今こそ知っておきたい! パラダイムとそのシフトがもたらす変革のチカラ | Oggi.jp
Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

line instagram TikTok X facebook search

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. 働く
  3. 言葉
  4. 今こそ知っておきたい! パラダイムとそのシフトがもたらす変革のチカラ

WORK

2024.07.28

今こそ知っておきたい! パラダイムとそのシフトがもたらす変革のチカラ

パラダイムとは、ある時代や社会で支配的な物の考え方や認識の枠組みのこと。この記事では、パラダイムやパラダイムシフトの意味から、歴史・ビジネス界・私たちの生活を変えたパラダイムシフトを紹介します。

語音そのものが不思議な雰囲気を持ち、人の意識を惹きつける言葉があります。この記事のテーマ「パラダイム」も、そんな言葉の一つのように思います。皆さんはいかがでしょうか?

今、社会の常識やルールが急激に変わり続けています。あなたも仕事や生活の中で、そのことを強く感じているでしょう。そうした中「パラダイム」という言葉を耳にすることも多くなっていると思います。「パラダイム」の意味と重要性を深く理解する機会にしてみてください。

「パラダイム」って何だろう?

仕事や生活の中で、しばしば見聞きする「パラダイム」ですが、改めてその意味を質問されると、「え〜と…?」などと口ごもって答えに窮してしまうのではないでしょうか?

ここでは、パラダイムの基本的な意味と歴史を分かりやすく解説します。

(c) Adobe Stock

基本的な意味

パラダイムとは、ある時代や社会で支配的な物の考え方や認識の枠組みのことを指します。この言葉はもともとギリシア語の「paradeigma」に由来し、「範例」を意味します。私たちが日常生活で無意識に従っているルールや常識も、実はこのパラダイムの一部なのです。

パラダイムの歴史と背景

「パラダイム」は、そもそもトーマス・クーンが1962年に著書『科学革命の構造』で提唱した概念です。著書の中でクーンは「科学の発展は直線的なものではなく、劇的な転換が繰り返される」と述べました。この考え方は、科学のみならずビジネスや個人のライフスタイルにも大きな影響を与えています。

パラダイムシフトの驚きの実例

私たちの生活や仕事に劇的な変化をもたらす、「パラダイムシフト」。過去において起こったパラダイムシフトの具体例を紹介しながら、そのことが、社会にどのような影響を及ぼしたのかも見ていきましょう。

(c) Adobe Stock

パラダイムシフトとは?

パラダイムシフトとは、「新しいパラダイムが登場することで、古いパラダイムに取って代わり劇的な転換が起こる」ことを指します。たとえば、ある理論や方法が行き詰まり、それまでの常識では説明できない現象が現れると、全く新しい理論が登場し、古い理論に取って代わることがあります。

歴史を変えたパラダイムシフトの事例

ニュートンの古典力学からアインシュタインの相対性理論への転換が、典型的な例です。このシフトにより、物理学の理解が根本的に変わりました。これにより、科学の進歩は一貫したものではなく、大きな転換を経て進化していくことがわかったのです。

ビジネス界でのパラダイムシフト

企業が新しいビジネスモデルや技術を採用することで、市場のルールが一変することがあります。具体的な例を挙げるとするならば、「インターネットの普及」がパラダイムシフトですよね。今や、ネットで商品を買うのは当たり前になりました。インターネットにより、消費者の購買行動は大きく変化し、その結果、企業のマーケティング戦略も大きく変わりましたね。記憶に新しいところでいえば、新型コロナも挙げられるでしょう。

そして、今、まさに起ころうとしているのがAIによるパラダイムシフトですよね。さて、あなたのビジネスはどのように変化するのでしょうか?

(c) Adobe Stock

私たちの生活におけるパラダイムシフト

個人の生活やキャリアにおいても、パラダイムシフトは起こり得ます。たとえば、あなたの勤めている会社がM&Aによって買収されたとします。いきなりの配置転換、仕事の内容もガラリと変わってしまいます…。「そんなこと起こらないわ!」なんて言えない時代ですからね。


パラダイムシフトが、突然起こったとしても対応できるようしておきたいものです。新しいスキルの習得、リスキリングに積極的に取り組むことが安心につながるでしょう。

心理学から見たパラダイムシフトを簡単に

ところで、心理学においてもパラダイムは重要な概念です。行動主義から認知心理学への転換など、大きな変化がパラダイムシフトと呼ばれます。

1960年代の認知革命は、条件づけの概念を核とした行動主義心理学から、情報処理の概念を核とした認知心理学への大きな転換を示しています。

最後に

私たちは、さまざまなパラダイムの中で暮らしているといえます。支配的な物の考え方や認識の枠組みが、大きく崩れたり変化をすることをパラダイムシフト呼んでいます。今、私たちに問われるのは、パラダイムシフトにどのように対応できるかということではないでしょうか?

ここで頭に浮かぶのは、ダーウィンが残したとされる「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである」という名言です。あなたは、これから起こるパラダイムシフトに適応できるでしょうか?

TOP画像/(c) Adobe Stock

【関連記事】

Today’s Access Ranking

ランキング

2024.08.10

編集部のおすすめ Recommended

Follow Us!

Oggiの公式SNSで最新情報をゲット!

メールマガジン登録はこちら

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

Oggi9月号66ページに掲載している生成りのキャップの価格に誤りがありました。正しくは帽子¥14,000(office.koizumi.〈faible and failure〉)です。お詫びして訂正いたします。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

Feature

スマートフォンプレビュー

LINE公式アカウント 友だち募集中

働くすべての女性に向けて、
今すぐ役立つ「ファッション」「ビューティ」「ライフスタイル」
情報をお届けします。