「嫌われ者」の英語表現
周りから嫌われている人のことを「嫌われ者」と呼びますよね。では、「嫌われ者」の英語表現にはどのようなものがあるのでしょうか。早速チェックしてみましょう。
1:hated person
嫌う、憎むは英語で“dislike”や“hate”というように表現します。“dislike”は好まないというニュアンスでよく使われており、“hate”の方が嫌いの度合いが強いと言えるでしょう。さらにひどく嫌っていることを表現する場合は“detest”を使います。
「嫌われ者」は“hate”を受け身にした“hated”を用いて、“hated person”というように表すことが多いでしょう。“dislike”や“detest”はどちらというと、「He is disliked/detested by everyone(彼は皆から嫌われている)」というように表現するのが一般的です。
2:nuisance
厄介者や邪魔者など、迷惑をかける人のことを意味します。嫌われ者という意味合いよりは、迷惑をかける人というニュアンスが強いかもしれません。日本では、公害や生活妨害など、他人の利益を侵害する行為のことを「ニューサンス」と言ったりもします。
「He is a nuisance in the neighborhood(彼は近所迷惑だ)」というような例文が作れるでしょう。
3:black sheep
ある集団の中にいる厄介者や面汚しにあたる人のことを言います。直訳すると「黒い羊」となりますが、白い羊の中で黒い羊が目立つことが由来となったそう。一種の比喩表現ですね。「He was a black sheep in my team(彼はこのチームで厄介者となっていた)」というように使います。
「嫌われ者」の特徴とは?
職場などの人付き合いが多い場では、「嫌われ者」が生まれてしまうこともよくあるでしょう。今回は、「嫌われ者」になってしまいやすい人の特徴を整理していきたいと思います。もし当てはまるものがあれば、あなたも少し気をつけた方が良いかもしれません。
1:プライドが高い
プライドが高く、周りの意見を聞き入れない人は、他人からの印象もあまり良くありません。プライドが高い人の特徴といえば、上から目線な言い方をしてくることや協調性が欠けていることが挙げられます。自信家な人はプライドが高くなる傾向にあるので、注意が必要かもしれません。
2:自己中心的
例えば、他人の話をさえぎって自分の話ばかりをしたり、周りを気遣わず自分だけのことを考えて行動したりしている人は周りに自己中心的な印象を与えます。一緒にいて居心地が悪い人とは自然と距離を置きたくなりますよね。自己中心的であることは自分では気づきにくいため、知らず知らずのうちに他人からそう思われてしまっている可能性もあるかもしれません。
3:礼儀が悪い
挨拶がちゃんとできていなかったり、「ありがとう」「ごめん」などが言えない人は、相手の気分を害してしまうことも多いでしょう。職場やママ友付き合いでは、やはり礼儀などのマナーができているかどうかが重要になってきます。基本的なことができているかどうか、一度自分を見つめ直してチェックしてみましょう。
4:言い訳をよくする
誰かからアドバイスや指摘をもらった時に言い訳をするのは控えましょう。「でも」を会話の中でよく使うことも、もしかすると相手の気分を悪くしてしまう原因となっているかもしれません。言われたことは素直に一度受け取ることを意識してみましょう。
5:マイナスな発言ばかりする
ある程度なら仕方ないですが、会話のほとんどが愚痴や悪口である人は一緒に話していて疲れてしまいます。また、自分自身の評価を下げることにも繋がるでしょう。「上手くいかない」「もう無理だ」などとネガティブな発言ばかりしてしまうのも、相手をあまり良い気分にさせません。
「嫌われ者」の末路とは?
さて、ここまで「嫌われ者」の特徴について解説しました。共感できるものもいくつかあったのではないでしょうか? 一度「嫌われ者」になってしまうと、そこから挽回するのは簡単なことではありません。「嫌われ者」になってしまった場合、その人の末路はどのようなものになるのでしょうか。
以下では「嫌われ者」が最終的にされてしまう対応を3つ挙げてみました。
1:距離を置かれる
「嫌われ者」になると、必ずと言って良いほど距離を置かれてしまうでしょう。例えば、向こうからは話しかけられなくなったり、仕事終わりの飲み会に誘われなくなったりなど…。以前まで仲良くしていた人でも、簡単に距離を置かれてしまいます。「嫌われ者」は周りの皆がどんどん離れいってしまうのです。
2:信用されなくなる
「嫌われ者」は信用も失います。やはり周りから慕われており、人望もある人には皆ついて行きたいと思いますよね。一方で「嫌われ者」は不信感をもって接されてしまうため、周りの信用度が下がってしまうのです。
3:噂が広まり孤立する
職場では特に、「嫌われ者」の噂は広まりやすいでしょう。同じ部署内ではもちろん、他の部署にも噂は広まるかしれません。つまり、「嫌われ者」になるということは嫌われた人と嫌った人の中だけで収まるのではなく、その他の場所へどんどん伝染してしまうのです。
なぜか嫌われる人へ。気をつけるべきこと4選
「嫌われ者」も好きで皆に嫌われている訳ではありません。自分でも気づかないうちに嫌われてしまっていたというケースが多いでしょう。そのため、なぜ嫌われたのか、理由が分からないという人もいるかもしれません。
ここでは、なぜ嫌われてしまうという人に向けて、気をつけるべきことを4つ紹介します。皆さんもぜひ普段から心がけておきましょう。
1:常に相手の立場に立って考える
これが一番大切なことかもしれません。誰しも自分が他人にされて嫌だと感じたり、不快に思ったことはあるはず。その経験をふまえて相手にとってどんなことが不快にさせる原因になるのか考えてみるとよいでしょう。
自分がされて嫌なことは、ほかの人も嫌がるはずです。なにか行動をする前に相手と自分の立場を置き換えて考えてみましょう。
2:人の話をよく聞く
ビジネスに限らず、どんな環境でも人の話を最後までしっかり聞くことは大切でしょう。嫌われてしまう人の多くは、会話中に相手に不信感を与えています。大げさに言えば、会話で自分の印象を良くも悪くも変えてしまうことができるのです。
3:自分に余裕を持つ
ストレスを抱え込んでいたり、何かに追われている時は自分自身に余裕が持てず、周りに当たってしまうこともあるかもしれません。マイナスな発言も多くなるでしょう。自分の感情がコントロールできなければ、周りの感情もコントロールできないのは当たり前です。まずは自分に余裕が持てるように努力するべきでしょう。
4:素直でいる
言い訳をしたり嘘をついたりする人よりも、素直な人の方が断然印象が良いですよね。たとえ仕事でミスをしたとしても、どうやり過ごすかを考えるのではなく、素直に受け止めてしっかり反省する方が、自分にとっても相手にとってもプラスになります。
最後に
今回は「嫌われ者」について解説しましたが、参考になりましたでしょうか? すぐになれてしまうけれど、一度なってしまうと挽回しにくいというのが「嫌われ者」の特徴です。そうならないために普段から思いやりや感謝の気持ちを持っておくことが大切でしょう。
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