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スイカのカロリーと糖質量
100gあたりのスイカのカロリーと糖質量
スイカ(赤肉種)100gのカロリーと糖質量は以下。
カロリー | 糖質量 | |
---|---|---|
スイカ100g | 41kcal | 9.2g |
スイカには廃棄する部分(皮)があります。100gというと1辺が3cm程度のサイコロ状にカットした果肉、ちょうど3つ分です。
サイズ別スイカのカロリーと糖質量
サイズ別スイカのカロリー・糖質量を見ていきましょう。中サイズの1玉〜笑ったときの口のような形に見えるスマイルカットと呼ばれる8分の1玉まで、さらにその8分の1玉を6等分した三角カットのカロリーと糖質量を可食部のみ紹介します。
なお、スイカの廃棄率は40〜50%程度ですが、ここでは間をとって45%として計算しています。
カロリー | 糖質量 | |
---|---|---|
中サイズ1玉 (可食部2,750g) |
1,128kcal | 253.0g |
2分の1玉 (可食部1,375g) |
564kcal | 126.5g |
4分の1玉 (可食部688g) |
282kcal | 63.3g |
8分の1玉 (可食部344g) |
141kcal | 31.7g |
カロリー | 糖質量 | |
---|---|---|
三角カット (可食部57g) |
43kcal | 9.6g |
スイカはとても重い果物ですが、ほとんどが水分や外皮の重さです。さすがに半玉〜1玉を食べるとなると高カロリー・高糖質になりますが、一見大量に思えても実際に食べられる果肉部分はそれほど多くありません。
一般的な一人前である100〜200g程度の量なら、100kcalにも満たないですし糖質も過剰に気にする必要はないでしょう。
スイカは太る? その他果物と比較
スイカのカロリーや糖質は果物の中で高いのか低いのか、その他果物と比較してみます(すべて可食部100gあたりの数値)。
カロリー | 糖質量 | |
---|---|---|
スイカ | 41kcal | 9.2g |
りんご | 53kcal | 14.8g |
バナナ | 93kcal | 21.4g |
メロン | 40kcal | 9.8g |
ぶどう | 58kcal | 15.2g |
梨 | 38kcal | 10.4g |
オレンジ | 48kcal | 10.8g |
キウイ | 51kcal | 10.8g |
パイナップル | 54kcal | 12.5g |
桃 | 38kcal | 8.9g |
さくらんぼ | 64kcal | 14.0g |
スイカよりもカロリーや糖質が低い果物もありますが、果物の中では決して高カロリー・高糖質な部類ではないことがわかりますね。ダイエット中も食べやすい果物だといえます。
ダイエット中の上手なスイカの食べ方
食べる量は200gまで
スイカは低カロリー・低糖質な果物ですが、果物自体、糖質を含む食材としてダイエット中に注意が必要な食べ物です。そのため食べ過ぎはNG。
果物の適正量は、糖尿病のような疾患がない健康な方で1日200g程度。
スイカならサイコロ状にカットした果肉6個ほど、または8分の1玉を6等分した三角カット2個弱分の計算になります。
夜は控える
糖質を含む果物であるスイカは、朝または昼の時間に食べるのがおすすめ。
食べた後は寝るだけの夜は、摂取したエネルギーが消費されづらく余った分は体脂肪として蓄積されやすい時間帯です。
スイカに限りませんが、食べても太りにくい体をつくりたいのなら活動量の多い日中にしっかり量を食べ、夜は控えることが大切です。
スイカは体に嬉しい栄養が含まれている
カリウム
むくみ解消に役立つカリウムを多く含む果物ですが、スイカも例外ではありません。
バナナやメロン、ももには敵いませんが、スイカには120mgのカリウムが含まれています。一般的な食生活をしていればカリウムが不足することはほぼありませんが、下痢や嘔吐などで不足してしまうことも…。
汗をかきやすい暑い時期もカリウムが不足しがちなので、水分補給としても優秀なスイカで補ってあげるとよいでしょう。
リコピン
強力な抗酸化作用を持つリコピン。リコピンの効力はビタミンEの100倍以上に匹敵するといわれています。
リコピンというとトマトを思い浮かべる方は多いかもしれませんが、実はスイカにもリコピンが含まれているのです。
しかもその量はトマトよりも多く、生活習慣病の予防や改善、血流の改善、肥満予防など健康増進にはもちろん、美肌を保つ美容効果も期待されています。
ビタミンC
スイカにはがん予防や老化防止に有効とされるビタミンCも含まれます。含有量は100gあたり10mg。
厚生労働省が推奨する1日のビタミンC摂取量は100mgです。10mgと聞くと少ないと感じるかもしれませんが、スイカは1日のビタミンC必要量を満たすために大きく貢献してくれる果物なのです。
スイカは美や健康のために賢く食べよう
スイカは低カロリーで低糖質な果物であることがわかりました。健康増進や美容のために嬉しい栄養素も含んでいるので、ダイエット中も食べることを過剰に心配する必要はありません。注意点は食べる量と食べる時間。1日200g程度を、夜を避け朝または昼に食べれば太ってしまう心配はないでしょう。ただし、スイカだけを食べるような栄養不足を招くダイエットはしないでくださいね。スイカをおいしく賢く食べて、健康で美しい体づくりを目指しましょう。
りの
栄養士・運動実践指導者・ダイビングインストラクターとしてフォットネス業界に10年勤務。趣味は筋トレと海外旅行(渡航国数50カ国以上)。現在はWebライターとして世界中でノマドライフを満喫中。著書『拝啓、世界であわてふためく女子たちへ』。