【目次】
・カサカサ肌改善に試したいスキンケア
・全身のかゆみや粉吹き肌さんにおすすめのケア
・カサカサ肌さんにおすすめの保湿アイテム
カサカサ肌改善に試したいスキンケア
クレンジングは「クリーム」にチェンジ
クレンジングクリームは、油分と水分が乳化した状態のもの。バランスよくメイクを浮かせるので肌に負担をかけにくく、マイルドな洗い上がりです。カサカサと粉を吹くような肌なら、オイルやフォームタイプのものでなく、「クリーム」を選ぶのをおすすめします。
オルビス|オフクリーム
程よい厚みのあるクリームが、ゆっくりと優しくなじませることで肌の上でとろけ、心地よさを得られる。
おうち時間で肌質改善♡ クレンジングは【クリームorフォーム】でゆらぎ肌を守って|おすすめ8選
化粧水は数回に分けて塗布する
カサカサ肌はしっかりと保湿することが大切。かゆみやひりつきなどの炎症が起こるほどの乾燥肌は、肌に十分な水分や油分を行き渡らせることで、刺激にも強い肌に。
化粧水をつけるときは、まず手のひらにたっぷりとのせて顔を覆いましょう。手の温度を使ってゆっくりと肌を覆うことで、より浸透しやすくなるはず。少し時間をおきながら、数回に分けて化粧水をつけると、保湿力も持続します。
小林製薬|Saiki(さいき) 治療ローション
※現在はパッケージ変更
化粧水さえもヒリヒリしてしまうような乾燥肌に。保湿薬の主要成分や抗炎症効果の高い成分、組織を修復する成分などを配合した、ベタつかないさらっとしたローション。顔以外にも、ひじやひざ、かかとやくるぶしなど、全身に使用可能。
保湿成分配合の美容液を使う
\このお二人に聞きました!/
銀座ケイスキンクリニック院長 慶田朋子先生
ウォブクリニック中目黒総院長 高瀬聡子先生
高瀬先生によると、化粧水は主に水分を補給するもの、乳液やクリームは肌に油分を与えて柔らかさを出したり、与えたうるおいをフタしたりするためのものだそう。乾燥が気になる人は、うるおいを抱え込む成分が入った保湿美容液も使うべきだと言います。
「もちろん、化粧水や乳液、クリームにも保湿成分は配合されていますが、それぞれアイテムとして目的が異なるので、一般的に配合量は少なめです。化粧水でたっぷり水分を与えて乳液やクリームで守っても、すぐ乾いてしまう… という人は〝潤いを抱え込む力〟が不足しているので、保湿美容液を塗ると、乾燥の改善を実感できるはず」(高瀬先生)
慶田先生曰く、保湿成分とは具体的に「アミノ酸、ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲン、多糖類など」。
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つける量はたっぷりと

慶田先生によると、洗顔後のお手入れを1〜2分でパパッと済ませるという人は、つける量が足りていない可能性があると言います。
「スキンケア化粧品には、それぞれ使用量の目安が表示されていますが、総じて、少なめに感じます。化粧水など水分系のものは、目安量の倍以上つけてもいいと思います。手のくぼみに1回とれる量を顔全体になじませたら、それを2〜3回繰り返し、2、3回目は首からデコルテまで塗って。美容液は手のくぼみに1回分、クリームは大きめのパール3粒分くらい。大容量ではない化粧品が2ヶ月経ってもなくならない場合は、使う量が少ないと思っていいでしょう」(慶田先生)
肌のカサカサや乾燥が気になる人は、スキンケアのラインアップを見直す前に、まず使う量を増やしてみるのが良いそう。それでもうるおいが足りないと感じたら、保湿力の高いものにグレードアップしてみるのがおすすめだそうです。
また、高瀬先生曰く、しっかりムラなく浸透させることと、摩擦の刺激を与えないことも大切だそう。
「肌全体にムラなく浸透させること、摩擦の刺激を与えないことが大切なので、手なら何度か重ねて塗り残しのないように。コットンならたっぷりとって繊維の摩擦が起こりにくいようにしてください。化粧水は大半が水分なので、つければつけるほど効果が高まるというわけではないですが、ムラなくしっかりなじませると透明感が出ますし、健康な肌を保つことができます」(高瀬先生)
さらに、お手入れの最後はクリームを使うべきだとお二人は言います。
「乳液は一般的に油分より水分が多く、柔軟効果はありますが、ラッピングして潤いを守るところまではいきません。ニキビができやすかったりテカりやすい人は、乳液か、クリームの部分使いを。それ以外の人はクリームを顔全体にしっかり塗ってください」(高瀬先生)
「朝はメイクくずれの原因になるから、とクリームを躊躇する人も多いようですが、逆にしっかり塗ったほうがいいのです。日中の乾燥や刺激から、肌を守ることができます。くずれが気になるなら、Tゾーンは薄めに塗るようにしましょう」(慶田先生)
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全身のかゆみや粉吹き肌さんにおすすめのケア
まず体の洗い方を見直す
美容家の山本未奈子さん曰く、ゴシゴシと洗ってしまうと、必要以上にうるおいを奪ってしまうそう。
「紫外線やエアコンなどで肌だけでなくボディも同じくらい乾燥。さらに汗やベタつきが気になるから、ゴシゴシ洗いすぎて必要以上に潤いを奪ってしまっている人も多くみられます。ボディタオルの摩擦はくすみにつながることもありますし、週1〜2回にとどめるのが無難」(山本さん)
「顔と同じくらい皮脂腺が活発に働いているデコルテと背中はしっかりめに、そのほかの部位は泡をしっかりとたてて手洗いするくらいで十分。ボディソープはやわらかな泡がたつものが前提ですが、肌に浸透するものではないのでさほど神経質にならず、香りや好みで選んで。とはいえ刺激を受けやすいデリケートゾーンは専用ウォッシュを取り入れるのが賢明です」(山本さん)
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うるおい肌を保つケアを習慣づけて
時短美容家の並木まきさんによれば、カサカサ肌にはオイルとボディクリームの合わせ技が効くと言います。
「うるおいボディを目指すべく『ボディオイル→ボディクリーム』の順で使っていきますが、オイルを使うタイミングは、入浴後すぐ。タオルで拭く前の水滴が付いた状態のボディ全体に、オイルを伸ばしていきます。肌に水滴があるとオイルが伸びやすく、時短で全身に塗りやすい!」(並木さん)

「ボディ全体にまんべんなくオイルを伸ばしたら、あとはいつも通りにタオルで拭くだけ」(並木さん)
その後、ボディクリームを塗って完了だそう。ちなみにボディクリームはミスト状のものだと、全身を時短でお手入れできておすすめだそうです。めんどうなケアは続きにくいですが、ボディケアが30秒から1分程度で完了できるなら、持続しやすいですね。
時短美容家が実践! うるおい肌の女性のお風呂後「1分ボディケア習慣」を大公開!
カサカサ肌さんにおすすめの保湿アイテム
アユーラ|リズムコンセントレートウォーター
カサカサ肌も瞬時にうるおう高浸透力が特徴の化粧水。うるおいが肌内部にとどまり瑞々しくやわらかな肌へ。300ml
「なじませると、肌が水を飲みほしたような、充足感が得られます! 気持ちが軽くなるような香りも、続けたくなる魅力ですね」(ライターI)
【乾燥肌に】長時間うるおいキープ!【アユーラ】の超保湿化粧水|オフィス美人の偏愛コスメ
花王|キュレル 潤浸保湿 フェイスクリーム
ストレスで敏感になってしまった肌も、しっとりと穏やかに落ち着かせる。40g
「肌荒れケアに愛用。刺激がなくて肌が落ち着きました。価格も優しい」(営業・28歳)
「『セラミドがいい』と聞いてこれを購入。肌がゆらぎにくく、ぷるぷるになった」(メーカー・27歳)
【クリーム部門】Oggi読者の愛用アイテム|肌をしっかり守ってくれるものをチョイス!
カネボウ化粧品|リサージ ミルクオイル
ミルクのような肌あたりで、なじませるとオイルのようなうるおいを実感できる、不思議なテクスチャーの美容液。コラーゲンケア成分で、元気がない肌の救世主に! しっかりうるおうのにベタつかないのもGOOD!
【リサージ】からミルクとオイルのいいとこ取りのオイルイン美容液が発売|オフィス美人のつくり方