握し続けてきたBOYNEXTDOOR。「もっと観たい。もっと聴きたい」というONEDOORの願いを単独コンサートで叶えてくれ、あらゆる魅力で魅せてくれた最高の時間は、ONEDOORを幸せな余韻で心をひたひたに満たしてくれたのでした。
そして! 日本初アリーナ単独公演『BOYNEXTDOOR TOUR ‘KNOCK ON Vol.1’ ENCORE IN JAPAN』が決定。武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナにて6月28日、29日、30日の3DAYS開催となります。ステージをさらに大きくし、さらなる魅力で虜にしてくれるであろうこちらの公演も必見です!
『BOYNEXTDOOR TOUR ‘KNOCK ON Vol.1’ ENCORE IN JAPAN』公演概要
2025年6月28日(土) 開場 17:00/開演 18:00
2025年6月29日(日) 開場 17:00/開演 18:00
2025年6月30日(月) 開場 17:00/開演 18:00
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