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2022.12.20

離婚の原因1位はアレの不一致? 離婚しやすい夫婦の特徴を解説

結婚すると、良いこともあれば悪いこともあります。なかには、本気で離婚したい、と考えたことのある人もいるのでは? 3人に1人が離婚していると言われている現代の日本。離婚の原因や離婚しやすい夫婦の特徴などをまとめました。カップル問題に詳しいライター・コマツマヨが詳しく解説。

コマツマヨ

一番多い離婚の原因は? ランキング5

離婚を決めた理由には、一体どんなものがあるでしょうか。

令和2年度の司法統計を参考に、申立人別の離婚理由を調べてみました。

◆1:性格の不一致

男女とも、最も多かった離婚の原因が「性格の不一致」でした。好きで結婚した2人であっても、一緒に暮らして価値観を共有していくうちに、少しずつすれ違いが生まれるようです。

◆2:生活費を渡さない

妻の離婚原因で2番目に多かったのが「生活費を渡さない」でした。結婚はまず生活があってこそ。十分な収入があるのに、家族が安定して暮らしていけるだけの生活費を入れに入れない、渡さないというのは、結婚生活が破綻する要因となってもおかしくないでしょう。恋愛とは違い、結婚はけして「好き」という気持ちだけではやっていけないものです。

◆3:精神的虐待

夫の離婚理由では2位、妻の離婚理由では3位だった、精神的虐待。いわゆる「モラハラ」です。無視をする、性格や人格を否定する、言葉で追い詰める、支配しようとするなど、身体的に危害を加えるDVとは異なり境目が分かりにくいのがモラハラ。

長期に渡りパートナーに精神的なダメージを与えられ、耐えかねて離婚を選択する人も多いようですね。

◆4:暴力

妻の離婚理由4位が、「暴力を振るう」でした。配偶者からのDVはれっきとした犯罪であり、暴行罪や傷害罪等に該当する可能性もあります。暴力を振るうような人間と一緒にいることはまず身の危険が生じるので、離婚という選択肢は正解だといえるかもしれません。

◆5:異性関係

異性関係が原因の離婚は、妻側で5位、それに対して夫側は3位でした。離婚を申し立てた男性の約15%が、妻の浮気が理由で離婚を決意しているということになります。

結婚指輪が2つ置いてある様子
(c)Shutterstock.com

離婚しやすいのは何年目?

続いて、2022年の人口動態調査を参考に、離婚年次別の離婚件数を調べてみました。

離婚総数193253件に対し、婚姻期間「5年未満」の離婚件数が最も多い58846件でした。続いて、「5〜10年未満」が36,572件、「10〜15年未満」が25,557件と、徐々に減少していく傾向にありました。

この結果から、5年未満の夫婦が最も離婚しやすいといえます。

また、「5年未満」の離婚件数を1年ごとに追ってみると、「1年未満」が10,973件、「1〜2年未満」が13,400件、「2〜3年未満」が12,588件、「3〜4年未満」が11,627件、「4〜5年未満」が10,258件と、さほど大きな差はありませんでした。

離婚の話をしている夫婦
(c)Shutterstock.com

離婚する夫婦の特徴

次に、離婚する夫婦の特徴をみていきましょう。

◆会話がない

離婚する夫婦の特徴の一つに「会話がない」が挙げられます。会話は人間同士のコミュニケーションの最たるもの。毎日顔を合わせていても、会話がないとだんだんと心の溝が広がってしまいます。

また、子どもの話や親の介護の話、仕事の話など必要に駆られた会話はコミュニケーションが取れているとは言い難いものです。

◆感謝の気持ちを伝えない

「ありがとう」や「ごめんね」など、感謝の気持ちや思いやりの言葉をかけていない夫婦も、離婚しやすいといえるかもしれません。一緒に暮らしていると、「言わなくてもわかるだろう」や「今言わなくてもいいか」などと、言葉で伝えることをついつい後回しにしがち。しかし、言葉に出さないと相手には伝わりません。感謝の言葉や思いやりの言葉がないと、お互いの気持ちがすれ違ってしまうのです。

◆将来のビジョンが一致していない

価値観の違い、ともいえるかもしれませんが、子どものこと、親のこと、マイホームを持つタイミングや転職、独立など、将来のビジョンが夫婦で一致していないと、どこかで意見が衝突し、離婚に発展してしまうかもしれません。

とくに子どもを持つか、いつ頃持つかという問題ですれ違う夫婦は多いものです。

離婚した方がいい夫婦とは?

結婚を決めたけれど、どうしても離婚したいという方もいるでしょう。ここでは離婚した方がいい夫婦をみていきます。

◆DVやモラハラがある

身体的な暴力や人格を否定したり配偶者を意のままに操ろうとするモラハラのような行動がある場合は、離婚した方がいいといえます。身体的な暴力はまず身の危険が生じますし、そもそもDVは犯罪です。また、モラハラも表立った被害はなくても相手の心を確実に壊してしまう行為なので軽く考えていい行為ではありません。

◆子どものためだけに夫婦を続けている

子どものために離婚を踏みとどまる夫婦も多いと思いますが、本当に子どものためになっているでしょうか。筆者も親の離婚経験者ですが、両親が仲良くないと家の中はいつも重苦しい雰囲気で、両親が揃っている空間にいることが苦しくて仕方ありませんでした。子どもは非常に敏感です。夫婦仲が冷めきっている、たわいない会話がない、目を合わせない、言葉に棘があるなど、夫婦関係が破綻しているなかで育つことが子どもにとって幸せとは限らないので、案に「子どものために」と離婚を踏みとどまるよりも、いっそのこと離婚を選択して子どもにとって本当に良い環境を与えてあげるのもひとつの方法かもしれません。

日本のアパート
(c)Shutterstock.com

離婚後の生活はどうする?

離婚するかどうかを迷う理由の一つに、離婚後の生活の心配が挙げられます。特に妻が専業主婦だったりパート程度の収入しかない場合、離婚して自分ひとりで生活できるようになるまでは厳しい道のりかもしれません。

子どもがいる夫婦なら、問題はもっと複雑です。安定した仕事や十分な収入がない場合、子ども引き取るつもりならばなおさら収入面がネックになります。実家に身を寄せるという方法もありますが、子どもがいる場合は転校する必要がある場合も。

離婚を考える場合は、離婚後の生活についてしっかり考えておく必要がありそうですね。

離婚経験者に話を聞くと、離婚に必要なものは時間、精神力、お金だそう。それだけ、離婚することは大変なことですが、同時に「離婚してよかった」という声も聞きます。我慢して結婚生活を続けるよりは、思い切って新しい生活を始めて心身ともに健やかに暮らしていくことは、長い人生において大切なのことかもしれませんね。

【参考】
令和2年度 司法統計
2022年 人口動態調査

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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ライター/コラムニスト コマツマヨ

WEBサイトライティングをメインに、インタビュー、コラムニスト、WEBディレクション、都内広報誌編集、文章セミナー講師など幅広く活動。


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