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2025.10.06

「重用」の読み方は「じゅうよう」?|「重要」「重陽」との違いも解説

「重用(じゅうよう・ちゅうよう)」とは、「人を重要な職務や地位につかせて用いること」を意味します。この記事では、「重用」の意味や使い分け、例文、英語表現、よくある疑問と回答を紹介します。

この記事のサマリー

・「重用」は「じゅうよう」または「ちょうよう」と読みます。
・「重用」は人を重要な役職に任せること。
・物や手段に「重用」を使うのは誤りです。

会議で「Aさんを重用する方針です」と伝える際、読み方に迷ったことはありませんか?

この記事では、「重用」の正しい読み方を確認し、誤解しやすいポイント、類語との違い、実際に使える例文を紹介します。

「重用」の基本|読み方と意味

ここではまず、基本的な読み方と意味、そして似た言葉との違いを整理します。

「重用」の読み方と意味

「重用」は「重要な地位に取り立てること」を意味。「じゅうよう」もしくは「ちょうよう」と読みます。

辞書の記載を確認しておきましょう 。

じゅう‐よう〔ヂユウ‐〕【重用】
[名](スル)人を重要な職務や地位につかせて用いること。ちょうよう。
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

「重陽(ちょうよう)」「重要(じゅうよう)」との混同を回避

「重用」は人を役職に用いる意味で使います。

一方、「重陽(ちょうよう)」は五節句の一つ、「重要(じゅうよう)」は物事が大切であることを表す語です。字面や読み方から混同しやすいですが、意味は異なりますので、注意が必要です。

物への使用は原則避ける

「重用」は対象が人に限定されます。物や手段について述べるときは「重宝」「多用」などを選べば、誤解を避けることができるでしょう。

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ビジネスでの「重用」を使い分ける

人事や評価をめぐる言葉には、似ていても意味が異なる語が多くあるため、正確な言葉選びが大切です。

「登用(とうよう)」

「登用」は、人を官職などに取り立てたり、より高い地位に引き上げて用いることを指します。

例文:「A氏を部長に登用します」

「抜擢(ばってき)」

「抜擢」は、多くの人の中から特に選んで役目につけることです。

選抜を強調したいときに適しており、「若手を抜擢」と書くと印象深いですね。人材評価や人事ニュースなどでも頻繁に見聞きする語です。

「起用(きよう)」

「起用」は、それまで用いていなかった人を取り立てる意味です。

社外発表では「新規ポストに起用しました」と伝えるとシンプルでわかりやすいです。新しい顔ぶれを紹介するときにも向いています。

「重用」のやわらかい言い回し

「重用」は役職や責任の重さを強調したい際には適切ですが、異動の場面などでは受け手への配慮も欠かせません。

その場合は「主要ポストを担っていただく」「新体制の中心を任せる」といった表現を添えることで、配慮を示しながら伝えることができるでしょう。

参考:『デジタル大辞泉』(小学館)

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(c)Shutterstock.com

メール・会議ですぐ使える「重用」の例文

「重用」を用いた例文と、社内メール・社外発表・議事録など、現場ですぐに使える「登用」「起用」などを使った具体例を紹介します。

「政権は有能な人材を重用し、要職を任せた」

「重用」の基本的な使い方で、人を重要な役職に用いたことを伝える例文です。

すぐに使える文例集

以下は、シーン別に使える例文を集めました。

・社内通知メール「:人事異動のお知らせ:Aを営業部課長に登用します」
・社外リリースメール:「当社はAを新プロジェクトのリーダーに起用しました」
・報告文:「次期体制では、Bを中核人材として重用する方向です」
・議事録:「次期事業の推進役としてCを抜擢する案が提示された」
・稟議書:「Dの部長職登用について承認を求めます」

「重用」を英語で表現する

ここでは、『プログレッシブ英和・和英中辞典』に基づき、人事の場面での英語表現を整理します。

“appoint A as B” や “appoint A to B” で、誰かを特定の役職に任命すると表します。


“She was appointed to the board.”
(彼女は取締役に任命された。)

昇進を表す場合は “promote A to B” が適切です。

例文
“He was promoted to captain.”
(彼は大尉に昇進した。)

参考:『プログレッシブ英和辞典』、『プログレッシブ和英中辞典』(小学館)

「重用」に関するFAQ

ここでは、「重用」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。

Q1. 「重用」と「重要」は同じ意味ですか?

A. いいえ。

「重用」は人を重要な職務に用いることを指し、「重要」は物事が大切であることを表します。

Q2. 「重用」を物や手段に使ってもよいですか?

A. いいえ。

対象は人に限ります。物や手段には「重宝する」「多用する」などを使うのが適切です。

最後に

「重用」は、人を重要な職務に用いることを意味する言葉です。人事をめぐる表現には「登用」「抜擢」「起用」といった語があるので、それぞれの強調する意味を理解して使い分けることが大切です。

今日からのビジネスシーンで、迷わず安心して使える知識として役立ててください。

TOP画像/(c)Adobe stock

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