結婚2年目をなんという? 数え方
◆結婚記念日の数え方
結婚記念日の数え方は、結婚した年を「0年」として1年目、2年目と数えていきます。1年目、2年目…… ではなく、1周年、2周年…… と呼ぶ場合もあります。
ちなみに、結婚記念日については特に決まりがなく、結婚式の日や入籍日など、夫婦で選んだ日が結婚記念日になります。
◆綿婚式・藁婚式
結婚25年目を「銀婚式」、50年目を「金婚式」と呼ぶように、結婚2年目は「綿婚式」または「藁婚式」と呼ばれ、綿や藁のように柔らかくまだまだ脆い関係であることからこう呼ばれているよう。また、綿は比較的安価で丈夫な素材であるため、将来のため質素倹約に務めるように、という意味も込められているそうです。
結婚2年目に贈りたい、おすすめプレゼント
結婚2年目は、まだまだ夫婦としての貯金や資産がある時期ではありません。子どもが生まれたばかりでお金がかかる時期かもしれませんね。そんななかでも、これまでの結婚生活に感謝しお互いの絆を深めていくために、プレゼントを贈って記念日を祝うのはいかがでしょうか。
◆選ぶときの基準
結婚1年目では、指輪などのプレゼントを交換した夫婦も多いでしょう。結婚2年目は高価なプレゼントよりも、思いのこもったプレゼントを意識するといいかも。
◆プレゼントの例
結婚2年目は、ちょっとおしゃれなレストランでのディナーやホテルステイなどで夫婦一緒に過ごす人が多いようですね。誕生日プレゼント程度のプレゼントを送り合う夫婦もいます。夫婦で欲しいものや送り合いたいものについて話し合ってみるのもいいかもしれません。
インターネット上では「目安は○万円」といった情報が飛び交っていますが、プレゼントの金額に目安はありません。気持ちがこもっていれば0円でもいいし、高価なもので愛や感謝をしっかりと伝えたければ100万円でもいいのです。
結婚2年目で喧嘩ばかり… どうしたらいい?
結婚生活に慣れてくる2年目は、喧嘩が増える時期でもあります。円満に過ごすコツはどんなところにあるのでしょうか。
◆家事の分担を決める
結婚1年目によくあるのが、家事分担について話し合わないまま結婚生活がスタートし、家事の分担に関して衝突すること。結婚当初、奥さんが張り切って家事をし、結婚生活に慣れてきた頃に「なんで私ばっかり家事をしないといけないの?」と爆発してしまうのは結婚生活の浅い夫婦“あるある”です。
なかなか話しにくい内容かもしれませんが、早いうちに話し合っておくことでこの先長く続く夫婦生活において、喧嘩の原因をひとつなくせるとしたら容易いもの。お互いの仕事に使用のない範囲で、ベストな分担を話し合いましょう。
◆ルールを決める
家事分担以外にも、夫婦間には決めておくべきルールがあります。食事を用意したのに夫が外で食べてきた、トイレットペーパーがなくなっても補充しない、料理を作ったら作りっぱなしなど、大きなことではないけれど蓄積されれば大きな不満となり、夫婦関係に大きな歪みができてしまいます。
「夕食がいらない日は5時までに連絡する」や「トイレットペーパーがなくなったら補充し、芯はゴミ箱に入れる」、「コンロ周りまで元通りに綺麗にする」など夫婦間での共通認識をはっきりさせておくことで、些細なことで揉めることが減ります。
結婚2年目の離婚率
政府の統計によれば、2021年に結婚1〜2年未満で離婚した夫婦の件数は12,701件。離婚総数が184,384件なので、2年目の離婚率は全体の10%にも満たないといえます。
ちなみに1年未満の離婚件数は9,853件、2〜3年未満は12,043件、3〜4年未満は10,535件、4〜5年未満は9,378件なので、5年目までの夫婦に限っていえば、最も離婚する件数が多いのは結婚2年目の夫婦だといえそうです。
まとめ
何もかもがあっという間に過ぎてしまった1年目に比べ、結婚2年目は夫婦の形がはっきりと鮮明になる時期。価値観や考え方の違いから喧嘩にも発展しやすく、さらには嫁姑問題や親戚付き合いなど難しい問題に悩まされやすい時期でもあります。
夫婦でしっかり話し合って、結婚2年目を乗り切りたいですね。
〈参考〉
政府統計の総合窓口 人口動態調査 人口動態統計 確定数 離婚
「年次別にみた同居期間別離婚件数及び百分率並びに平均同居期間」
ライター/コラムニスト コマツマヨ
WEBサイトライティングをメインに、インタビュー、コラムニスト、WEBディレクション、都内広報誌編集、文章セミナー講師など幅広く活動。
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