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いくつ当てはまる? パートナーに対して素直な人の行動

パートナーに対して素直な態度で居続けるためには、日々の行動の積み重ねが大切です。パートナーに素直な態度を持ち続けている人に当てはまる行動を見ていきましょう。
当てはまるものが多いほど、夫婦間で素直なコミュニケーションをとれている可能性が高いはずです。
♦︎自分の気持ちを大切にしている
夫婦喧嘩をしたときに「本当は謝りたいけど、負けたくない」や「本音では感謝をしているけれど、今さら言うのは恥ずかしい」などの感情があると、自分の本当の気持ちをパートナーに伝えづらくなります。
喧嘩をして後悔をしていたり相手に対して感謝を伝えたいと感じたりしているならば、自分のその気持ちを大切に思うほど、パートナーに対しても素直な行動を取りやすくなるでしょう。
♦︎感謝を言葉にして表している
素直な人ほど、パートナーに対して 「ありがとう」 を惜しみなく伝えているもの。
小さなことでも「ありがとう」と言えて、何かをしてもらったら当たり前と思わずに毎回きちんと感謝する習慣が根付いていると、パートナーと良好な関係をキープしやすくなるでしょう。
たとえば、食事を作ってもらったときや家事を手伝ってくれたときに「いつも助かる。ありがとう!」と自然に言える人は素直な人です。
♦︎謝るべきときに謝っている
夫婦であっても謝罪をするときには、タイミングも重要です。
素直な人は自分の非を認めて「ごめんね」と言える傾向が強く、パートナーから間違いを指摘されたときにも言い訳をせずに「そうだったね、ごめん」と認めるだけの余裕があります。ちょっとしたミスやすれ違いでも素直に謝り、夫婦間にわだかまりを残しません。
謝ることは負けではなく、ふたりの関係を深めるための大切な行動だと認識しているからこその行動です。
♦︎相手の話をよく聞いている
素直な人は、パートナーの意見をしっかり受け止めて否定せずに聞く傾向があり、相手の言葉を遮らずに最後まで聞くだけでなく「でも」や「だって」と、反論を挟む頻度も低い傾向です。パートナーの価値観や考え方を尊重し、自分とは異なる意見が出てきたときにも聞く耳をもっているのです。
また、パートナーが悩みを相談してきたときには「そうなんだね、大変だったね」と共感を表せるので、自然とパートナーが話しやすい空気感がつくられます。
♦︎恥ずかしがらずに愛情表現ができている
素直な人ほど、長く一緒にいるパートナーに対して恥ずかしがらずに愛情表現をしています。
「好き」「愛してる」と言葉にしたり、手を繋ぐ、ハグをするなどのスキンシップも自然にできるタイプが多く、普段から「今日も一緒にいられて幸せ」などと自然な愛情表現も惜しみません。
夫婦間で素直になるために必要なこと

一度素直になれない間柄になってしまうと、夫婦の関係を改善するのには苦労する場合もあります。でもお互いが心がけを変えるだけで、少しずつだとしても関係に良い変化が訪れるはず。
では、夫婦間で素直になるために必要なこととは?
♦︎パートナーを信頼する
お互いが素直な関係を構築するためには、パートナーに対して余計な疑いをかけたり駆け引きをしたりしないこと。 相手を信頼する心がけが何よりも大切です。
例えば、パートナーからの連絡が遅れてもすぐに疑わないようにしたり、必要以上の束縛はしない、常に相手の自由や個性を尊重したりといったポイントを日々の生活に取り入れていきましょう♡
「この人は、自分を大切にしてくれている」とパートナーに対して思えると、ふたりの関係は良いものへと変化していきます。
♦︎余計なプライドは持たない
パートナーに対する余計なプライドは、思い切って捨てましょう。
相手とすぐに張り合って「常に自分のほうが正しい」「優位に立ちたい」といった気持ちが出ると、夫婦の関係は歪んでいってしまいます。
自分が間違っていたときにはきちんと認める、謝るべきときには先に謝るといった基本的な姿勢や、パートナーの助けが必要なときには恥ずかしがらずに相手を頼るのもいいでしょう。
♦︎相手の気持ちを考える
素直な関係を築いていくためには、“自分がどう思うのか”よりも“相手がどう思うのか”を優先したほうがスムーズに進むコミュニケーションも少なくありません。
もちろん自分の気持ちを押し殺してまで常に相手に合わせるのは避けるべきですが、パートナーがやめてほしいと思っていることがあるならば、仮にその理由が理解できなかったとしても「嫌だ」と感じている相手の気持ちを優先するのも思いやりでしょう。
人は、相手が自分の気持ちに寄り添ってくれていると感じると心を開き、素直になれるもの。夫婦間での心の距離を縮めるためには、相手の気持ちへの配慮は欠かせません。
夫婦が素直になれる魔法の言葉を使ってみて!

夫婦間で使うと、お互いがどんどん素直になっていく魔法の言葉もあります。
代表的なフレーズを3つ解説します。
♦︎「ありがとう」
まずはコミュニケーションの鉄板フレーズでもある「ありがとう」です。
感謝の言葉は素直になるための第一歩ですから、どんなに小さなことでも「ありがとう」を伝えるだけでお互いの気持ちが和らぐでしょう。
「ありがとう」は親密な間柄であってもきちんと言葉にしないと相手に伝わらないこともあるため、夫婦になってからも積極的に口にしたいフレーズです。
♦︎「ごめんね」
夫婦喧嘩がこじれるときには、一方または双方が意地を張ってしまい「先に謝るのは負け」といった心境になっているケースも多いもの。そのため、どちらかが先行して「ごめんね」が言えれば、すぐにわだかまりが解けて仲直りに進む例も少なくありません。
「言いすぎちゃったね、ごめん」や「気づいてあげられなくてごめんね」など、プライドを捨てて謝ることができる夫婦ほど、喧嘩からの仲直りも早い傾向にあります。
♦︎「大好き」
一緒にいる時間が長くなるほど「好き」や「愛してる」を口にする機会は減りがちに。「今更言うなんて恥ずかしい」といった気持ちが強まりやすい面も否めません。
けれどパートナーへの愛情表現は、言葉にすることでどんどん双方の愛情が深まる魔法の言葉。口にする機会が多いほど信頼も深まっていきます。
「大好き」や「愛してる」は恥ずかしいならば「一緒にいると幸せ」「出会えて本当によかった」などのフレーズでもいいでしょう。
素直になれない夫婦はボタンをかけ違っているだけ
素直な夫婦関係を築きたくてもなかなかそのチャンスに恵まれない夫婦の多くは、深刻な問題を抱えているのではなく、ただボタンをかけ違っているだけの状態です。つまりボタンを正しくかけ直すことができれば、素直な関係を構築するのは決して難しくありません。
どちらかが心がけと行動を変えていくだけでも、夫婦の関係が劇的に改善するケースは少なくないことから、諦めずにまずは自分から変わってみてはいかがでしょうか♡
TOP画像/(c)Adobe Stock

並木まき
ライター、時短美容家、メンタル心理カウンセラー。企業研修や新人研修に講師として数多く携わっている。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。