【さばの味噌煮のカロリーと糖質量】ダイエット中は避けたほうがいいって本当？

さばの味噌煮1人前のカロリーと糖質量

以下のレシピで作った場合の、さばの味噌煮1人前のカロリーと糖質量を見ていきましょう。

さばそのものが魚のなかでは高カロリーな食材であるうえ、使用する調味料も比較的高カロリー&高糖質。当然さばの味噌煮も、カロリーや糖質が高めになります。

さばの味噌煮缶のカロリーと糖質量

手軽に食べられる「さばの味噌煮缶」をストックしている方も多いのではないでしょうか。こちらのカロリーと糖質量もチェック。大容量タイプを190g、小ぶりな缶詰タイプを130gとして計算します。

食事を作るのが面倒なとき、さばの味噌煮缶をおかずの1品として使う方も多いと思いますが、1缶丸々いただくと意外に高カロリー&高糖質であることがわかります。

さばの味噌煮はダイエット向きか否か

さばの味噌煮は高カロリー&高糖質

さばは「EPA(エイコサペンタエン酸)」や「DHA(ドコサヘキサエン酸)」といった、美や健康にうれしい不飽和脂肪酸を含んでおり、タンパク質も豊富な食材です。

ですが意外とカロリーは高め。魚の中でもさばは、高カロリーな部類に属しています。

ここにさらに味噌や砂糖、みりんといった糖質多めの調味料を使用するため、さば自体の糖質が低くても、さばの味噌煮となると高糖質な料理へと変化してしまうのです。

食べ方に注意できれば積極的に取り入れてOK

カロリーや糖質が高めではありますが、同時に栄養価も高めなので、さばの味噌煮が一概にダイエットに向かない料理だとも言えません。

さばには脂肪燃焼効果が期待できる良質な油や筋肉の元となるタンパク質が、味噌には抗酸化作用がある大豆サポニンが含まれています。

カロリーや糖質は高いものの、揚げ物をたらふく食べたり、スイーツやスナック菓子を食べて同じカロリー・糖質を摂ったりするよりも、よっぽど健全です。

問題は食べ方。

まず、食べる量に注意しましょう。もし缶詰を食べるなら、大容量の1缶では1人前としては少し多いかもしれません。塩分もそれなりに含まれるので、小さめの缶を選ぶ、または2回に分けて食べるなど工夫を。

一緒に食べる白米の量にも注意しましょう。さばの味噌煮は味が濃いのでごはんが進みます。もしさばの味噌煮1人前にごはんをしっかり200g食べたとしたら、それだけでカロリーは648kcal、糖質は90.3gです。ごはんの量を減らして、野菜やきのこ類が入った汁物を追加したほうが、栄養バランスが整うでしょう。

また、自宅で調理する場合も缶詰を食べる場合も、汁まですべて食べてしまわないよう注視してください。汁にも栄養素が溶け出していますが、すべて食べると塩分を過剰に摂ってしまい、むくみの原因になることがあります。

このように食べ方を少し工夫するだけで、太る可能性のある食事から、ダイエットの味方になる食事内容へと変えられますよ。

さばの味噌煮は「食べ方」を工夫して

身体にうれしい栄養素を多く含むさばの味噌煮ですが、カロリーや糖質量は決して低くありません。食べるときはさばの味噌煮と一緒にいただくごはんの量も含め、食べ過ぎないよう意識できるとよいでしょう。たまには味噌煮よりカロリーも糖質も塩分も控えめな、「さばの水煮」を食べるのもおすすめですよ。

りの

栄養士・運動実践指導者・ダイビングインストラクターとしてフィットネス業界に10年勤務。趣味は筋トレと海外旅行（渡航国数50カ国以上）。現在はWebライターとして世界中でノマドライフを満喫中。著書『拝啓、世界であわてふためく女子たちへ』。