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2023.10.12

夫婦関係がつい悪くなりがちな原因|修復・改善する方法も紹介

長い結婚生活、夫婦関係が悪くなったり危うくなったりすることはあるものです。しかし、改善したい、修復したいと思っているのならやれることはたくさんあります。今回は、夫婦関係が悪くなる原因と、修復・改善方法をご紹介します。

コマツマヨ

夫婦関係がつい悪くなりがちな主な7つの原因

夫婦は山あり谷あり。関係が良好なときもあればうまくいかないときもあります。では、どんなことが原因で夫婦関係が悪くなるのでしょうか。

1.干渉しすぎている

夫婦であっても、ある程度の距離感やプライベートを尊重することは大切です。相手の行動にいちいち口を出したり、交友関係をチェックしたりと、必要以上に干渉することで夫婦の信頼関係が崩れてしまいます。

2.会話が少ない

話したいと思うのは、相手に興味があるということだし、相手に共感してほしい、自分の思いを共有したい、という気持ちがあるということ。必要以上の会話がなかったり、話すことはあっても子どもの話や両親の話など義務的な会話だけになっている夫婦は、お互いに興味を失っているのかもしれません。

3.休みの日も別行動が多い

一緒に暮らしていても、仕事がある平日はほとんど話をする機会や一緒に過ごす時間がないという夫婦も多いものです。休みの日まで別行動をしていると、物理的に夫婦で過ごす時間が減って、次第に夫婦関係にも希薄になってしまうと考えられます。

4.スキンシップが少なくセックスレス

セックスレスは、離婚の原因にもなるほど重要な問題です。セックスレスだけでなく、ハグやキスなど肌と肌のふれあいがないと良好な夫婦関係を継続していくことは難しいかもしれません。

仲の悪い夫婦
(c)Adobe Stock

5.不満を言い合えない

パートナーに対して不満を持つことは、誰にでもあること。大切なのは、その不満を共有し、一緒に改善方法を探したり落とし所を見つけたりすることだと思います。

パートナーに不満を伝えられないということは、自分の中で日に日に不満がたまるということ。やがてそれはストレスとなって身体や心に影響を与えたり、不満が爆発して夫婦仲が悪くなってしまうことも。

6.金銭感覚にズレがある

夫婦は共に生活するパートナーでもあるので、夫婦間でお金の価値観がズレていると不満や不安を抱いたり、喧嘩の元になったりすることもあります。

7.家事や育児に不満がある

本来、家事育児の分担は夫婦で話し合って決めておくもの。しかし、納得できない状態だったり、話し合いをしないままなんとなく分担が決まっている状態だと、不満が溜まってしまいます。家事育児は毎日のことなので、不満も大きくなりやすく、夫婦喧嘩や夫婦仲悪化の原因になりやすいのです。

【女性100人に聞いた】あなたの家庭は仲良し夫婦ですか?

Oggiが過去、全国の20〜39歳の既婚女性110人を対象に行ったアンケートでは、「あなたの家庭は仲良し夫婦ですか?」といった質問に対し「はい」と答えたのは40.5%、「いいえ」と答えたのは59.5%となりました。

夫婦仲が良くないと感じている人が6割にものぼる結果となったので、多くの人が夫婦仲について問題を抱えているようですね。

夫婦関係を取り戻すための主な5つの修復・改善方法

夫婦関係を改善したい、前のように仲の良い夫婦に戻りたいと思うのなら、今からでも遅くはありません。夫婦関係を改善するための方法を5つご紹介します。

手をつなぐカップル
(c)Adobe Stock

1.お互い1人の時間や趣味を楽しむ時間を作る

夫婦問題で悩んでいる人のなかには、趣味や熱中できることがなく、つい家庭や夫婦のことばかり考えてしまうという人も。

お互いに目を向けてばかりいると、ささいなことも気になってしまいます。一人の時間を充実させたり、習いごとや趣味、何か熱中できるものを探して、家庭や夫婦以外に楽しめるものを持つことも、夫婦関係を円滑にするために大切なことです。

2.一緒に出掛けたり過ごしたりする時間を作る

仕事や家事で毎日忙しくしていると、家にいても携帯を触ったり本や漫画を読んだり、ただダラダラしたりと、それぞれが思い思いの時間を過ごし、夫婦での会話は意外と少ないもの。もちろんリビングで過ごす夫婦の何気ない時間も大切ですが、あえて外に出かけてみて、夫婦共通で楽しめるものを見つけてみてはいかがでしょうか。自然と会話も増え、夫婦で楽しい時間を過ごすことができます。

3.スキンシップを増やす

毎日一緒にいるとスキンシップの回数も減ってしまいますよね。特に、キスやハグなどの些細なスキンシップは、忙しかったり疲れていたりして無意識のうちにおろそかになりがち。できるだけスキンシップは欠かさないようにしたり、回数を増やすなど意識したいですね。

4.現在の収入や支出・家計の状況について話し合う

どちらか一方に家計を任せきりになっていたりお互いの収入を把握していなかったりと、お金の話をしない夫婦もいます。お金の話は生きていく上でとても大事なことですし、夫婦間においても本来ならどちらも当事者になるべきことです。共同作業を行うことで夫婦の絆が深まり、夫婦仲も良好になることがありますので、夫婦で家計について話し合ってみてはいかがでしょうか。

5.不満に思っていることを話し合って見直す

夫婦間で不満は必ず出てくるもの。それが蓄積されることで相手への不信感となって夫婦関係悪化の原因になってしまいます。

家事や育児の分担、コミュニケーション、休日の過ごし方など、夫婦で心地よく過ごす事ができないようなことがあるのなら、話し合ってお互いが納得のいく着地点を見つけるのも良いでしょう。

夫婦関係の修復・改善が不可能で破綻している場合に考えたいこと

夫婦関係が冷え切っていて、修復や改善はもう無理かもしれない。そんなとき、今後にむけてどう考えていけばいいのでしょうか。

婚姻関係を継続したい場合

夫婦関係の悪化の原因が、コミュニケーションや会話の不足であるのなら、関係回復mの余地は大いにあります。今はLINEをはじめとしたオンラインのコミュニケーションが主流なので、気がつけば連絡事項以外話していない……という夫婦も多いもの。それに気付いたなら、積極的に会話をしたりコミュニケーションの回数を増やすなどできることはたくさんあります。

気をつけたいのは、モラハラやDVなどで夫婦関係が破綻しているとき。さまざまな状況から離婚はしたくないと考える人もいるかと思いますが、こうした状態は長く続くと身体的にも精神的に良くありませんので、前向きに離婚も視野に入れるべきだといえます。

離婚を視野に入れている場合

夫婦関係を修復できる見込みがない、修復したくない、離婚を視野に入れているなどの場合は、どうすればいいのでしょうか。

すぐに離婚に向けて動き出せない場合や相手が離婚を拒否している場合は、まずは別居という選択肢もあります。一定期間別居が続くと「離婚事由」に該当する場合もありますし「夫婦関係の破綻」と判断され裁判の際に離婚が認められる場合もあります。

また、離婚をする場合、相手も離婚に合意をしている場合と、相手が合意していない場合では離婚に対するプロセスに違いがあります。また、離婚の原因が相手側にある場合は、その証拠を集めておくことも必要です。

夫婦関係をリカバリーするチャンスはある!

散歩する仲良し夫婦
(c)Adobe Stock

愛し合って結婚した二人だから、できるだけ離婚という選択肢はとらないようにしたいですよね。夫婦関係はほんの些細な出来事から拗れることも多いので、リカバリーできるチャンスはたくさんあります。これからも夫婦でいたいと思うのなら、良い解決方法を見つけていきたいですね。

ライター/コラムニスト コマツマヨ

WEBサイトライティングをメインに、インタビュー、コラムニスト、WEBディレクション、都内広報誌編集、文章セミナー講師など幅広く活動。

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