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2023.08.05

上司に「助かります」は避けるべき? ビジネスシーンでの使い方を解説

日常やビジネスシーンでよく使う「助かります」。実は上司や取引先、目上の方に使うのは避ける方がいいのを知っていますか? この記事では「助かります」の適切な使い方から、「助かります」の言い直し表現などを解説します。

「助かります」は上司に使える?

上司から手助けしてもらった時、「助かります」と返していませんか? 実は、「助かります」は上司や取引先、目上の方に使うのは避ける方がいいとされています。そうなると、どのような言葉を使えばいいか、わからなくなりますよね。

「助かります」はよく使う言葉なので、適切な使い方を把握しておくと便利です。相手に不快感を与えないにはどのような表現を使えばいいか、見ていきましょう。

「助かります」は人を選んで使うのがベター

「助かります」は丁寧な表現ですが、使う相手を選んだ方がいいとされています。「助かります」には、「自分への負担が少なくて済む」というニュアンスを含むため、上司や取引先、目上の方に使うのはふさわしくないとされているのです。

ただし、同僚や後輩、部下に向けて使うのはOK。「助かります」は人を選んで使う方が良い言葉であると認識しましょう。

「助かります」を適切に使うには?

ここからは、「助かります」の使い方について、ケース別に解説します。「助かります」を使っていいケースと、使わない方がいいケースを例文とともに見ていきましょう。

「助かります」を使えるケース

▷同僚や後輩に感謝を伝える
・この業務は初めてだったから、Aさんが手伝ってくれて助かりました。ありがとう。
・後輩のあなたにサポートしてもらえて、うれしかったです。ありがとう。

▷同僚や後輩に依頼する
・Aさんにこの業務を手伝ってもらえると助かります。お願いしていいですか?
・BさんとCさんには、資料作成をしてもらえると助かります。

同僚や後輩に向けて「助かります」を使うと、感謝や依頼を丁寧に伝えているように思えますよね。同僚や後輩にこの言葉を使うのは、適していると考えていいでしょう。

ハイタッチする女性たち
(c)Shutterstock.com

「助かります」を使わない方がいいケース

続いて、「助かります」を使わない方がいいケースも見ていきましょう。

▷取引先に対して感謝を伝える
・御社のD様には何かとご協力いただき、大変助かりました。

▷上司に対して、依頼をする
・部長、明日までにこの資料の確認をしていただけると助かります。

一見問題がないようにも思えますが、受け手によっては、上から目線で言われたと受け取られることも。取引先や上司、目上の方に対しては、「助かります」を別の表現に言い直すことをおすすめします。

「助かります」を別表現で言い直すには?

上司や取引先、目上の方に使える「助かります」の別表現についてチェックしていきましょう。言い直す際の参考にしてくださいね。

シンプルに「ありがとうございます」

何かをしてもらい、感謝を伝えるなら、シンプルに「ありがとうございます」と返せばいいでしょう。「ありがとうございます」は、人やシーンを選ぶことなく使える言葉。この言葉を言われて不快な気持ちになる人はいないでしょう。

《例文》
・御社には何かとご協力いただき、ありがとうございます。

より丁寧に伝えるなら「感謝申し上げます」

より丁寧に感謝を伝えたい場合は「感謝申し上げます」が適しています。文頭に「心より」「大変」のような言葉をつけることで、より気持ちが伝わるでしょう。

《例文》
・ご尽力を賜り、感謝申し上げます。
・いろいろと助けていただき、心より感謝申し上げます。

また、「お礼申し上げます」も、「助かります」の別表現として使うことができます。

メールや文書でよく使う「幸甚でございます」

「幸甚(こうじん)」は、「大変ありがたいこと」や「この上ない幸せ」の意味合いを持つ言葉。よりあらたまったシーンだと、この言葉を使うといいですね。

《例文》
・このプロジェクトにご賛同をいただければ幸甚でございます。
・この提案に対し、率直なご意見をいただけましたら幸甚でございます。

「幸甚でございます」は、会話などで使うというより、あらたまったメールや文書、手紙などでよく使われています。

お願いする時は「お願いいたします」

依頼の意味で「助かります」を使う場合は、「お願いいたします」に言い直すといいでしょう。「お願いいたします」はよく見聞きする言葉ですので、スムーズに言い直すことができるのではないでしょうか?

《例文》
・ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
・この資料をご確認いただきますよう、よろしくお願いいたします。

「幸いです」も使いやすい

「幸いです」も、「助かります」を言い直す際に使いやすいでしょう。「幸いです」は、やわらかく依頼の気持ちを伝えるのに適しています。

《例文》
・〇日までにご回答いただけましたら幸いです。
・ご都合の良い日時をいくつかお伝えいただければ幸いです。

上記以外に、「~していただけませんか?」や「~していただけますか?」も使いやすくておすすめです。

男性に頭をさげる女性
(c)Shutterstock.com

「助かります」と言われた時の返事は?

上司や目上の方、取引先から「助かります」と言われたら、どのような返事をすればいいかについても見ていきましょう。よく使われている表現をピックアップします。

感謝された時の返事例

感謝の意味合いで「助かります」と言われたら、次のように返事をするといいでしょう。

・お役に立てて何よりでございます。
・お役に立てて光栄です。
・恐れ入ります。

相手の役に立てたことを喜ぶ気持ちを素直に伝えるといいですね。「恐れ入ります」は謙遜しながら、感謝の気持ちを伝える際によく使われます。

依頼された時の返事例

「~してもらえると助かります」と言われ、承諾する場合は、次のような返事ができます。

・かしこまりました。
・承知いたしました。
・喜んで~させていただきます。

上記の言葉は、「わかりました」よりも丁寧な印象を与えることができるため、使い慣れておくといいですね。

依頼を断る場合についてもチェックしておきましょう。

・大変申し訳ございません。あいにくその日は出張の予定がございます。
・良いご提案をいただきありがとうございました。上長と検討させていただいたのですが…。

依頼を断る場合、いきなり断るのではなく、クッション言葉を上手く活用することをおすすめします。相手を気遣う表現になるため、言葉の印象を和らげることにつながるからです。

OKの積み木
(c)Shutterstock.com

最後に

「助かります」はビジネスシーンだけでなく、日常でもよく使われている表現。丁寧な表現ですが、実は上司や取引先、目上の方に対しては使わない方がいいとされています。「助かります」を別表現にして言い直し、適した言葉で気持ちを伝えるようにしてくださいね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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