ちくわのカロリーと糖質量
重さ別・ちくわのカロリーと糖質量
ちくわ100gあたりのカロリーは119kcal、糖質は13.5gです。
メーカーによって重さは異なりますが、長さ10cm程度の5本セットで売られているちくわの場合、重量はおよそ30g。1本食べた場合のカロリーは36kcal、糖質は4.1gです。
カロリー | 糖質量 | |
---|---|---|
ちくわ(100g) | 119kcal | 13.5g |
ちくわ1本(30g) | 36kcal | 4.1g |
“ちくわぶ”はちくわよりも高カロリー
ちなみに、ちくわぶ100gあたりのカロリーは160kcal、糖質29.5gと、ちくわよりも高カロリー。
カロリー | 糖質量 | |
---|---|---|
ちくわ(100g) | 119kcal | 13.5g |
ちくわぶ(100g) | 160kcal | 29.5g |
「ちくわ」と「ちくわぶ」、同じものだと思っている方は多いかもしれませんが、ちくわが魚のすり身を使って作られた食品に対し、ちくわぶは小麦粉を練って作られた食品のことを指します。
実は原料が異なるのです。
ちくわぶは私たちの身近なところでいうと、おでんの具材として使われることが多く、ちくわよりももちもちとした食感が特徴的。一方ちくわは、プリプリとした食感で旨みが強いのが特徴です。
その他練り物との比較
はんぺん・さつま揚げ・かまぼこ・魚肉ソーセージと比較
ちくわと同じ練り物食品同士で、カロリーと糖質を比較してみます(すべて100g)。
カロリー | 糖質量 | |
---|---|---|
ちくわ | 119kcal | 13.5g |
はんぺん | 93kcal | 11.4g |
さつま揚げ | 135kcal | 13.9g |
かまぼこ | 93kcal | 9.7g |
魚肉ソーセージ | 158kcal | 12.6g |
この中でははんぺんとかまぼこが低カロリー・低糖質、魚肉ソーセージが高カロリー、さつま揚げが高糖質であることがわかります。
ちくわに含まれる栄養素
タンパク質が豊富
ちくわに含まれる、カロリーと糖質以外の栄養素は以下(100gあたり)。
ちくわ(100g)に含まれる栄養素 | |
---|---|
タンパク質 | 12.2g |
脂質 | 2.0g |
カルシウム | 15.0mg |
鉄 | 1.0mg |
特筆すべきはタンパク質でしょう。
ちくわ1本(30g)に含まれているタンパク質は、3.7g。これだけをタンパク源と考えるのは無理がありますが、足りないタンパク質を補うにはちょうどいい食材です。
ちくわの原料は白身魚です。ちくわ1本あたりの脂質はわずか0.6gなので、低脂肪・高タンパク質な食材といえます。
塩分に注意が必要
低脂肪・高タンパク質であるちくわですが、塩分には注意しなければなりません。
ちくわ1本(30g)に含まれる塩分はおよそ0.6g。厚生労働省が定める1日の食塩摂取量は、男性7.5g未満、女性6.5g未満であるため、5本セットの1袋を完食すると、ちくわだけで1日の食塩摂取量目安の半分近くを摂ってしまう計算になります。
そのため、いくら低脂肪・高タンパク質食材でも食べ過ぎは厳禁。ただでさえ日本人は食塩摂取量の平均が、目安よりも2gほどオーバーしています。
ちくわを食べる際は食べ過ぎはもちろん、醤油や味噌など塩分高めの調味料を控えたり、カリウムを多く含む野菜やフルーツを摂ったりして食塩の過剰摂取に注意しましょう。
調理をしないそのままのちくわを1日1本摂取する程度なら、過度な心配はいりません。
おいしいちくわレシピ
チーズちくわかちゅー湯
【材料】
ちくわ:1/2本
粉チーズ:大さじ2
長ねぎ:適量
厚削り:5g
味噌:大さじ1/2
熱湯:カップ3/4
【作り方】
1. ちくわを輪切りに、長ねぎをみじん切りにする。
2. お椀に味噌と粉チーズ、厚削り、ちくわ、長ねぎを入れる。
3. 熱湯を注いでしっかり混ぜ合わせたら完成。
今すぐできる“だしダイエット”! かつお節で「かちゅー湯」レシピ6選
ちくわチーズ
【材料】
無垢チェダー味:2個
ちくわ:2本
海苔(8切):3枚
【作り方】
1. 海苔を半分に、無垢チェダー味とちくわをそれぞれ6等分に切る。
2. ちくわに無垢チェダー味をつめる。
3. 海苔に2をのせていただく。
急に“家飲み”になっても平気♡ スーパーで買える「チーズおつまみ」で簡単アレンジ6選
ちくわは食べ過ぎに注意
ちくわ1本あたりのカロリーは36kcal。脂質が低くタンパク質が多い食品なので、ダイエット中も食べやすい食品です。ただし、ちくわは塩分が高めの食品でもあります。過剰な塩分摂取は食欲を増進させたりむくみを誘発したり、さらには病気の危険性を高める可能性もあるので、できるだけ抑えたいもの。食べ過ぎには十分注意し、おやつ代わりに取り入れたり、もう一品ほしいというときの副菜に活用したりして、適量をおいしくいただきましょう。
りの
栄養士・運動実践指導者・ダイビングインストラクターとしてフォットネス業界に10年勤務。趣味は筋トレと海外旅行(渡航国数50カ国以上)。現在はWebライターとして世界中でノマドライフを満喫中。著書『拝啓、世界であわてふためく女子たちへ』。