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2023.05.18

旧姓併記って何? 旧姓併記のメリットや手続き方法も知っておこう!

改姓をしても、旧姓併記の手続きをしておくと、公的書類に旧姓を記載することが可能です。旧姓をわかるようにしておきたい人には便利かもしれません。この記事では、旧姓併記で生じるメリットや手続きについて紹介します。

旧姓併記って何? 便利な理由について

結婚などで姓を変えると、旧姓が消えるような気がして、躊躇してしまうという人もいるでしょう。大好きなパートナーの姓を名乗りたいと思う一方で、旧姓を大切にしたい気持ちがあると、改姓の手続きを負担に感じるかもしれません。また、姓の変更は、何かと不便なことがありそうで面倒というイメージもありますよね。

そのような場合に旧姓併記の申請をしておくと、何かと便利ですので、検討するといいかもしれません。旧姓併記をしたい人は、戸籍全部・個人事項証明書(戸籍謄本・抄本)を事前に用意しておいてください。申請に必要になります。なお、戸籍全部・個人事項証明書(戸籍謄本・抄本)は、本籍地のある市区町村で発行できます。

ここからは、総務省公式ページの「住民票、マイナンバーカード等への旧氏の併記について」に沿い、旧姓併記について紹介します。

旧姓併記が可能な公的書類って?

申込み手続きや確認などで必ずと言っていいほど提出を求められる公的書類ですが、旧姓併記をしておくことで、何かと便利なことがあります。公的な書類だと、次の書類については、旧姓併記をすることが可能。

・住民票
・マイナンバーカード
・印鑑登録証明書
・運転免許証
・パスポート
・登記簿謄本や登記事項証明書など

住民票やマイナンバーカード、印鑑登録証明書への旧姓併記は、お住まいの市区町村で手続きできます。パスポートに旧姓併記をする場合は、パスポートを再発行することになりますので、その点は注意してくださいね。

カード類とおかね
(c)Shutterstock.com

旧姓併記をするメリットやデメリットには何がある?

旧姓併記のメリットやデメリットについて知っておくと、何かと役立つことがあります。ここからは、旧姓併記をするメリットやデメリットを確認していきましょう。

公的書類に旧姓併記をするメリット

旧姓併記にはさまざまなメリットがあります。特に仕事などで旧姓を引き続き使用する人は、旧姓併記をしておくことで証明できることも多く、便利です。

また、次のような場合も、旧姓併記をした公的書類があれば、手続きや確認がスムーズになるでしょう。

・旧姓で届いた荷物や郵便を受け取る際に公的証明書が必要な場合
・仕事などで引き続き旧姓を使う場合
・資格証や会員証の確認や変更手続き
・携帯電話の名義変更や契約変更手続き
・銀行口座やクレジットカードの名義変更手続き

なお、旧姓名義の銀行口座やクレジットカードをそのまま使い続けたい場合に、旧姓併記の公的書類が必要という情報もあります。しかし、旧姓名義の口座やカードを継続利用できるかどうかの判断は、銀行またはクレジットカード会社によって異なるもの。詳しいことは、契約している銀行またはクレジットカード会社に問い合わせてみてくださいね。

公的書類に旧姓併記をするデメリット

公的書類に旧姓併記をするデメリットについても確認しましょう。大きなデメリットと言えることはあまりないかもしれませんが、次のことには注意してください。

・旧姓併記をすると、姓を変更したことが明確にわかる
公的書類は、明確に旧姓の併記をすることがほとんどです。プライバシーを知られるのが気になる人は注意した方がいいでしょう。

・住民票は旧姓の省略ができない
住民票は記載事項を選ぶことができますが、旧姓を省略した住民票を取得することはできません。

公的書類に旧姓併記をする場合の手続きとは?

旧姓併記の手続きについても、チェックしておきましょう。ここでは、個人がよく利用する公的書類の手続きを解説します。

住民票・マイナンバーカード

住民票やマイナンバーカードに旧姓併記をする場合、以下のような手順の手続きになります。

<住民票>
1:旧姓が記載された戸籍全部・個人事項証明書(戸籍謄本・抄本)を用意
2:戸籍全部・個人事項証明書(戸籍謄本・抄本)とマイナンバーカードを持参し、住所地の市区町村担当窓口で旧姓併記の申請をする

マイナンバーカードがない人は、運転免許証などの本人確認書類が必要になる場合があります。

<マイナンバーカードを持っていない場合>
1:住民票に旧姓を併記する手続きをする
2:マイナンバーカードがない人は、オンラインなどで交付申請をする
3:自宅へ届いたマイナンバー交付通知書と通知カード、本人確認書類を持ち、住所地の市町村窓口でマイナンバーカード交付手続きをする

なお、マイナンバーカードを既に持っている場合は、住民票の手続き後、マイナンバーカードの追記欄に旧姓併記されます。

木の積み木でNAME
(c)Shutterstock.com

運転免許証の場合

運転免許証に旧姓併記をする場合の手続きについても見ていきましょう。運転免許証の旧姓併記の申請ができる場所は、運転免許試験場や免許更新センター、更新ができる管轄の警察署です。運転免許証の場合、旧姓併記のある住民票の写しやマイナンバーカードが手続きに必要です。

運転免許証の旧姓併記がされる場所は、免許証の更新や交付の有無で変わります。

運転免許証の更新や交付がある:免許証の表面
運転免許証の更新や交付がない:免許証の裏面

パスポートの場合

パスポートに旧姓併記をする場合も、旧姓併記された住民票写し、もしくはマイナンバーカードが必要です。パスポートの旧姓記載は、旅券の身分事項ページにされ、旧姓は英語で表記されます。

旧姓併記で知っておきたいこと

公的書類に旧姓併記をすることを検討していたり、旧姓併記をするかどうか迷っているという人は、次のことも知っておくといいかもしれません。

旧姓併記は消せない?

旧姓併記の削除を申し出れば、削除してくれます。また、姓の変更が生じた場合に限り、過去に名乗った旧姓の中から1つを選択して、再度併記が可能。

転居で市区町村が変わる場合、手続きは要る?

別の市区町村に転居した場合、新たな申請をする必要はありません。旧姓併記は手続きなしで、新しい市区町村に引き継がれます。

デスクに座って笑顔の女性
(c)Shutterstock.com

最後に

結婚などで改姓するけれど、公的書類に旧姓を記載したいという希望がある人は、旧姓併記の手続きをしてください。運転免許証やパスポートなどにも旧姓併記をしたい場合は、手続きに旧姓併記済みの住民票かマイナンバーカードが要ります。旧姓併記は、希望すれば公的書類から削除できますよ。旧姓併記により生じるメリットもあるので、旧姓を大切にしたい人や、仕事で旧姓を使うという人は、ぜひ検討してみてくださいね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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