目次Contents
梨のカロリーと糖質量
100gあたりのカロリー&糖質量
梨の100gあたりのカロリーと糖質量は以下になります。
カロリー | 糖質 | |
---|---|---|
梨(100g) | 38kcal | 10.4g |
1個あたりのカロリー&糖質量
大きさ別で梨の1個あたりのカロリーと糖質量もチェックしてみましょう。標準的な大きさの梨を300g、大きな梨を350gとしてご紹介します(すべて可食部のみ)。
カロリー | 糖質 | |
---|---|---|
標準サイズ(300g) | 114kcal | 31.2g |
大サイズ(350g) | 133kcal | 36.4g |
その他フルーツとのカロリー・糖質比較
りんごやバナナ、オレンジなどと比較
梨のカロリーと糖質量を見てきましたが、果たしてこの数値は高いのでしょうか低いのでしょうか。日本人によく食べられる他の果物と比べてみましょう(すべて可食部100gあたりの数値で比較)。
カロリー | 糖質量 | |
---|---|---|
梨 | 38kcal | 10.4g |
りんご | 53kcal | 14.8g |
バナナ | 93kcal | 21.4g |
オレンジ | 48kcal | 10.8g |
ぶどう | 58kcal | 15.2g |
パイナップル | 54kcal | 12.5g |
スイカ | 41kcal | 9.2g |
キウイ | 51kcal | 10.8g |
さくらんぼ | 64kcal | 14.0g |
メロン | 40kcal | 9.8g |
桃 | 38kcal | 8.9g |
こうして比較してみると、梨のカロリーはトップタイで低く、糖質も比較した果物の中では低めであることがわかりますね。
梨に含まれる栄養と期待できる効果効能
アスパラギン酸→疲労回復
梨にはアミノ酸の一種であるアスパラギン酸が含まれています。
アスパラギン酸にはミネラルを全身へ運んだり、エネルギー代謝を高めたりする役割が。疲労回復効果やスタミナ向上が期待できます。
カリウム→むくみ解消
体に溜まった余分な塩分の排出を促してくれるカリウムも、梨に含まれている成分のひとつ。
塩分の過剰摂取が問題となっている現代人には欠かせないミネラルで、むくみの解消や高血圧予防などの効果が期待できます。
ビタミンC
9割近くが水分である梨には、他の果物と比較して栄養素が少ないのが特徴ですが、微量ながらビタミンCも含まれています。
ビタミンCには抗酸化作用があり、美肌や老化の予防、貧血予防、ストレスの緩和、抗がん作用が期待されています。
梨は太る? ダイエットへの取り入れ方とは
食後のデザートや間食に取り入れる
カロリー・糖質量ともに、その他果物と比較して低めである梨は、ダイエット中も食べやすいフルーツです。歯応えがあるのでよく噛んで食べることで満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐ効果も。
食べるときは「ちょっともの足りないな…」と感じるときの食後のデザートに取り入れたり、ついつい甘いお菓子に手を出したくなったときの間食に取り入れたりするのがおすすめです。
また、カロリーや糖質量が少ないからと、食事を梨に置き換える「梨だけを食べるダイエット」はおすすめできません。栄養バランスが傾き、一時的に体重が落ちても体調を崩したり代謝が悪くなったり、最終的にリバウンドにつながる可能性もあります。
そのため、あくまで「おやつ代わり」として取り入れることを推奨します。
1日の摂取目安量は200g
梨は毎日食べても問題ない果物ですが、食べ過ぎには注意してください。低いながら梨にもカロリーはあります。糖質も果物の中では低い部類ですが、食品全体として見れば決して少なくありません。
1日の摂取目安量はおよそ200g。標準サイズの梨なら3分の2個が目安です。
梨は低カロリーな果物! おいしくダイエットに活用して
ご紹介してきた通り、果物の中では低カロリー低糖質な梨。ダイエット中も食べやすいので、過剰な心配はいりません。ただし、食べ過ぎは当然カロリー・糖質過多へとつながります。1日の摂取目安量は1個弱。そのまま食べるのもよし、サラダなどに入れてアレンジ食材として使うのもよし。おいしくダイエットに活用してみてくださいね。
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りの
栄養士・運動実践指導者・ダイビングインストラクターとしてフォットネス業界に10年勤務。趣味は筋トレと海外旅行(渡航国数50カ国以上)。現在はWebライターとして世界中でノマドライフを満喫中。著書『拝啓、世界であわてふためく女子たちへ』。