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2024.02.08

病気の人にかける言葉について|LINEやお見舞いで言われて嬉しかった言葉を調査【100人アンケート】

友だちや家族、同僚など身の回りの人が病気になったとき、どのような声掛けをするか迷ってしまうことはありませんか? 本記事では、全国の女性100人に「病気のときにかけられて嬉しく感じた言葉」「病気のときにかけられて傷ついた言葉」のほか、貰って嬉しかったお見舞いの品について調査しました。アンケートの回答から、病気のときの励まし方を紹介します。

【病気の人にかける言葉】言われて励まされた実体験

入院中の女性
(c)Adobe Stock

まずは、アンケート結果をもとに、実際に病気になったとき周りの人から言われて励まされた言葉を紹介します。

※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。

「ゆっくり休んでね」

病気に関することはデリケートな部分があり、具体的な症状を聞きづらいことが多いですし、体調不良の人の体力を削ってしまう可能性もあるので、細かいことは聞かずに気兼ねなく休むことをすすめるのも◎。

「こちらのことは何も気にしなくていいから休んでね」(30代・愛知県)
「自宅で具合が悪い時に、夫から『ゆっくり横になって休んでて』と言われるととても安心できる」(20代・東京都)
「忙しい時期に風邪を引いたとき、家族から『今は忙しいことは忘れてゆっくり休んでね』と言われて安心した」(20代・東京都)
「貧血で倒れかけて保健室で寝ていた時、同じ部活の友達に『ゆっくり休んでね』と言われたとき安心した」(30代・東京都)
「休めるときにたくさん寝ておきな。頑張ったから疲れが来ちゃったんだよ」(30代・愛知県)

前向きな「大丈夫」

体調が悪いときは心細くなりますし、不安も多くなるもの。そんなときは身近な人の「大丈夫!」が励ましになるという意見も寄せられました。ただ、むやみに「大丈夫」と言うと無責任に感じられることもあるので、前向きな気持ちになれるように配慮するのがポイントです。

「治るから大丈夫」(30代・茨城県)
「『死なないから』という医師からの言葉。 分かってはいたものの医師に言われると安心しました」(30代・埼玉県)
「『大丈夫』など励ましの言葉」(30代・北海道)
「必ず良くなるよ」(20代・沖縄県)
「『大丈夫』の言葉が嬉しかった」(30代・岐阜県)

「いつでも頼ってね」

病気のときは普段通りに生活することが難しくなるので、身近に頼れる人がいると思えると安心感を得られるはずです。

「『いつでも気軽に連絡してね』と言われたこと」(20代・神奈川県)
「今日はずっと家にいるから何かあればすぐに呼んで」(30代・東京都)
「何かあればいつでも助けるよ」(30代・愛知県)
「何でも頼ってね」(30代・東京都)
「つらくなったら言ってね。何でもするからね」(20代・東京都)

寄り添ってくれる

具体的な言葉ではなくても、話を聞いてくれたり手を握ってくれたり、寄り添ってくれる気持ちが嬉しく感じたという意見もありました。「励ましたいけど何て言っていいかがわからない」と思ったら、そばにいて話をすることもおすすめです。

「子どもの頃に盲腸で入院したときに同じ部屋だったお姉さんが優しくしてくれた」(30代・群馬県)
「体調が悪く、点滴を打ってもらった際に看護師さんが手を握ってくれた。気持ちが落ち着いてすごく安心したことが心に残っています」(30代・福岡県)
「傍に居てくれるだけで安心する」(30代・兵庫県)
「病院の麻酔科の先生がオペ前にたくさん雑談をしに来てくれて、気を紛らわせてくれたおかげで和んだ」(20代・愛知県)

労う言葉

病気のときは、寝ているだけでもつらく感じられることがあります。自分の身体のつらさは自分にしかわからないので、その状況に寄り添う言葉をかけられると、病気の人にとって嬉しく感じられるという意見がありました。

「大変だったね」(30代・新潟県)
「子どもの胃腸炎がうつり、子どもが完治してやっと自分が病院へ行き、脱水で点滴。その時にお医者さんから『あと数日で治るよ。よく頑張りました』と言われました」(30代・愛知県)
「小学生のときに症状がつらく病院で診てもらったとき『大変だったね、頑張ったね』と看護師さんが言ってくれた言葉に泣きそうになりました」(30代・青森県)

サポートをしてくれる

病気のときは普段通りの生活がままならなくなります。そんなときにサポートをしてくれるのは本当に助かるはず。言葉をかけられるのも十分嬉しいと思いますが、相手が望んでいるなら看病をするのもおすすめです。

「プリン買ってきたよ」(20代・北海道)
「『食べたいものはある?』と聞いてくれる」(20代・千葉県)
「コロナになった時に『何でも食べたいものがあったら教えて』と言われた」(30代・大阪府)
「熱を出して寝ているとき電話をくれて『心配だから家に行ってもいい?』と確認したうえで、飲み物などを買ってきてくれた」(30代・広島県)

「味方だよ」

病気になると、大きな不安を感じることがあります。そんなときに、言葉や行動で愛情を持って接してくれる人が身近にいると励まされますし、安心感を得られるはず。

「ずっと味方だからね」(30代・京都府)
「突発性難聴で片耳の聴力を失って学校に行くのもつらく感じていたとき、母から『片耳を失ったとしてもあなたはあなたであることに変わりはない。ずっと愛している』と言われた」(20代・熊本県)

前向きになれる言葉

体調不良や病気で、気分が沈んでしまうことは少なくありません。気持ちが落ちていると身体にもよくないので、治ったあとにしたいことなど前向きになれる言葉をかけるのもおすすめです。

「元気になったら美味しいものを食べようね」(20代・福岡県)
「絶対治るから」(30代・埼玉県)

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【病気の人にかける言葉】言われて傷ついた実体験

入院
(c)Adobe Stock

続いて、病気のときに言われて傷ついた言葉を紹介します。言葉をかけた側からすると元気づけたかった意図があったとしても、言葉選びによっては受け取る側を傷つけていることがあるかもしれません。

病気の人を責める

病気になることや治らないことに落ち度はないのに、きつい言葉を言う人も少なくないようです。大変なときに悪意を感じられる言葉をかけてくる人とは距離を置きたくなるもの。

「なんで今まで我慢してたの?」(30代・新潟県)
「体の弱い子供が生まれてかわいそう」(30代・青森県)
「体調管理しっかりしな」(30代・愛知県)
「まだ治らないの?」(30代・広島県)
「コロナに感染して本当に声が出ないときに職場から電話が入り『声聞き取れない。何? 私病気ですアピール? そういうのうざいんだけど』と言われた」(30代・福岡県)

「大したことない」

「病は気から」という言葉があるように、気持ちが落ち込んでいると身体に影響を与えてしまうということもあります。「大したことない」と言っている人からするとそのような考えがあるのかもしれませんが、身体のつらさは本人にしかわからないものなので、苦しんでいる人にかける言葉ではありませんよね。

「そんなに大変なの?」(20代・岐阜県)
「こんなの大したことないから」(30代・秋田県)
「『大丈夫だろ』って言われた」(30代・岡山県)
「『大したことないでしょ』という職場からの言葉。 症状は人それぞれなのに冷たいと感じた」(30代・埼玉県)
「深夜にお腹が痛くなって母親を起こして『お腹が痛くて我慢できない』と言ったら『いいから我慢して』と言われそのまま二度寝された。食中毒でした」(30代・青森県)

心配されない

過剰に心配する必要はありませんが、少し声をかけるくらいのことはできるはずです。誰かが大変なときは気遣ったりサポートをしたり、支え合っていけるといいですよね。

「心配されなかった」(30代・東京都)
「何も言ってもらえないことの方がつらいかもしれません」(30代・愛知県)
「風邪で寝込んでいるのに家族から『ご飯まだ?』と聞かれた」(20代・東京都)
「『大丈夫大丈夫!』と軽く流された」(30代・大阪府)
「具合悪いときに『働け』と言われた」(20代・北海道)

迷惑そうにする

なりたくて病気になっているわけではないですし、周りに迷惑をかけてしまって肩身が狭い思いをしているのに、強い言葉を言われたり態度に出されて傷ついたことがあるというエピソードもありました。

「嫌そうな顔でため息をつかれた」(30代・東京都)
「『咳しないで、こっちこないで』と言われた」(20代・京都府)
「『移さないでよ』と忌々しそうに言われた」(30代・広島県)

他と比べる

長期間入院することと数日寝込むなどつらい時期の長さが違うことや、軽度と重度の違いなど病気にもさまざまありますが、だからといって他と比べるのはよくありません。つらいことには変わりなく比べることではないので、言葉に注意が必要です。

「彼氏に『もっと大変な病気を抱えてる人もいるから弱音は吐かないで』と言われた」(20代・愛知県)
「それくらいの経験みんなしている」(30代・京都府)
「『私も昔は…』と自分の病気を語りだす」(30代・福岡県)

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病気の人にあげると喜ばれるお見舞い

ゼリーを食べる女性
(c)Adobe Stock

最後に、病気のときに貰って嬉しかった、助かったお見舞いの品についてアンケートの回答を紹介します。病気でつらくなっている人を言葉で励ます以外に、行動で支えることもおすすめです。

生菓子

食欲がなくてもなにか口にしないと薬が飲めなかったり、エネルギーが取れず体力が落ちてしまうこともあります。そんなときでもゼリーやプリンなどの生菓子は比較的食べやすくて人気があります。

「ゼリーやスポーツドリンク」(30代・愛知県)
「プリン」(20代・長野県)
「ビタミンゼリーは食欲のない体にすごくありがたかった」(20代・東京都)
「ケーキやアイス」(30代・佐賀県)

調理不要な食べ物

インスタントやレトルトなど、調理が不要な食品も嬉しいという意見が多く寄せられました。病気のときは料理や掃除など普段の生活ができないことがあるので、簡単に食べられて後処理もしやすいものは重宝しますよね。

「インスタント食品」(30代・東京都)
「レトルトスープ」(30代・東京都)
「そのまま食べられる食材」(30代・埼玉県)
「レトルト食品を持ってきてくれたらのは嬉しかった」(20代・岐阜県)
「ふりかけなどちょっとしたもの」(30代・北海道)
「スープストックトーキョーの冷凍スープ」(30代・千葉県)

お菓子

調理不要で手軽に食べられるお菓子も、病気のときに喜ばれるお見舞いの品のひとつです。

「クッキーなどお菓子を持ってきてくれた」(30代・福岡県)
「東京バナナ」(20代・北海道)
「飴や小分けのお菓子。夜中にお腹が空いた時にコソコソ食べていた」(30代・静岡県)
「スイーツ」(20代・福岡県)
「期間限定のお菓子や好きなフルーツ」(30代・大阪府)

飲み物

病気のときだけでなく日常生活において水分は欠かせません。寝ているだけでも汗をかくので、水分がとれるものが常に十分ある状態にしておくと安心です。

「ドリンク類」(20代・千葉県)
「ポカリスエット」(30代・東京都)
「ペットボトル等の手軽に水分が取れるものや、ゼリーやプリン等の食べやすい物」(20代・東京都)

暇つぶしができるもの

食べ物以外に、漫画や雑誌など暇つぶしができるものも嬉しかったという意見がありました。入院時など長期間の療養生活において、気分転換になるものも必要になります。

「好きなキャラの漫画本」(30代・長野県)
「雑誌」(20代・福岡県)
「漫画」(30代・京都府)

フルーツ

果物は調理不要で食べやすさもありますし、栄養が取りやすくておすすめです。

「みかん、シャインマスカット」(20代・神奈川県)
「果物」(30代・埼玉県)

お花

入院や自宅療養で休んでいるとき、景色がいつも変わらないのは味気なく感じることもあります。そんなときはお花を飾って雰囲気を変えてみると気分転換になるでしょう。

「お花」(20代・沖縄県)
「花や食べ物」(30代・愛知県)

手作りのもの

入院時など長期的に療養が必要になるときは、不安や孤独を感じることもあるのではないでしょうか。身近な人からのメッセージに励まされますし、心強く感じられるはず。

「手紙で元気になりました」(30代・大阪府)
「色紙」(30代・大阪府)

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最後に

「病気」とひとくくりに言っても、風邪から入院が必要になるような大きな病気までさまざまあります。つらい状態であることには変わりませんし、デリケートなことではあるので、言葉選びに注意が必要です。

言葉で励ますのもいいですが「どのような言葉で励ましたらいいかわからない」と思ったら、病気の人の話を聞いたり、雑談をするだけでも励まされることはあると思います。また、可能ならお見舞いをするのもおすすめです。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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