明太子のカロリーと糖質量
100gあたりのカロリーと糖質量
明太子の100gあたりのカロリーと糖質量は以下。
カロリー | 糖質量 | |
---|---|---|
明太子(100g) | 131kcal | 0.4g |
ちなみに明太子とはスケトウダラの卵巣を塩蔵したもの。呼び名が違うだけで、たらこと同じものです。
呼び名が違うのは「タラの子」が「タラ子」に縮まり「たらこ」と呼ばれるようになった一方で、韓国ではスケトウダラを「明太(ミョンテ)」と呼ぶことから、「明太(ミョンテ)の子」→「明太子」として伝わった背景があるのだそう。
つまり、たらこと明太子は同じもの。
「明太子=辛子明太子」と認識されることが多いのは、福岡の有名メーカーが辛く味付けした辛子明太子を「明太子」として販売したことがはじまりとされています。
諸説ありますが、この記事では「明太子=たらこ」「明太子≠辛子明太子」として扱います。
明太子1腹あたりのカロリーと糖質量
明太子の100gあたりのカロリーと糖質量がわかりましたが、100gとは一体どれくらいなのでしょうか?
ものによりますが、大きめサイズの明太子1腹で50g前後なので、100gはちょうど大きめの明太子2腹分となります。サイズ別のカロリーと糖質量を表にまとめてみました。
カロリー | 糖質量 | |
---|---|---|
明太子小サイズ1腹(25g) | 33kcal | 0.1g |
明太子中サイズ1腹(35g) | 46kcal | 0.1g |
明太子大サイズ1腹(50g) | 66kcal | 0.2g |
辛子明太子とのカロリー・糖質比較
先ほど別物であると説明した辛子明太子と、カロリー・糖質量を比較してみましょう。100gあたりの量で比べてみます。
カロリー | 糖質量 | |
---|---|---|
明太子(100g) | 131kcal | 0.4g |
辛子明太子(100g) | 121kcal | 3.0g |
唐辛子が含まれる分、辛子明太子の糖質は若干上がります。
おにぎりに含まれる明太子のカロリーと糖質量は?
おにぎりの具として明太子を入れる場合、カロリーと糖質量はどれくらいになるのでしょうか。明太子を10g入れると仮定して計算していきます。
カロリー | 糖質量 | |
---|---|---|
明太子(10g) | 13kcal | 0.0g |
白米(100g) | 156kcal | 35.6g |
焼きのり(1g) | 3kcal | 0.1g |
おにぎりとして食べた場合のカロリーは172kcal、糖質量は35.7gとなります。白米の量が増えれば当然全体のカロリーもアップするため、お茶碗一杯(150g)の白米に明太子を添えて食べる場合は、その分数値も上がります。
明太子とその他魚卵を比較
いくらや数の子などと比較
明太子のカロリーと糖質量は、その他魚卵に比べて高いのか低いのか、いくらや数の子などと比較してみましょう。すべて100gあたりで見ていきます。
カロリー | 糖質量 | |
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明太子 | 131kcal | 0.4g |
いくら | 252kcal | 0.2g |
数の子 | 139kcal | 0.2g |
筋子 | 263kcal | 0.9g |
全体的に糖質はほとんど含まれていませんね。明太子はその他魚卵の中ではカロリーも低めであることがわかります。
太らない? 明太子の栄養素
明太子はタンパク質が豊富な食材
明太子には100gあたり24.0gものタンパク質が含まれています。糖質は低い食品なので、低糖質で高タンパク質な食材です。
低糖質高タンパク質で知られる鶏むね肉(皮なし)のタンパク質量が、100gあたり24.4gなので、この数値は優秀です。
とはいえ、明太子100gはかなりの量。中サイズの明太子なら3腹分になります。
そのため、明太子だけでタンパク質を摂取しようとすることはおすすめしません。「タンパク質がちょっと足りないな」と感じたときに、ごはんのお供として明太子を添えたり、コンビニで選ぶおにぎりの具を明太子にしたりして、“足りない分を補う”位置付けで取り入れるとよいでしょう。
タンパク質は筋肉を作るもととなるだけでなく、肌や髪、爪を作ったり免疫力を高めてくれたりする重要な栄養素です。ダイエット中はとくに積極的に摂りたい栄養素なので、上手に取り入れましょう。
塩分がむくみの原因になる可能性も…
明太子100gには、4.6gもの塩分が含まれています。大きめの明太子1腹(50g)食べた場合、それだけで2.3g摂取することになります。
厚生労働省が定める1日の食塩摂取量は、男性で7.5g未満、女性で6.5g未満。
食事に含まれる塩分は明太子だけではありませんので、3食トータルの食塩量を考えると、たった1本で1日の食塩摂取量の3分の1以上を占めてしまう明太子は、大量に食べてもよいとは言えません。
塩分はむくみにつながる一因です。
むくみを引き起こすと見た目がパンパンになってしまうだけでなく、血流やリンパの流れが滞り代謝にも影響する可能性が。これが冷えにつながり結果、痩せにくい身体ができあがってしまう恐れがあるのです。
明太子はダイエットの補助食品として活用しよう
通常食べる分にはそれほどカロリーが高くないうえ糖質も低く、高タンパク質な明太子。ダイエットにうってつけな食品だと目をつけた方も多いかもしれませんが、食塩相当量が高く、食べ過ぎによるリスクには十分注意したい食べ物です。不足したタンパク質を摂取する補助的な役割として取り入れ、上手においしく食べましょう。
りの
栄養士・運動実践指導者・ダイビングインストラクターとしてフォットネス業界に10年勤務。趣味は筋トレと海外旅行(渡航国数50カ国以上)。現在はWebライターとして世界中でノマドライフを満喫中。著書『拝啓、世界であわてふためく女子たちへ』。