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2022.11.27

自己主張とは? 自己主張が強い人・できない人の特徴や意見の伝え方を解説

「自己主張」とは、自分の意見や考えを言い張ること。自分の考えをしっかりと持ち、伝えるのは大切なことですが、度が過ぎると自己中心的に思われることも。今回は、自己主張が強い人・できない人の特徴、上手な自己主張の仕方を紹介します。

皆さんは、自己主張することが得意ですか? 職場では人の顔色を伺ってしまい、なかなか自分の意見を言えない… という方も多いかもしれません。一方的に自分の主張を押し付けるのは良くないですが、社会人である以上、大事な場面でしっかりと自分の意見を伝えられるようになりたいものです。

そこで今回は、自己主張の意味から、自己主張が強い人・できない人の特徴を紹介します。正しい自己主張の仕方を身につけたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

そもそも自己主張とは?

「自己主張」とは、「自分の意見や考え、欲求などを言い張ること」。他人に対して、自分の言い分を伝えることを表します。そもそも「主張」だけでも、「自分の意見や持論を伝えること」を指すため、「自己主張」というとやや我が強いというニュアンスが感じ取れますね。「自己主張が強い」「自己主張が苦手」など、人の性格や行動を表す時に使われる言葉です。

自己主張が強い人の特徴

職場などに「この人、自己主張が強いな」と感じる人はいませんか? 身の回りに当てはまる人がいるかどうかチェックしてみましょう。

打ち合わせをしている同僚たち
(c)Shutterstock.com

1:自分に自信がある

自分に自信がある人は、どんなシーンでも臆せず自分の主張を伝えられます。「自分はこう思う」というポリシーをしっかりと持っているため、たとえ反対されても怯みません。

自分の主張をはっきり言えることはプラスに働くこともありますが、その反面自己中心的な発言が多く、自分の意見が通らないと気が済まない傾向も。むきになって怒ったり、口調がキツイと思われることもたまにあります。

2:人から注目されたい

自己主張が強い人は、自分が意見することで人から注目されたいと思っていることも。人の上に立ちたいという気持ちが強いので、自ら役員やリーダーに立候補したり、イベントに積極的に参加します。

リーダーとしての経験を積んでいるので、リーダーシップが身につきますが、周囲の意見を聞き入れないと独善的なリーダーになる可能性も。自分の要求を通すことを優先して、協調性に欠けるところがあるようです。

3:負けず嫌い

自己主張が強い人は、負けず嫌いでプライドが高いことも珍しくありません。会議や話し合いなどをどこか戦いのように思っており、自分の意見を否定されると怒ってしまうということもあります。また、社内に仕事ができる人がいるとライバル視してくることも。

一方で、負けず嫌いであることから失敗してもへこたれず、打たれ強い一面もあります。難しいと思われる案件をクリアしたり、成績を伸ばすまで努力を惜しみません。

自己主張ができない人の特徴

反対に、自己主張が苦手な人には、どのような特徴があるのでしょうか。よくみられる特徴を3つ紹介します。

ソファに座り込んで携帯電話をみながら頭を抱える女性
(c)Shutterstock.com

1:人の目を気にし過ぎてしまう

他人からどう思われているのか気にし過ぎてしまう人は、自己主張ができない傾向があります。「嫌われたらどうしよう」「こんなことを言ったら変に思われるのでは?」などと考えてしまい、素直に自分の気持ちを話すことができません。感受性が強いことから、場の空気を読み過ぎてしまうことが原因の一つでもあるようです。

2:八方美人

他人から嫌われたくないという気持ちが強いあまりに、八方美人になっている人も。「良い人」に思われたくて、心にもないお世辞を言ってしまったり、人からの誘いを断れないことがよくあります。周りの人に合わせるのにエネルギーを使って、しんどいと感じることもあるでしょう。全員に好かれることはできなくて当然、というくらいの気持ちでいた方が楽になれるかもしれませんよ。

3:厳しい家庭環境

厳しい家庭で育った人は、自己主張をすることを恐れてしまうことがあります。それは無意識の中で、「自己主張をしてはいけない」という考えが刷り込まれているからです。「〜してはいけない」と禁止する癖が身についていると、なかなか自分の考えや素直な感情を表に出すことができません。自分が発言することで他人を怒らせるのでは? と心配してしまう人もいるでしょう。

上手に自己主張ができるようになる方法

職場などでうまく自己主張ができず、コンプレックスを抱えている人も少なくありません。一方的に言いたいことを我慢していると、ストレスが溜まってしまうこともあるでしょう。ここでは、上手に自己主張ができる方法を紹介します。

打ち合わせで発表する女性
(c)Shutterstock.com

1:自己主張=わがままではないと知る

自己主張と聞くと、どうしても自分の意見を一方的に言い張るイメージが思い浮かび、良い印象がないという方も多いでしょう。しかし、自己主張を紐解いてみると、相手に不快だと伝えることや希望や要望を伝えることも、自己主張にあたることが分かります。

社会人として多くの人と関わる時、時には「本当はこうして欲しい」「本当はこう思っている」ということをきちんと伝えることも大事なことです。たとえ、相手が上司や先輩であっても、双方が平等に意見する権利があります。自己主張=わがままという思い込みをなくしてみましょう。

2:考えていることを整理する

自分の感情を言葉にして伝えるのが苦手な場合は、まずは自分の考えを整理してみましょう。スマホのメモや紙に書き出してみるのも良いですね。自分の考えや、そう考える理由などを書き出すことで頭の中が整理されていくでしょう。自分の伝えたいことが明確になれば、自己主張するのが難しく感じることも少なくなるはずです。

3:性格ではなく行動を変えるようにする

自己主張ができるようになるには、性格よりも行動を変えることがポイント。例えば、「企画会議では3回主張する」「初対面の相手には自分から名刺を渡してアピールする」など、具体的な行動を意識してみましょう。自分の主張を伝えるときは、穏やかな口調で伝える、相手の意見を否定しないことが大切です。お互いを尊重しあいながら意見を伝えられたら良いですね。

最後に

今回は、自己主張の意味から、自己主張が強い人・できない人の特徴についてみていきました。あなたはどちらのタイプに当てはまりましたか? 自己主張は強くても弱くても、問題を生じてしまう可能性があります。どちらか一方に偏らず、過度に自分の考えを押し付けないこと、そして、必要な場面で自分の意思を伝えることが大切です。不満なことを我慢せず、適切な言い方で上手に伝えられると良いですね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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