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2026.01.30

「雨垂れ石を穿つ」は継続の力を表すことわざ|正しい意味と使い方を紹介

「雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)」とは、水滴が石に穴を開けるように、根気よく続ければ成功するということわざです。この記事では、「雨だれ石を穿つ」の意味や由来、使い方、類語、英語表現、よくある疑問と回答を紹介します。

この記事のサマリー

・「雨垂れ石を穿つ」は、「小さな努力でも根気よく続ければ、最後には成功する」という意味のことわざです。
・中国の歴史書『漢書』が語源。
・自身の決意表明、チームへの感謝、停滞期にある人への励ましなど、「地道な歩み」の価値を伝える場面で幅広く使われます。

「雨垂れ石を穿つ」は、努力を重ねることの大切さを表すことわざとして親しまれています。

本記事では辞書をもとに、この言葉の意味や由来を紹介します。正しく理解して、日常の会話やビジネスの場面でも使える表現として身につけていきましょう。

雨垂れ石を穿つとは?

まずは、「雨垂れ石を穿つ」の読み方と意味を確認します。

「雨垂れ石を穿つ」の読み方と意味

「雨垂れ石を穿つ」は「あまだれいしをうがつ」と読みます。小さなことでも根気よく続ければ、大きなことを成し遂げられるという意味です。

『デジタル大辞泉』(小学館)では、以下のように定義しています。

雨垂(あまだ)れ石(いし)を穿(うが)つ
《「漢書」枚乗伝から》小さな努力でも根気よく続けてやれば、最後には成功する。点滴石を穿つ。
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

「穿つ(うがつ)」とは「穴をあける」こと。水滴が石に穴を開けるほど、継続には力があるというたとえです。

「雨垂れ石を穿つ」の由来

「雨垂れ石を穿つ」は、中国の歴史書『漢書』枚乗伝に出てくる「泰山之霤穿石」という一節に由来します。

雨水
(c)Adobe Stock

「雨垂れ石を穿つ」の使い方

「雨垂れ石を穿つ」は、継続する努力の大切さを伝える言葉です。ビジネスや日常のさまざまな場面で、活用できますよ。

「毎日10分ずつ英単語を覚えるだけだったが、その積み重ねが実を結び、半年後には英語の文章が読めるようになった。まさに雨垂れ石を穿つだ」

一回一回の学習は小さくても、継続することで確かな成果につながったことを表しています。「努力の量」より「継続」に焦点を当てた用例です。

「すぐに結果は出なかったが、地道な改善を続けた結果、売上は少しずつ伸びていった。雨垂れ石を穿つとはこのことだろう」

ビジネスの場面で、短期的成果ではなく、長期的な積み重ねの重要性を示す使い方です。「根気よく続ける姿勢」を評価する文脈です。

「最初は誰にも注目されなかった研究だったが、雨垂れ石を穿つ姿勢で取り組み続けた結果、ようやく評価されるようになった」

努力がすぐに報われない状況でも、あきらめずに続けることの価値を示す例です。「時間がかかる成功」と相性のいい使い方です。

接客中の女性
(c)Adobe stock

「雨垂れ石を穿つ」の類語

「雨垂れ石を穿つ」と似た意味を持つ表現と、反対の意味を持つ言葉を理解しておくと、適切な使い分けができるようになります。

「水滴石穿(すいてきせきせん)」

四字熟語「水滴石穿」は、「少しの水でも絶えず流れ続ければ、ついには石に穴をあける」というたとえで、たゆまずに努力を続ければ、やがて成果につながるという意味です。

例文:「水滴石穿の精神で、日々の研究を重ねています」

「石の上にも三年」

寒い石の上でも三年座れば暖まるという意から、「辛抱強く我慢していれば、やがて報われる」という意味を持ちます。

例文:「新しい職場は大変だけれど、石の上にも三年。続けてみようと思う」

「継続は力なり」

根気よく続けて行えば、最後には成果が上がるという意味の言葉です。

例文:「毎日のトレーニングは地味でも、継続は力なり。続けてきたから今がある」

対義語|「焼け石に水」

「努力」をテーマにした言葉でも、反対の意味を持つものがあります。

「焼け石に水」とは、焼けた石に水をかけてもすぐに蒸発してしまい、少しも冷えないことから、「わずかな努力や援助などが役に立たない」ことのたとえとして使われます。

例文:「一人で片づけるには量が多すぎて、まさに焼け石に水だった」

参考:『デジタル大辞泉』(小学館)

「雨垂れ石を穿つ」の英語表現

英語でも「雨垂れ石を穿つ」と似た意味を持つことわざがあるので、紹介します。

“Little strokes fell great oaks.”
(少しずつ斧を当てれば、カシの木も倒れる)

続けることの強さを伝える表現です。

勉強する女性
(c)Adobe Stock

「雨垂れ石を穿つ」に関するFAQ

ここでは、「雨垂れ石を穿つ」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。

Q1. 「努力すれば必ず報われる」という意味ですか?

A. あくまで「継続すること」の大切さを説くたとえです。「絶対に成功する」という保証ではありません。励ましの場面では、相手に過度なプレッシャーを与えないよう配慮して使いたいですね。

Q2. 「雨垂れ石を穿つ」をわかりやすく言い換えるなら?

A. 「継続は力なり」がわかりやすいでしょう。

Q3. 「雨垂れ石を穿つ」を検索すると日本酒が出てくるのはなぜ?

A. 「雨垂れ石を穿つ」は、日本酒の銘柄にも使われているためでしょう。

最後に

「雨垂れ石を穿つ」は、どんなに小さな努力でも、続ければ必ず変化を生むという意味のことわざです。

ビジネスでも日常でも、誰かを励ましたいとき、自分を奮い立たせたいときには、背中を押してくれる言葉です。文脈に応じた使い方を意識しながら、日々の言葉づかいに生かしてみてください。

TOP・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

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