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2023.09.12

「応対」と「対応」の違いは? 例文やビジネスで使える言い換え表現を紹介

「応対」と「対応」の違い、理解していますか? 「応対」が使えるのは人に対してのみですが、「対応」は人・状況・物事など、より幅広い対象に対して使えます。この記事では、「応対」と「対応」の意味や違い、例文、ビジネスシーンでも使える言い換え表現などを紹介!

意味や読み方が似ている「応対」と「対応」ですが、どのように使い分ければいいのか、迷ったことはありませんか? 違いがよくわからずに、「なんとなく使い分けてしまっている…」という方も、もしかしたら、いらっしゃるかもしれませんね。この記事では、「応対」と「対応」の違いや使い分け、例文などをわかりやすく解説します!

「応対」と「対応」の意味は?

「応対」と「対応」は、ビジネスシーンでもよく使う言葉ですよね。それぞれどのような意味があるのか、一緒に見ていきましょう。

「応対」とは

「応対」の意味は、「誰かの相手になって、受け答えをすること」。ちなみに、「受け答え」とは、「尋ねられたことや言われたことに対して、答えること」という意味です。このことからわかる通り、「応対」は基本的に、人に対して使われます。例えば、「お客様の電話に応対する」「突然の来客に応対する」などです。

カウンターで接客をする女性
(c)Adobe Stock

「対応」とは

「対応」の意味は、「状況や相手の出方に合わせて、それにふさわしい行動をすること」。このほかにも、「釣り合いがとれていること」「2つのものが対になっていること」などの意味もあります。

「対応」は、人に対してだけではなく、状況や物事に対しても使うことができるのがポイントです。例えば、「ミス防止のための対応策を考える」「A社に関しては、私が対応します」などと使われます。

「応対」と「対応」の違いは?

「応対」と「対応」は、使える対象が「人だけ」なのか、「人・状況・物事」なのかといった点が大きな違いでしょう。上述した通り、「応対」の場合は、誰かの相手になって受け答えをするという意味ですから、人に対してしか使えません。

一方で、「対応」は「状況や相手の出方に応じて、行動をすること」という意味ですから、人に対しても、状況や物事に対しても使えます。また、「応対」は、相手の言ったことに応じるという意味ですが、「対応」には、その状況に応じて適切な行動をとるといった意味合いも含まれているのも違いです。

例えば、会社にお客様からクレームの電話がかかってきたとします。その電話を取り、お客様の話を聞くのが「応対」。クレームの内容やお客様の意見に応じて、クレーム処理を行なうのは「対応」になります。

使い方を例文でチェック!

「応対」と「対応」の違いがわかったところで、どのように使えばいいのか、例文を紹介しましょう。実際のビジネスシーンを思い浮かべながら、使い方を確認してみてくださいね。

「応対」の例文

「応対」を使うのは、相手が人の場合のみです。また、相手から聞かれたことや言われたことに対して受け答えをするという意味ですので、受付や電話で一時的な対応をする場面でよく使われます。

・彼はまだ新人だが、電話応対が上手だと社内で評判だ。
・接客業においては、笑顔でお客様に応対することが重要だ。
・急な訪問にもかかわらず、受付の方は感じ良く応対してくれた。
・どんなお客様にも巧みに応対できることが、私の強みです。
・新入社員は、会社にかかってきた電話に応対しましょう。
・お電話いただき、ありがとうございます。○○社・○○部の○○が応対させていただきます。

電話で応対する女性
(c)Adobe Stock

「対応」の例文

「対応」は、人だけではなく、状況や物事に対しても使えます。また、その場に応じた適切な行動をとるといった意味が含まれているのもポイントです。

・取引先からの提案に関しては、迅速な対応をお願いいたします。
・先日は、ご丁寧に対応いただきありがとうございました。
・クレームを収めるには、迅速かつ丁寧な対応をとることが必要だ。
・「商品が壊れた」とお客様からご連絡をいただいたため、修理対応に行ってまいります。
・状況を変えるには、現実に対応した行動をとるべきだ。
・トラブル対応が悪いと、問題を更に大きくしてしまう。

類語や言い換え表現は?

続いては、「応対」と「対応」それぞれの言い換え表現をいくつか紹介します。言い換え表現を見ていくことで、「応対」と「対応」への理解も深まるはずです。

「応対」の類語・言い換え表現

「応対」とは、「誰かの相手になって、受け答えをすること」という意味でしたね。ですから、「受け答えをする」「相手をする」といった意味を持つ言葉が、言い換え表現として使えるでしょう。

・応答(おうとう):呼びかけや問いかけに答えること。
・応接(おうせつ):訪問してきた人を招き入れ、相手をすること。
・接客(せっきゃく):人をもてなすこと。

「対応」の類語・言い換え表現

「対応」には、「状況に合わせて、適切な行動をとる」という意味があります。類語表現として挙げられるのは、「処置」「対処」「収拾」などです。

「処置」と「対処」には、「状況に応じて適切な行動をとること」という意味合いがありますので、言い換え表現としてピッタリでしょう。また、「収拾」は、乱れた状態を整えることという意味ですが、場合によっては言い換え可能です。

・処置(しょち):状況や場に応じた判断と行動をして、事態を収めること。
・対処(たいしょ):状況や事柄に応じて適切な処理をとること。
・収拾(しゅうしゅう):混乱をおさめること。乱れた状態を整えること。

打ち合わせをする女性
(c)Adobe Stock

英語表現は?

「応対」と「対応」の英語表現に関しても、おさえておきましょう。例文も一緒に紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

「応対」の英語表現

「応対」の英語表現は、「受け取る」「応じる」などの意味がある「receive」。また、「応接」「接待」「受付」「歓迎」などの意味がある「reception」も英語表現として使えます。

・My boss is not receiving today.(本日、上司は面会を受け付けていません)
・We got a friendly reception from A company.(私たちはA社から友好的な歓迎を受けました)

「対応」の英語表現

「対応」の英語表現は、「correspond」「cope with」など。「correspond」には、「対応する」「相当する」などの意味があり、「cope with」には「対処する」「善処する」などの意味があります。

・Could you please correspond as soon as possible?(できるだけ早く対応をお願いできますか?)
・He couldn’t cope with that problem.(彼はあの問題に対応できなかった)

最後に

「応対」と「対応」は似ていますが、「応対」は人に対してしか使えず、「対応」は人や物事、状況に対しても使えるといった違いがあります。特に、「応対」「対応」はビジネスシーンで頻繁に使われる言葉ですので、それぞれの意味や使い分けを正しく把握するようにしてくださいね。

TOP画像/(c) Adobe Stock

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