【砂肝のカロリー】鶏むね肉より低い？ ダイエットに効果的な理由を解説

砂肝のカロリーは100gあたり「86kcal」

砂肝のカロリーは100gあたり86kcalです。焼き鳥で言うと1本あたり30〜50gほどなので、100gはだいたい2〜3本分の量になります。

砂肝のカロリー以外の栄養素とは

砂肝に含まれるカロリー以外の栄養素についても見ていきましょう。

タンパク質… 筋肉や臓器、肌、髪、免疫物質の生成
脂質… エネルギーを産生する
鉄… 貧血予防、疲労回復
亜鉛… 免疫力アップ
ビタミンB12… 赤血球の生成をサポートする
葉酸… 赤血球の生成をサポートする

砂肝に含まれているタンパク質は100gあたり18.3gと、19.0gのタンパク質を含む鶏もも肉に匹敵する量です。脂質も含みますが、鶏肉の中でもかなり少ないほう。手羽先16.2g、鶏もも肉5.0g、鶏むね肉1.9gに対し、砂肝100gあたりの脂質はたった1.8gです。

なお、砂肝は炭水化物を含みません。糖質制限中の人でも食べやすい食品です。さらに砂肝には造血ビタミンと呼ばれる葉酸やビタミンB12、鉄と、貧血予防にうれしい栄養素もたっぷり含んでいます。毎月月経がある女性にはとくにおすすめしたい食材と言えるでしょう。

砂肝とその他部位のカロリー比較

まずは鶏肉のその他部位と比較してみましょう。すべて100gあたりで比べていきます。

細かく言うと砂肝は鶏の消化器官であり、胃の一部に属す筋肉です。そのためお肉という括りで比較するのはナンセンスかもしれませんが、一般的に私たちが食べる鶏の部位の中でもかなり低カロリーであることは、ぜひ覚えておいてくださいね。

砂肝はダイエット中も食べやすい？

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砂肝はダイエット向きの食材

ダイエット中の頼れる食材と言えば鶏むね肉やささみですが、そんな2つのお肉よりも低カロリーな砂肝は、まさにダイエットの王様。低脂肪であり炭水化物をほとんど含まず、それでいて高タンパク質。言うことなしです。健康的に痩せるためには栄養バランスが重要なので、砂肝だけ食べていれば痩せるという意味ではありませんが、できるだけヘルシーなお肉を選びつつレパートリーを増やしたい方は、鶏むね肉やささみ以外にも、ぜひ砂肝を取り入れてみてください。

ただし食べ方にはポイントがある

炭水化物を含まず低カロリー・低脂肪・高タンパク質な砂肝ですが、食べるときはいくつか意識したいポイントがあります。

調味料に注意する

例えば焼き鳥で砂肝を食べる場合、塩とタレの2パターンが主流です。タレには醤油やみりん、砂糖が使われている可能性がありますし、塩はその名の通り塩味を追加していただきます。調理する場合も油や塩、醤油などの調味料は欠かせません。砂肝自体はヘルシーな食材ですが、食べ方によっては紹介したカロリーや脂質、糖質を大きく上回る可能性があることを覚えておきましょう。

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食物繊維と食べる

栄養豊富な砂肝ですが、食物繊維は0g。ダイエットに限らず健康な体を維持するためには、食物繊維が欠かせません。砂肝を食べるときはぜひ、食物繊維を補うメニューにすることをおすすめします。例えばネギやほうれん草、セロリなどの野菜と一緒に炒めたり煮込んだり。別途サラダを食べたり、具沢山スープを一緒に摂ったりしてもよいでしょう。

脂質異常症の方は食べ過ぎに注意する

通常、砂肝は食べすぎても健康を害するほどの問題はないとされています。しかし、脂質異常症の方は食品から摂るコレステロール量を200mg以下 /1日で推奨されているので、摂取量は100gまでとし頻繁に食べないことをおすすめします。

砂肝はダイエッターの味方！

砂肝のカロリーやその他栄養素について解説しました。砂肝は女性やダイエット中の方に嬉しい栄養素を含む優秀な食材です。あくまで栄養バランスを考えて食事に取り入れ、美や健康の維持に上手に活用しましょう。

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りの

栄養士・運動実践指導者・ダイビングインストラクターとしてフィットネス業界に10年勤務。趣味は筋トレと海外旅行（渡航国数50カ国以上）。現在はWebライターとして世界中でノマドライフを満喫中。著書『拝啓、世界であわてふためく女子たちへ』。

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