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鶏皮のカロリー・糖質・脂質はいくら?
鶏むね皮のカロリー・糖質・脂質

ヘルシーな鶏肉の中でもさらにヘルシーな鶏むね肉。この部位の皮は果たして同じようにヘルシーと言えるのでしょうか。100gあたりのカロリー・糖質・脂質量を見ていきましょう。
| カロリー | 糖質 | 脂質 | |
|---|---|---|---|
| 鶏むね肉の皮 | 466kcal | 0.0g | 48.1g | 
ヘルシーな鶏むね肉の皮とはいえ、皮は皮。糖質は含まれませんがカロリー・脂質ともに非常に高いことがわかります。
鶏もも皮のカロリー・糖質・脂質
鶏もも肉の皮の場合はどうでしょうか。むね肉部分の皮と比べ低いのか高いのか見ていきましょう。こちらも100gあたりの値です。
| カロリー | 糖質 | 脂質 | |
|---|---|---|---|
| 鶏もも肉の皮 | 474kcal | 0.0g | 51.6g | 
鶏むね肉の皮に比べ若干高カロリー・高脂質ですが、大きな差はありません。やはり皮部分のカロリーと脂質は侮れませんね。
鶏むね皮と鶏もも皮の比較一覧
| カロリー | 糖質 | 脂質 | |
|---|---|---|---|
| 鶏むね肉の皮 | 466kcal | 0.0g | 48.1g | 
| 鶏もも肉の皮 | 474kcal | 0.0g | 51.6g | 
皮なしとの比較は次で行いますが、数値だけ見てもとても「ヘルシー」とは言えないカロリーと脂質量です。
部位別皮つき・皮なしでのカロリー比較

【生】皮のあり・なしで鶏むね肉と鶏もも肉を比較
皮のカロリーや脂質は予想通り高い数値でした。では実際、鶏肉を皮つきと皮なしで使ったとき、どの程度カロリーや脂質に差が出るのでしょう。若どり100gあたりで比較していきます。
【鶏むね肉】
| カロリー | 糖質 | 脂質 | |
|---|---|---|---|
| 鶏むね肉 皮つき | 133kcal | 0.1g | 5.9g | 
| 鶏むね肉 皮なし | 105kcal | 0.1g | 1.9g | 
【鶏もも肉】
| カロリー | 糖質 | 脂質 | |
|---|---|---|---|
| 鶏もも肉 皮つき | 190kcal | 0.0g | 14.2g | 
| 鶏もも肉 皮なし | 113kcal | 0.0g | 5.0g | 
見ての通り、カロリーと脂質に大きな差が出ました。皮部分がどれだけ脂質の割合が大きく、カロリーをアップさせているかがわかります。
【調理別】皮のあり・なしで鶏むね肉と鶏もも肉を比較
次に調理別で比較していきます。焼いたり揚げたりするとおいしい鶏肉ですが、調理法によってどれくらいカロリーがアップするでしょうか。若どり100gあたりで比較していきます。
【鶏むね肉】
| 鶏むね肉皮つき | 鶏むね肉皮なし | |
|---|---|---|
| 生 | 133kcal | 105kcal | 
| 焼き | 215kcal | 177kcal | 
【鶏もも肉】
| 鶏もも肉皮つき | 鶏もも肉皮なし | |
|---|---|---|
| 生 | 190kcal | 113kcal | 
| 茹で | 216kcal | 141kcal | 
| 焼き | 220kcal | 145kcal | 
| 揚げ | 307kcal | 249kcal | 
油を使用する分、皮なしでも焼きや揚げの調理法はカロリーが上がりがち。それでも皮つきに比べたらかなり抑えられます。カロリーを控えたい人の鶏皮摂取は、やはり考えものです。
焼き鳥の皮もカロリーは高い?

お酒のおつまみに最高な焼き鳥も、鶏皮が高カロリーなのでしょうか。焼き鳥1本あたりの部位別カロリーを、タレと塩に分けて見ていきます。
| タレ | 塩 | |
|---|---|---|
| 皮 | 159kcal | 149kcal | 
| もも | 99kcal | 90kcal | 
| むね | 96kcal | 86kcal | 
| ねぎま | 82kcal | 72kcal | 
| ささみ | 50kcal | 40kcal | 
| はつ | 108kcal | 74kcal | 
| せせり | 86kcal | 74kcal | 
| レバー | 41kcal | 33kcal | 
| 軟骨 | – | 24kcal | 
| 砂肝 | 44kcal | 34kcal | 
| つくね | 85kcal | 74kcal | 
| ぼんじり | 105kcal | 95kcal | 
鶏皮は脂がのっているぼんじりよりもさらに高カロリーですね。タレも塩もダントツで数値が高いことがわかります。
ダイエット中鶏皮はどうするのが正解?

皮は取り除くのがベター
カロリーを考えるなら鶏皮は調理の段階で取り除くのがベター。
見てきた通り鶏皮のほとんどは脂で、皮つきと皮なしでは大きく数値が異なることがわかりました。
せっかくタンパク質を多く含むヘルシー食材の鶏肉をダイエットに活用しようとしても、ほとんどが脂質の鶏皮までたっぷり食べてしまっては遠回り。
鶏肉を使うなら皮をできるだけ取り除く、鶏肉料理を食べるなら皮なしを選択する、など皮を意識的に避ける必要があります。
食べる場合は油を落として
鶏皮が高カロリー・高脂質食材であることは間違いありませんが、100%悪かといえばそんなことはありません。
鶏皮にも栄養がたっぷり含まれています。太る要素だけではないのです。
たとえば健康的な肌にうるおいや弾力を与えるコラーゲン、丈夫な骨の形成に関わるビタミンK、血液循環を促すナイアシン、アンチエイジング効果が期待できるビタミンAなど、実は捨てるにはもったいない栄養素を含んでいます。
鶏皮の栄養を摂りながらダイエットもしたい、ということなら、鶏皮を茹でて油を落とした調理を試してみましょう。このひと手間でネックだったカロリーと脂質がグンと落ちるはず。
ただし、鶏皮には水に溶けやすい水溶性ビタミンも含まれています。茹でるということは、これら水溶性の栄養素も水に流出してしまうということ。できる限り鶏皮の栄養素を摂取するなら、浮いた油だけを取り除き、茹で汁をそのままスープとして活用する方法がおすすめです。
鶏皮は要注意食材! ただし悪とは言い切れない
鶏皮はダイエットの敵だ! と感じた方は多いかもしれません。高カロリー・高脂質であることは事実なので、気になる方は鶏皮を取り除いた皮なしの鶏肉を食べるようにしましょう。ただし鶏皮には体に嬉しい栄養素もたっぷり。面倒でない方は、茹でて油を取り除いた鶏皮を使って調理し、上手に鶏皮をいただきましょう。

りの
栄養士・運動実践指導者・ダイビングインストラクターとしてフォットネス業界に10年勤務。趣味は筋トレと海外旅行(渡航国数50カ国以上)。現在はWebライターとして世界中でノマドライフを満喫中。著書『拝啓、世界であわてふためく女子たちへ』。

 
                       
									 
									 
									 
									 
									 
									 
									



 
    




 
  
