年の差結婚、何歳差からそう呼ぶ?
年の差結婚とは具体的にどのくらいの年齢差を指すのでしょうか。
一般的には10歳以上の年齢差がある結婚を指すことが多いですが、年齢差による感覚は本人たちの捉え方によって異なります。わずか5歳差であっても、価値観やライフステージの違いが大きい場合は年齢差によるものと考えることもありますし、年齢差が大きくても趣味や好きなもの、考え方が似ていれば実際ほど年齢差を感じることは少ないでしょう。
年の差結婚のいいところ3つ
年の差婚は、年の差があるからこそ感じるメリットや得られるものがあります。年の差婚のいいところを3つご紹介します。
思う存分甘えられる
パートナーが同年代だと、 甘えにくかったり弱音を吐きにくかったり、甘えるのがみっともないと考えてしまうこともありますが、年の差があることで年齢によるプライドをいい身でなくすことができて、素直に甘えやすくなります。
パートナーが年上の場合、経済的にも精神的にも余裕があり、安心感につながります。また、パートナーが年下の場合でも、年の差があるからこそ些細な悩みを打ち明けたり年齢特有の価値観に縛られずに精神的に頼ることができるのです。

経済的安定
同い年での結婚は、お互いに収入が十分でなかったり不安定な場合も多く、収入が安定してある程度貯蓄や資産が確保できるまでは経済的な不安を抱えながら生活することもありますが、パートナーの年齢が高いとこれまでしっかりと生活の基盤を作ってきていることも多いため、経済的な心配をする可能性が少ないと言えます。また、住宅購入や子供の教育費など、将来的な出費の計画も立てやすいといえるでしょう。
経験豊富で落ち着いている
パートナーが年上の場合、さまざまな経験をしていることから、トラブルや困難な状況に陥っても冷静に判断してくれるなど、落ち着いて対処してくれるでしょう。
また、若い頃に比べてある程度年齢を重ねると人は感情のコントロールが上手くなったり冷静さが増してくるものなので、喧嘩になる頻度が減ったり、意見がぶつかっても建設的な話し合いで物事を解決することができます。
落ち着いた関係を築き、お互いに尊重し合えるようになるでしょう。
年の差結婚の悪いところ3つ
一方で、年の差結婚には、年齢差があるからこそ直面するデメリットも少なくありません。年の差結婚の悪いところを紹介します。
世代の話題が通じない
年齢差が大きい場合、子供の頃や青春時代に経験した出来事や当時の流行について、好きな音楽や映画など、共通の話題で盛り上がることができない場合も。
共通の話題はそれ以外にもあるので大したことではないですが、世代共通の話題で盛り上がれないときに年齢差があることをしみじみと感じてしまうことになります。
お互いの友達と話が合わない
パートナーと年齢差があるということは、パートナーの友人たちとも年齢差があるということ。お互いの友人と会ったときに共通の話題が見つからなかったり、会話が盛り上がらないこともあります。
また、友人の子供と自分の子供の年齢が近くなく、子育ての話題で盛り上がることができない場合も。パートナーの年齢によっては、子供を持たない選択肢もあるでしょうし、家族計画や将来の問題で友人と話が合わないことも。
老化の問題
年齢差が大きいと、パートナーに対して早い段階で老化を感じることがあります。ただ歳をとる、ということだけでなく、体力の差や健康問題が生じたり、年上のパートナーが早くに定年を迎えることで、生活リズムや経済的な不安が生じることも考えられます。

どこで出会う?年の差カップル
年の差カップルはどのような場所で出会うのでしょうか? 年の差カップルの出会いの場やきっかけをいくつか紹介します。
仕事場
同じ職場で切磋琢磨することで、お互いをよく知り、信頼関係を築きやすいため、恋愛に発展しやすくなります。仕事を通じてお互いの価値観や人柄を理解しているので、年の差があってもさほど気にならなくなることが多いようです。
飲食店での出会い
バーやカフェなど、落ち着いて会話ができる場所での出会いも多いようです。隣同士に座ったり、常連同士で顔見知りになったりと、自然と仲良くなることができるので、年齢差に関係なくお互いの中身を知った上で恋愛に発展することがあるようです。
マッチングアプリ
最近では、男女の出会いとして当たり前となったマッチングアプリ。マッチングアプリでは、年齢、趣味、価値観などで相手を検索できるため、あらかじめ相手の年齢が恋愛対象かどうかを理解した上で出会うことができます。
趣味のイベント
趣味を通じて出会う年の差カップルも少なくありません。スポーツや音楽、アート、ゲーム、コスプレなど、共通の趣味がお互いの絆となっているため年齢に関係なく深い関係が築くことができます。趣味を通じて知り合うことで自然と恋愛に発展することも多く、趣味同士の出会いなので共通の友達も多いこともメリットです。
成功談に学ぶ!年の差結婚の出会いと本音
今回、年の差結婚をしたカップルで、10年以上結婚生活が続いている2組のカップル取材。成功のポイントを伺いました。
2人で決めることが成功のポイント
「主人37歳、私が22歳のときに結婚し、今年で結婚25年です。結婚前は少し年齢について心配はありましたが、実際に結婚すると年の差は関係なく、私は私のやるべきことを、夫は夫のやるべきことをするので、年齢差を感じる場面は結婚前よりは少なかったように思います。家族のことは2人でたくさん話して決めてきたので、年齢差や世代の違いも感じませんでした。大切なことは2人で決めることが成功のポイントだと思います」(47歳女性・年の差15歳)
そんなもんかな、と受け入れることが大切(笑)
「私のバイト先に主人がお客さんとしてきていたのが出会いのきっかけです。主人は昔気質の性格で振り回されることも多かったけれど、経済的には安定していたので生活の心配がなかったことは結婚生活を続けるなかで大きかったと思います。早い段階で主人の老いを感じましたが、もともと若かったわけでもないし“こんなもんかな”と受け入れることが大切かなと思います(笑)」(41歳女性・年の差21歳)

いいところも悪いところも、本人たち次第!
年の差結婚には、存分に相手に甘えられる安心感や経済的な安定といった魅力がある一方で、年齢による話題の違いや友人関係などの問題もあります。しかし、同世代同士の結婚にもメリットデメリットはあるので、要は本人たち次第ということ。年齢差を超えた素敵なパートナーと、素敵な結婚生活を送れるといいですね。