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2023.12.05

「転ばぬ先の杖」の意味とは? 例文や類語、英語での表現を紹介

「転ばぬ先の杖」とは、「前もって準備していれば、失敗することがない」という意味です。本記事では、例文や類語、英語表現について紹介します。この機会に、正しい意味や使い方を覚えてみてくださいね。

「転ばぬ先の杖」の意味は?

「転ばぬ先の杖」は、誰でも一度は耳にしたことがある言葉でしょう。フレーズから何となく意味を推測することはできますが、正確な意味を把握している方は意外と少ないかも…。いざ、「転ばぬ先の杖」という言葉を使用するとなると、「これって正しい使い方なのかな?」と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。そこで、本記事では「転ばぬ先の杖」の正しい意味や類語、例文、英語表現を紹介します。

意味

「転ばぬ先の杖」の意味を辞書で確認しましょう。

前もって用心していれば、失敗することがないというたとえ。
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

不測の事態が発生した時でも対応できるように、あらかじめ準備しておくことの大切さが説かれていますね。「つまづいて転ぶ前に、あらかじめ杖をつく」というところから生まれた言葉になります。

杖を持つ人
(c)Adobe Stock

「転ばぬ先の杖」を使用した例文を紹介

「転ばぬ先の杖」は、前もって準備しておくことの大切さを伝えています。具体的な使い方について、例文を通して確認していきましょう。

1:「防災グッズをしっかりと準備しておくことは、災害に対する転ばぬ先の杖と言えるでしょう」

防災グッズは、災害発生時に自らの身を守る大切なもの。自然災害の多い日本では、身近な存在とも言えるかもしれませんね。いつ起きるかわからないからこそ、準備をしておくことが肝要だと言えます。

2:「転ばぬ先の杖とも言うし、大事なミーティング前には入念に準備をしておきたい」

ビジネスでは「段取り八分」という言葉もよく耳にします。仕事において、準備がいかに大切かを物語っている言葉ですね。入念な準備は、まさしく「転ばぬ先の杖」と言えるでしょう。

3:「転ばぬ先の杖として、新入社員の頃から毎月定額を貯金している」

いつ、どんな場面で必要になるかわからないものの一つとして、「お金」があげられるでしょう。いざという時、まとまった額があると安心できますね。

辞書
(c)Adobe Stock

4:「天気予報では晴れだと言っていたけれど、雲行きがあやしいし、転ばぬ先の杖として傘を持っていこう」

最後に、普段の生活で使える例文を紹介します。傘は荷物になりますが、急な雨に見舞われた時などは、「備えていてよかった」と思えるアイテムですね。

「転ばぬ先の杖」の類語をチェック

「転ばぬ先の杖」と似たような意味を持つ言葉は、いくつか存在します。それぞれの詳しい意味をおさえ、使用する場面によって使い分けられるようになりたいですね。ここでは「転ばぬ先の杖」の類語を3つ紹介します。

1:念には念を入れる

「念には念を入れる」の意味は、「注意した上にも、さらに注意すること」です。事前に確認することの大切さが伝わってきます。

例文:「人生を左右する試験に臨む前、彼は念には念を入れて準備を整えた」

2:石橋を叩いて渡る

「石橋を叩いて渡る」の意味は、「堅固に見える石橋でも叩いてその頑強さを確認してから、慎重に渡る」こと。「用心に用心を重ね、慎重に物事を行うこと」のたとえですね。使用する場面によっては、慎重すぎることに対して、皮肉の意味が込められることもあります。ですから、使う際には十分気をつけてくださいね。

例文:「弟は石橋を叩いて渡るタイプなので、物事に取り掛かるまでにいつも時間がかかるが失敗はない」

金槌
(c)Adobe Stock

3:備えあれば患いなし

「備えあれば患いなし」は、「そなえあれば、うれいなし」と読みます。「備えあれば憂えなし」と表現することもありますよ。「普段からしっかりと準備しておけば、不測の事態が起こっても心配することはない」という意味を持ちます。

例文:「備えあれば患いなしというし、バッグには絆創膏を常備している」

「転ばぬ先の杖」を英語で表現するなら

英語にも「転ばぬ先の杖」のように、事前の備えの大切さを表現することわざが存在しますよ。2つの英語表現を紹介していきます。

1:Prevention is better than cure.

「予防は治療に勝る」ということわざです。何か起こってから対処するよりも、問題が起きないよう予防しておくことが大切だということを表しています。「転ばぬ先の杖」と同義だと言えますね。

このフレーズは、ルネサンス期に活躍したオランダの人文主義者、デジデリウス・エラスムスのものだと言われています。

2:Look before you leap.

「よく見てから跳べ」という、こちらもことわざです。「行動する前に起こりうる事態を予測しておき、慎重になるべきだ」という意味が込められています。

元々は『イソップ寓話集』の中にある、「井戸の中のキツネとヤギ」という話で出てくるフレーズです。キツネに騙されたヤギが、井戸から出られなくなったときに、キツネがこのセリフを発します。

最後に

日本語だけでなく英語のことわざも存在することから、備えや事前の準備は世界共通で大切なことだとわかりました。反対にいうと、これだけ言葉が残されているということは、実行するのが難しいということなのかもしれません…。先人からの教訓をしっかりと受け止めたいですね。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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