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2023.06.15

クリエイティブとは? 言葉の意味や英語表現をわかりやすく解説!

クリエイティブとは英語の「creative」が語源で、「創造的」「独創的」という意味です。広告業界においては、広告の製作物のことを表します。当記事では、クリエイティブな人の性格や特徴、クリエイティブな職種などを解説。

「クリエイティブな仕事」「クリエイティブな人」などと、日常生活からビジネスシーンまで、さまざまな場面で耳にするクリエイティブという言葉。しかし、そもそも「クリエイティブってどんな意味?」と疑問に思う方もいるかもしれません。当記事では、クリエイティブの言葉の意味や、クリエイティブな人とはどんな特徴があるのかなどについて紹介します。

「クリエイティブ」とは?

クリエイティブには、一般的に使われる意味と広告業界で使われる意味の、2つの意味があります。ここでは、「クリエイティブ」という言葉にフォーカスをあてて詳しく見ていきましょう。

ひらめき
(c)Shutterstock.com

意味

一般的に使われる「クリエイティブ」(「クリエーティブ」と表記されることも)とは、「創造的」「独創的」という意味。より詳しく説明すると、「独創的なアイデアをもとに、新たなものを生み出すさま」のことです。「創造的」「独創的」といった意味合いの時は、「クリエイティブな業種」「クリエイティブな人」などと、形容詞として使われます。

一方、広告業界で使われる「クリエイティブ」とは、「製作物」のこと。例えば、バナー広告やテキスト広告、メール広告などです。そのほかにも、広告の素材や制作部門についても「クリエイティブ」と言うことがあります。広告業界で「クリエイティブ」が使われる時は、「クリエイティブの制作を進める」「クリエイティブを確認する」などと、名詞で用いられるのが一般的です。

類語・言い換え表現

「クリエイティブ」を別の言葉で表現したい時には、既述ですが「創造的」「独創的」を使いましょう。そのほか、「クリエイティブ」の名詞である「クリエイティビティ」も類語です。その際は、「クリエイティビティのある人」などと、名詞として使ってくださいね。

また、広告業界においては、「広告素材」「製作物」などが言い換え表現です。

英語表現

「クリエイティブ」は、もともと英語の「creative」が語源です。「creative」は、「創造性のある」「独創的な」という意味であり、カタカナ語の「クリエイティブ」の意味と違いはありません。

クリエイティブな人の性格や特徴は?

クリエイティブな才能とは、具体的にどのようなものなのでしょうか? 「自分もクリエイティブな人になりたい!」と思う方は、以下に紹介することを意識してみるといいかもしれません。

1:好奇心と探究心を兼ね備えている

クリエイティブな人は、さまざまなことに興味を持っています。いつも刺激を求めて行動し、新しいことからインスピレーションを得ているのです。加えて、興味を持ったことがあれば、とことん追求する傾向もあります。

携帯電話をみてほほ笑む女性
(c)Shutterstock.com

2:観察力がある

クリエイティブな人は観察力があり、物事のちょっとした違いにも気づきます。こうした観察眼があるため、さまざまな物事からアイデアを得られるのです。

3:新しいものを生み出す忍耐力がある

アイデアをアイデアで終わらせないのも、クリエイティブな人の特徴の一つ。アイデアをカタチにするために、また満足のいくものをつくるためには努力を怠りません。

4:実用性のある解決策を出せる

クリエイティブな人は、現実的な問題に直面した時、豊かな想像力を活かして新たな解決策を導き出せることも。それは、周囲が考えつかなかったような独創的な解決策であることが多いでしょう。

5:オリジナリティーにこだわる

オリジナリティーを大切にしているのも、クリエイティブな人に多い特徴。「他の人と同じことをしたくない」という気持ちが強く、ユニークなアイデアや作品にこだわります。

クリエイティブ力が求められる産業や仕事とは?

アイデアを活かしたり、何かをつくる仕事に憧れる人も多いかもしれません。ここでは、クリエイティブな力を活かせる産業や仕事を紹介します。

産業

経済産業省が定義する「クリエイティブ産業」は、以下の9つです。これらは、「クリエイティビティが加わることによって、市場から選ばれるようになる産業」と同省は述べます。

・食(加工食品や食器など)
・地域産品
・ファッション
・すまい(建築やインテリア)
・観光(観光地やホテルなど)
・コンテンツ(映画、音楽、出版、ゲームなど)
・広告
・アート
・デザイン

参考:「クリエイティブ産業に係る知的財産権等の侵害実態調査 及び創作環境等の整備のための調査 報告書サマリー」(野村総合研究所)

デスクでメモをとる女性
(c)Shutterstock.com

クリエイティブな仕事は、大まかに分類すると「デザイナー・クリエイター系」「ディレクター系」などがあります。以下に、クリエイティブな職をいくつか紹介しましょう。

■デザイナー・クリエイター系

・Webデザイナー… Web広告やホームページなど、Web関連のデザインを行います。
・グラフィックデザイナー… 出版物の表紙やポスターなど、紙関連のデザインを行います。
・イラストレーター… 雑誌やWebサイトなどに使われるイラストを制作します。

■ディレクター系

・プランナー… プランナーとは、クライアントの要望に応じて、企画立案を行う仕事です。
・Webディレクター… Webサイトの制作や進行管理、企画立案をすることもあります。
・クリエイティブディレクター… クリエイティブディレクターとは、広告制作の責任者です。

「クリエイティブ」がつく言葉の意味を解説

「クリエイティブ」という言葉は、さまざまなツールやサービスの名称に使われています。ここでは、「クリエイティブ」がつく言葉を2つピックアップして解説。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)とは、「この使い方であれば、この作品を自由に使ってもいいですよ」と意思表示をするためのツールのこと。クリエイター自身が著作権ルールを設定することで、Web上での著作権トラブルを防ぐことができます。

アドビクリエイティブクラウド(Adobe Creative Cloud)

アドビクリエイティブクラウドとは、Adobe製品を利用できるサブスクリプションサービスのこと。PhotoshopやIllustratorなどのアプリをパソコンにインストールして使えます。最大2台まで利用できるので、会社のパソコンと自宅用のパソコン両方にインストールするといった使い方も可能です。

最後に

当記事では、「クリエイティブ」という言葉について解説しました。一般的に使われる時と広告業界で使われる時では、意味が異なる場合があります。そのため、文脈からどちらの意味なのかを判断するようにしましょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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