離婚したい夫がとる5つの行動
離婚を考えている夫は、普段の態度や行動に変化が現れがち。次のような行動が見られたときには、夫が離婚を考えている可能性が低くありません。
♦︎会話が減るor無口になる
これまでと比べて家庭内での会話が極端に減り、何を話してもそっけない返事しか返ってこない…。こんな場合には、夫が妻に対して心を閉ざしているサインかもしれません。
離婚を考え始めた男性は、これから別れようとしている相手に対して極端に関心が薄まったり接触を避けたがったりするケースも少なくない傾向に。
♦︎外出が増えるor帰宅時間が遅くなる
まるで家にいることを意図的に避けるかのように見える行動は、家庭に関心が薄れた男性ほど現れがちな行動です。
黙って出かけるパターンだけでなく、行き先は告げつつも外出が増えているケースも要注意でしょう。
妻と過ごす時間を減らすことで、精神的に自由になりたがっている心理の現れであることも。
♦︎スマホやパソコンの扱いが慎重になる
浮気をしている男性がスマホを肌身離さず持ち歩いたりロックをかけたりしているのはありがちですが、浮気をしていなくても、離婚を考え始めた男性はスマホやパソコンを妻に見せたがらなくなりがちです。
離婚に関するリサーチをしていることや弁護士を探していることを妻に知られたくないという心理から、スマホやパソコンが妻の目に触れないようにと慎重な行動をとり始める男性は少なくありません。
♦︎家事や育児への関心が減る
以前は協力的だった男性が家事や育児に消極的になって家庭のイベントにも参加しなくなるのは、家庭に対する気持ちが冷めている兆しです。
「仕事が忙しい」などとそれなりの口実をつくって家庭での役割から逃げようとしますが、本音では「もう自由になりたい」といった気持ちが隠されている場合が多いでしょう。
♦︎物理的な距離ができる
夫が夫婦の寝室を別々にしようと提案をしてきたり、同じベッドで寝ることがなくなり毎晩リビングのソファで寝ているなど、妻と物理的な距離を置くのも離婚を望む男性がやりがちな行動です。
また妻が夫に話しかけても距離を感じさせる対応しか返ってこないといった、妻と物理的に離れたがっている行動がたびたび見られます。
まだ間に合う! 夫との離婚を回避する5つの方法
夫から「離婚をしたがっているサイン」が見えたときに妻が離婚をしたくない場合には、離婚を回避するために動きましょう。
夫の心理に配慮した上で、妻自身の行動も見直していくことが必要です。
♦︎夫婦のコミュニケーションを改善する
夫婦間での会話の内容を改善し、これまでよりも夫の意見に耳を傾ける姿勢を見せてみて。難しい話や気の利いた話ではなく日常的な話題で大丈夫。夫が話しやすい空気を作っていきましょう。
心の距離が近づくようなリラックスしたムードを心がけると、夫も妻に対して少しずつ心を開きやすくなります。
大事なのは、責め立てないこと!「最近おかしいよ?」「私のこと避けてる?」などと夫に言いたいことがあっても、夫を責めるよりもまずは心を近づけるコミュニケーションを優先させて。
♦︎夫の意欲を尊重する
夫が興味を持っている趣味や仕事について、これまで妻が無関心すぎたと反省しているならば、すぐにでも応援や理解の言葉を伝えてみて。
夫が妻から評価されていると感じられると家庭の中でも自己価値を見出せるようになり、夫婦仲の改善が見込めることも。
♦︎感謝を言葉にする
夫が家庭内で行っていることや気遣いに対して、当たり前とは思わないこと。「ありがとう」の言葉を積極的に伝えるようにします。
「夫婦だし、言わなくてもわかるでしょ」と面倒がってしまうと、夫は自分の存在意義を見失ってしまうことも。きちんと言葉にして表すことで、夫も家庭での役割にやりがいを感じやすくなります。
♦︎夫婦としての将来像を話し合う
子どもや今後の生活について2人で話し合い、共通のビジョンを描くことも大切。すでに家庭から心が離れ始めている夫と将来の話をするのは難しいと感じるかもしれませんが、完全に夫の心が離れてしまう前に夫婦としてのビジョンが描ければ、離婚を回避しやすくなります。
前向きな会話ができればお互いの気持ちが一歩前向きに変わるかもしれませんし、妻は夫に対して今後の夫婦関係をどうしたいか率直な気持ちを伝えるのも◎。
夫婦といえども話し合わないと伝わらないことも多いものです。
♦︎別々のリフレッシュタイムを設ける
夫婦共に心の余裕がなくなると、関係はギスギスしやすいもの。
お互いがそれぞれにリフレッシュするための時間を設けると、気持ちが明るくなって夫婦仲に良い影響をもたらしやすいでしょう。
またリフレッシュタイムとは別に夫婦で共通の趣味に取り組むのも、夫婦仲の改善に向けた効果的な方法。同じ目標ができると、新たな形での夫婦の繋がりを意識できるようになり心の距離も縮まります。
夫に離婚を望む兆候があっても感情的にならないで!
夫の態度や行動にこれまでとは異なる変化が現れると、妻はどうしても感情的になりがち。けれど感情的になるよりもまずは原因を探って、冷静に対応することが大切です。
夫の心理を理解するように努めたうえで共感や感謝を通して関係を再構築できれば、離婚は回避しやすくなります。
変わってしまった夫を放置することなくなるべく早めに動くことが、夫婦仲のピンチを乗り切るポイントです。
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並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。