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2023.11.18

スピード離婚は他人事ではないかも? スピード離婚の原因や体験談を紹介

稀にニュースで見かける、芸能人などのスピード離婚。他人事だと思っていたことが、「まさか自分の身に起こるなんて…」という方もいらっしゃるかもしれませんね。スピード離婚は、悪いことばかりではありません。スピード離婚の原因や体験談、スピード離婚する前に気を付けるポイントを紹介します。

スピード離婚とは

『Oggi.jp』読者の方なら、もしかしたら親世代から「成田離婚」というワードを聞いたことがあるかもしれません。「成田離婚」とは、新婚旅行中に相手の嫌な部分が明るみになり、「空港に着いたらすぐに離婚」というスピード離婚の比喩表現のこと。いつの時代でも、結婚してすぐに離婚に至るケースはあったようですね。

スピード離婚に厳密な定義は存在しません。ですから当事者たちの感覚的なものにはなりますが、一般的には「結婚後1年以内の離婚はスピード離婚」と呼んでもいいでしょう。人によっては、3年以内ならスピード離婚に該当すると思われる方もいます。

スピード離婚をした当人は傷ついているにも関わらず、周囲は「結婚前に相手を見極められなかったのが悪い」だとか「見る目がない」などと口さがないことを言ったりするものです。特に盛大に結婚式を行った場合、余計に周りの目が気になりますよね。

そこで、本記事では、スピード離婚する原因や体験談、スピード離婚する前に考えておくべきことを紹介します。

指輪を外す人
(c)Adobe Stock

スピード離婚する原因

初めは希望と期待に溢れていた、結婚生活。いざ、新生活を始めてみると「なんだか思い描いていたものと違う…」ということもあるかもしれません。結婚を決断する前に、スピード離婚する原因を知っておくことで、スピード離婚を防げる可能性もあります。

ここでは、スピード離婚になる原因を4つ紹介します。

1:性格の不一致

結婚生活は、好きになった人とはいえ、他人との共同生活。今まで生きてきた環境の違う二人が、何から何まで同じということはいないでしょう。

例えば「電気はこまめに消す」とか「お皿は使う度に洗う」などの些細なことこそ、生活習慣の違いがあらわれるもの。マメな人もいれば、ズボラな人もいますよね。

付き合っている時は性格・習慣の多少の不一致も、「自分にないところを相手が補ってくれている」とポジティブに捉えることができるかもしれません。しかし、日常生活での考え方・捉え方・習慣の違いというのは、お互い小さなストレスが積もっていくことが多いようです。

2:交際期間が短い

世間には、「交際期間が0日」でも円満に過ごしている夫婦もいるので、交際期間の長さがスピード離婚に関係すると一概には言えません。しかし、世間的には半年未満の交際で結婚を決断すると「交際期間が短い」と捉える方が多い印象です。

相手といる時間が短いということは、相手のことを深く知らない部分も多くあるということでしょう。短期の交際期間で結婚を考えるなら、仕事や子ども、親など物事全般に対する考え方、将来の展望などは婚前にしっかりと話しておくことをおすすめします。

3:結婚後に相手が急変した

残念ながら、それまで優しかったパートナーが結婚を機に急変するケースもあります。

いわゆる「モラハラ」をされたり、家事の分担や家に入れるお金に関してなど、結婚前に話し合いをしていたにも関わらず、ルールを守らなくなる方もいるようです。そうなると、この先長い人生を共に過ごしていくのは難しいと感じ始めるのも当然ですよね。

4:相手の不貞

結婚してまもなく、相手の浮気が発覚し離婚に至るケースもあります。元々浮気癖がある人は、結婚してもなかなか変わることは難しいでしょう。結婚前に、時間をかけて相手の誠実さを見極める必要がありそうですね。

手を繋ぐ人
(c)Adobe Stock

スピード離婚の体験談

スピード離婚の理由も、夫婦によりさまざま。特に、結婚して間もない場合、子どもがいない夫婦であることがほとんど。その為、お互いの為にも早く離婚した方がいいと考える方が多い印象です。

また、「年齢や親からのプレッシャー」や、「周りの友人がどんどん結婚していった」などの外的要因が結婚の後押しになったケースの場合、スピード離婚に至る確率が高い印象です。焦りがまさり、相手を見極められなくなることがあるようですね。

ここでは、スピード離婚をした体験談2件を紹介します。

世間体を考えて結婚したものの…

まずは、お見合いで知り合った30代後半と40代後半のカップルのケースを紹介します。

交際中、相手の運転中の言動や些細な行動が気になっていたものの、相手の仕事や家庭環境など条件の良さが決め手となり結婚。

しかし、いざ現実の結婚生活を送ってみると、気に入らないことがあると大きな声を出したり、物にあたったりと次第に恐怖を感じるようになったそうです。そうしたことが積み重なり、いつしか相手への嫌悪感だけが大きくなってしまったとか…。顔を合わせるだけで憂鬱になり、気持ちが塞がるようになってしまったそうです。

親に離婚の相談をしたところ、「まだまだ我慢が足りないのでは?」と責められたと言います。しかし、大恋愛をしたわけでもなく、子どももいなかったため、自分の人生を生きるために1年で離婚を決断されました。

夫のモラハラ

続いては、10年来の知り合いと交際1年程で結婚した2人のケースを紹介。

交際期間が短かったとはいえ、相手の家族とも親しく、結婚に対する不安はなかったとか。両家ともに裕福だったため、結婚式は沢山のゲストを招待して盛大に行なわれました。

しかし、いざ同居が始まってみると、大手企業に勤務し、激務をこなしている夫は、比較的自由度の高い職場で働く妻を見下すようになったそうです。それだけにとどまらず、妻が友人と遊ぶことまで咎めてくるように。エスカレートするように、家事へのダメ出しも増えたそうです。

「激務のせいでストレスが溜まっているのかもしれない…」と考え、妻はモラハラにも耐えていたそうです。しかし、仕事量が落ち着いても、夫は変わる様子がなかったため、早々に離婚を決断されました。

結婚したばかりでも、離婚したいなら

「結婚したばかりだけど離婚したい」と考えているなら、決断を下す前に考えておくことがあります。

経済問題

結婚生活を長年送ってきた夫婦の場合、その間に築いてきた共有財産があると見なされるので、財産分与がなされます。しかし、スピード離婚の場合は婚姻期間が短いため、夫婦の共有財産はほとんどありません。

ですから、離婚後の仕事やお金のことはしっかり目処を立てておきましょう。お金のことで余計な心労がかからないよう、離婚に向けての事前準備が大切です。

一旦離れてみる

相手の嫌なところばかり目についたり、頻繁に喧嘩をしてしまうなら、一旦冷却期間を持つのもいいかもしれません。離れてみることで、冷静な判断が下せることでしょう。これからのことをじっくり考える、いい機会にもなりそうですね。

両手を広げる女性
(c)Adobe Stock

最後に

スピード離婚はネガティブに捉えられがちですが、早くに離婚を決断することで新たなスタートを切れるポジティブな面もあります。パートナーといることで、心が苦しんでいるとしたら、それは離婚を考える一つのタイミングかもしれませんね。

TOP画像/(c) Adobe Stock

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