【目次】
・「優しすぎる」人の定義とは
・「優しすぎる」人の特徴とは?
・「優しすぎる」人の心理とは?
・「優しすぎる」性格を改善する方法とは
・最後に
「優しすぎる」人の定義とは
あなたは周りの人から「優しすぎる」と言われた経験はありますか? 自分にとっては当たり前のことなので、そんなこと言われても… と困ってしまうこともあるかもしれません。一般的に「優しい」といえば、人から好印象を持たれる1番の特徴ともいえますが、「優しすぎる」という言葉にはややネガティブな響きが感じ取れます。
「優しすぎる」人は、自分を犠牲にして他人のことを優先してしまう人のことです。優しさが度を超しており、他人の目から見てそこまでしなくてもいいのにと思うほど、他人に尽くしすぎてしまう人のことをいいます。自分のことを犠牲にし、損をしているように見える人のことを「優しすぎる」ということが多いようです。
「優しすぎる」人の特徴とは?
「優しすぎる」人には具体的にどのような特徴があるのでしょうか? 自分自身や身の回りの人が当てはまっていないかチェックしてみましょう。
1:穏やかで繊細な性格
「優しすぎる」人は、大抵穏やかで落ち着いた雰囲気を持っています。誰に対しても丁寧で人当たりがよく、周りからの印象が良い人が多いでしょう。人の輪を大切にしており、人間関係を平穏に保ちたいという気持ちを強く持っているので、怒ったり泣いたりする姿を人に見せることがありません。
そのため、大人で落ち着いているという印象を持たれることも多いのですが、実は人に気を遣いすぎて疲れてしまっていることもよくあるのです。
2:自分よりも他人を優先する
「優しすぎる」人は、自分のことよりも他人を優先してしまいがちです。他人のことを思いやりすぎて、自分のことを疎かにしてしまいストレスを溜め込んでしまうことも。基本的に人がいい性格なので、仕事を押し付けられていることに気がつかなかったり、都合のいいように利用されてしまうことも珍しくありません。周りから助言されて初めて人の悪意に気付く人も多いでしょう。
3:本音が言えない
「優しすぎる」人は、人に本音を言うのが苦手です。こんなことを言ったら嫌われるのでは? 迷惑をかけてしまうのでは? と他人の顔色を気にしすぎてしまうので、自分のいいたいことも我慢してしまう傾向があります。ですが、そのことがかえって他人からみると何を考えているのかわからない、自分の意見がないなどとネガティブな方向に受け取られてしまうこともあるようです。
「優しすぎる」人の心理とは?
どうして「優しすぎる」人は、自分を犠牲にしてまで相手に尽くしてしまうのでしょうか? その心理を探っていきましょう。
1:人に嫌われたくない
「優しすぎる」人は、人に嫌われたくないという気持ちを強く持っています。そのため、内心嫌だなと思った仕事でも引き受けてしまったり、厄介な人に好かれてしまうことも珍しくありません。
恋愛面では、優しいのでモテることもありますが、誰にでも優しくする姿を見られて恋人から「本当に私のことが好きなの?」と責められたり、「熱意が伝わってこない」と怒られてしまうこともあるようです。
2:優しくすることが当たり前だと思っている
「優しすぎる」人は、人に優しくすることは当たり前だと思っているため、自分が「優しすぎる」という自覚がありません。困っている人がいれば、助けるのは当たり前と思い、損得考えずに行動します。もし、自分が損をするようなことが起きても、困ったときはお互い様と思っているので、相手が助かればそれでいいと思っているようです。
「優しすぎる」性格を改善する方法とは
「優しすぎる」人は、「優しすぎる」ために気づけば自分が損をしていたり、ヘトヘトに疲れていることもしばしば。なんとなく自分の生き方に生きづらさを感じる場合は、一度自身のあり方を見つめ直してみることも一案です。ここでは、「優しすぎる」性格を改善する方法を紹介します。当てはまると感じる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1:自分の気持ちを大切にする
「優しすぎる」性格を直す方法のひとつは、自分の気持ちをもっと大切にすることです。「優しすぎる」人は、相手の都合ばかりを優先してしまって、自分を犠牲にする傾向があります。思いやりがあることはいいことですが、中にはその性格が辛いと感じている人もいるはずです。
今度から何か他人に頼まれた場合には、自分にとって利益になるのか、嫌われたくないなどのネガティブな気持ちで引き受けていないかをチェックしてみましょう。「優しすぎる」人にとっては、自分の気持ちを第一に考えることがもっとも大切なことなのです。
2:自分の気持ちを相手に伝えるようにする
「優しすぎる」人は、他人に自分の意見を伝えるのが苦手です。だからこそ、日々の生活の中で自分の気持ちを素直に口にする訓練をしてみましょう。これを言ったら嫌われるのでは? と思うことでも、案外他の人にとっては些細なこととして受け入れてくれることもあるでしょう。
あなたと今後も関係を続けていきたいと思っている人であれば、あなたの本音にもきちんと耳を傾けてくれるはずです。全員に好かれるために自分を犠牲にするよりも、自分を大切にしてくれる人との関係を深めてみてはいかがでしょうか?
3:自分に自信をつける
人の意見に振り回されてしまう、言いなりになってしまうのは自分に自信がないことが原因かもしれません。自分に自信が持てれば他人に左右されることなく、自分のペースで生きられるようになるはずです。思い切って、今まで我慢していたことに挑戦してみたり、スキルや外見を磨く習慣を付けてみましょう。自分に自信が持てるようになれば、もっとのびのびと生きられるきっかけになるかもしれませんよ。
最後に
「優しすぎる」人は、自分よりも相手のことを思いやるあまり、ストレスを溜め込んでしまうことがあります。周りの人に頼られすぎてしまったり、都合のいいようにされてしまうことも多いため、頑張っている割には苦労が報われないことも珍しくありません。
自分自身が「優しすぎる」と感じる場合には、改善する方法を試してみましょう。嫌われたくないという気持ちから、自分にとって不利益になることを受け入れているとストレスになってしまいます。自分のことを大切にした上で、相手にも思いやりを持てる優しい人になれたらいいですね。
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