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2024.07.07

「バーンアウト」とはどんな状態? 燃え尽きてしまう原因や対処法を解説

「バーンアウト」とは、「心身のエネルギーが尽き果てること」。目標を達成した後などに、やる気が起きなくなったという現象が当てはまりますね。本記事では、「バーンアウト」の意味や原因、「バーンアウト」になった時の対処法などを解説します。

毎日、社会人として多くの仕事をこなしていると、ある時、「大きな仕事が終わった後、急にやる気がなくなってしまった」という経験をしたことがあるという人も多いかもしれません。このような状態を「バーンアウト」ということを、どこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?

本記事で、「バーンアウト」に陥る原因や「バーンアウト」になった時の対処法などを解説します。

「バーンアウト」の意味

まずは、「バーンアウト」の意味を調べてみると、以下のように記載されていました。

燃え尽きること。心身のエネルギーが尽き果てること。→バーンアウトシンドローム

『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

今まで普通に働いていた人が、急に意欲を失ってしまう状態を「バーンアウト」といいます。「モーターがバーンアウトした(壊れた)」というように、機械が負荷に耐えきれず動かなくなってしまったことを表す日常語から転じて、用いられるようになったとか。英語では、「burnout」といい、焼き尽くす、焦げ跡、倦怠、ロケットエンジンの燃料終了など複数の意味を持ちます。

「バーンアウト」は、「バーンアウトシンドローム(燃え尽き症候群)」とも呼ばれ、ほぼ同義語として扱われることも多いですが、厳密にいうと「バーンアウト」は、急に意欲をなくしてしまった状態そのもののこと。「バーンアウトシンドローム」は、意欲をなくした結果、心身に不調をきたす現象を指すという見方があるようです。

(c) Adobe Stock

どうして「バーンアウト」になってしまうの?

「バーンアウト」に陥ってしまう原因としては、主に二つあります。一つ目は、大きな仕事が終わった後に、打ち込めるものがなくなってしまい、やる気をなくしてしまうというもの。今までは、「この目標を達成するために頑張る!」と張り切って頑張っていたのに、目標を達成してから、この先何を頑張ったらいいかがわからなくなってしまい、モチベーションを保てなくなってしまうようです。

もう一つは、自分の思うような結果が得られなかった場合も、何もやる気が起きなくなってしまいます。資格試験に落ちてしまったり、仕事で大きなチャンスを逃してしまった時などは、大きく落胆してしまうはずです。

いずれにしても、一つのことに集中して頑張りすぎてしまうことで、その緊張状態が解けた時に、「もう何も頑張れない…」と元気をなくしてしまうのかもしれませんね。

「バーンアウト」に陥るとどうなる?

「バーンアウト」は、心身のエネルギーが枯渇して、いわば電池切れの状態になったようなもの。仕事に行くのが億劫になったり、忘れ物が多くなるなど、あきらかに今までと異なる変化が見られるはずです。ここでは具体的に、「バーンアウト」になった人が陥りやすい状態をみていきましょう。

(c) Adobe Stock

1:疲れやすくなる

「バーンアウト」は、燃え尽きて心身ともにエネルギーを失っている状態なので、疲れやすくなります。朝起きた瞬間から体がだるかったり、ため息が増える、通勤電車に乗るのがしんどいなど、今までは何とも思っていなかった場面で強い疲労感を感じることがあります。

2:仕事のミスが多くなる

仕事への意欲の低下から、ミスが多くなる傾向も。今まできちんとできていた業務でミスをしたり、うっかり打ち合わせを忘れていたり、ぼんやりして仕事が手につかないなど、仕事の抜けが増えることがあります。ミスをして上司から叱られたり、仕事相手に迷惑をかけてしまった申し訳なさから自分を責め、悪循環に陥ってしまうことがあるでしょう。

3:体の不調を感じる

今までは元気に働いていたのに、最近風邪を引きやすくなった、会議前におなかが痛くなる、仕事終わりに片頭痛になるなど、体の不調が出てくることもあるでしょう。頑張りすぎてしまったことから、気付かぬうちに体への負担がかかり体のあちこちが悲鳴を上げているのかもしれません。ストイックな人ほど、身を粉にして働く傾向があるので体に何らかの症状が出てくることもあるようです。

「バーンアウト」になった時、どう対処したらいい?

仕事がたくさんあるのに、何もやる気が起きないのは、もしかしたら「バーンアウト」状態なのかもしれません。心と体が限界の状態のまま無理をしてしまうと、仕事で大きなミスをしたり、情緒が不安定になってしまう原因にもなるでしょう。頑張りすぎて気力をなくしてしまった時は、自分をいたわる時間を作ってみてはいかがでしょうか?

(c) Adobe Stock

1:体を休める

「バーンアウト」は、頑張りすぎて気力をなくしてしまった状態ですから、まずは体を休めることを優先してみてください。「ここまでよく頑張ったね」と自分で自分をねぎらうことも大切です。特に大きな仕事が終わり、やる気が出なくなってしまったという場合には、心身を休めるいいタイミングだと捉えて、睡眠時間を増やしたり、マッサージ店に行くなど疲れを癒す時間にあててみてはいかがでしょうか?

2:息抜きをする時間を作る

頑張り屋さんほど「自分はまだまだ」「不器用だから人よりも努力しないといけない」と思い込んで、自分を追い込んでしまうことがあります。昼ご飯なしで仕事をしたり、同僚が帰っているのに自分だけ残業をしているということもあるのではないでしょうか?

あまりにストイックに仕事をしすぎると、体力や精神力を消耗してしまうことにもつながります。15時になったらコーヒーを淹れて飲む、休憩時間に外に出て深呼吸をするなど、息抜きをする時間を作ってみてくださいね。

3:仕事以外のことをする

「バーンアウト」に陥っている人の中には、仕事ばかりを優先してやりすぎているワーカホリックである場合が多いものです。自分の生活や身の回りの人と過ごす時間をなおざりにしてまで、働いている人も多いかもしれません。

仕事でやる気が起きない時は、家族や友人と過ごしたり、ずっとやってみたかった趣味を始めてみたり、旅行に出かけるなど、仕事以外のことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか? 新しい体験をすることで視野が広がって、徐々に元気が湧いてくるかもしれませんよ。

最後に

「バーンアウト」とは、「心身のエネルギーが尽き果てること」。日々頑張って働いていると、どこかのタイミングで「疲れてしまって、やる気が出ない」と感じることもありますよね。そんな時ほど、今まで頑張ってきた自分を褒めて、休む時間にあててみてください。また頑張ろう! と自然に思える時がくるといいですね。

TOP画像/(c) Adobe Stock

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